【カーオーディオ・ユニット選びの極意】Section 01「スピーカー・タイプ解説」#06「パッシブクロスオーバーネットワークを見極める その2」 | Push on! Mycar-life

【カーオーディオ・ユニット選びの極意】Section 01「スピーカー・タイプ解説」#06「パッシブクロスオーバーネットワークを見極める その2」

カーオーディオのユニット選びにおける勘所を解説している。まずは、スピーカー選びの指針となるように、スピーカーのタイプ解説を行っている。今週は先週に引き続いて、「パッシブクロスオーバーネットワーク」の見極め方について掘り下げていく。

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カーオーディオのユニット選びにおける勘所を解説している。まずは、スピーカー選びの指針となるように、スピーカーのタイプ解説を行っている。今週は先週に引き続いて、「パッシブクロスオーバーネットワーク」の見極め方について掘り下げていく。

2ウェイコンポーネントスピーカーの多くは、「パッシブクロスオーバーネットワーク」が付属している。そしてこの「パッシブクロスオーバーネットワーク」も、ものによってタイプや機能が異なっているので、そこを見極めることも、スピーカー選びの参考になる。

というわけで先週は、どのようなタイプがあるのかを解説し、最後に「バイアンプ対応」モデルがあることをご紹介した。

ところで「バイアンプ対応」であると、とある裏ワザを適用できる。今週はそれについて解説していく。

それは、簡易的な「タイムアライメント」を搭載したナビで使えるワザである。簡易的な「タイムアライメント」機能というのは、フロントスピーカーとリアスピーカーの「タイムアライメント」調整が行えるものの、フロント2ウェイスピーカーのトゥイーターとミッドウーファーを個別にコントロールできないタイプのことを指す。

しかし、「パッシブクロスオーバーネットワーク」が“バイアンプ対応”であると、トゥイーターとミッドウーファーを個別にコントロールすることが可能となるのだ。

リアスピーカー出力を、“バイアンプ対応”パッシブのトゥイーター入力端子に接続し、フロントスピーカー出力を、ミッドウーファー入力端子に接続する。こうすることで、リア出力をトゥイーターchとして、フロント出力をミッドウーファーchとしてコントロールできるようになるのである。

これにより、普通のナビヘッドが、ハイエンド・カーオーディオメインユニットに昇華する、という次第なのである。

もし、お使いのナビヘッドに簡易的な「タイムアライメント」機能が搭載されているのなら、スピーカーは“バイアンプ対応”パッシブを同梱しているものから選ぶと、システム運用の選択肢が広がる。

“バイアンプ対応”パッシブは、スピーカーの性能を、より幅広く引き出すことが可能だ。スピーカー選びをする際には、“バイアンプ対応”パッシブかどうかをチェックすることを、お忘れなきように。

《太田祥三》

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