愛車のサウンドがガラリ一変! オーディオテクニカの『アクワイエ・ドアチューニングハイグレードキット』でDIYの醍醐味を満喫♪ | Push on! Mycar-life

愛車のサウンドがガラリ一変! オーディオテクニカの『アクワイエ・ドアチューニングハイグレードキット』でDIYの醍醐味を満喫♪

カーオーディオの音を良くしたいと考えたとき、方法はいくつか考えられる。スピーカー交換、サウンドチューニング、サブウーファーの導入etc.。もう1つ、相当に有効な方法がある。それは『ドアチューニング』というアプローチだ。

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『オーディオテクニカ・ドアチューニングハイグレードキット AT7505R』で、“ドアチューニング”を施した、完成状態。
  • 『オーディオテクニカ・ドアチューニングハイグレードキット AT7505R』で、“ドアチューニング”を施した、完成状態。
  • 『オーディオテクニカ・ドアチューニングハイグレードキット AT7505R』(税抜価格:3万円)の、全キット内容。
  • 作業前のドア。まずは内張りパネルを外していく。
  • 最初に“隠しネジ”を外す。“隠しネジ”がどこに設定されているかについては、カーディーラー等で要確認。
  • 隠しネジを外し終わったら、一気にパネルを外そう。下側から外していくのがセオリーだ。大胆かつ慎重に行うべし。
  • 内張りパネルを外し終わったところ。雨水の浸入を防ぐためのビニールシートが貼られているので、次にはこれを取り外す。
  • ビニールシートを取り外すと、ご覧のような“ブチルゴム”が鉄板側に残る。次には、これを取り除く作業に入っていく。
  • かたまり状に残っている“ブチルゴム”は、ガムテープを使うと取りやすい。とはいえ、この作業には根気が必要。粘り強く取り組もう。

カーオーディオの音を良くしたいと考えたとき、方法はいくつか考えられる。スピーカー交換、サウンドチューニング、サブウーファーの導入etc.。もう1つ、相当に有効な方法がある。それは『ドアチューニング』というアプローチだ。

■スピーカーユニットが“箱”に取り付けられて初めて、スピーカーとして完成する。

『ドアチューニング』とは、「ドア内部の音響的コンディションを整える行為」である。「スピーカーを作る行為」と言い換えることもできる。

ところで。

ホームオーディオのスピーカーを思い出していただきたい。スピーカーユニットが“箱(エンクロージャー)”に装着された状態で販売されている。スピーカーとは、“箱”があって初めて機能するものなのだ。

“箱”には役割がいくつかある。中でももっとも大きな役割は、「スピーカーの裏側から出る音を封じ込めること」である。音は、スピーカーユニットの振動板(コーン)が前後に動くことで発せられるのだが、それは、振動板の前側でも後ろ側でも起こっている。そしてもし、この“後ろ側から発せられる音”が前側に回り込んでくると…。非常にやっかいな現象が引き起こされることとなる。

それは、“キャンセリング”だ。前側から発せられる音と、後ろ側から発せられる音は、耳で聴くと同じ音なのだが、実は、波形的には真逆な状態なのである。そして波形が真逆な音は、混ざり合うとお互いを“打ち消し合う”。しかし“箱”があれば、裏側の音が表側に回り込むことはない。“キャンセリング”を阻止できるのだ。

スピーカーの“箱”にはさらに、スピーカーユニットをしっかり固定する役割や、音質をチューニングする役割もある(形や素材、あるいは中に入れられる吸音材等を工夫することでそれは行われる)。すなわち“箱”も、れっきとした“音響機器”であるわけだ。スピーカーユニットが高度な技術が注ぎ込まれて作られる精密機械であるのと同様に、“箱”もまた、緻密に設計されて作られる、ある意味立派な“精密機械”なのである。

■“音響機器”としてコンディションが劣悪なドア内部を、『チューニング』で改善。

さて、カーオーディオについて考えていこう。

カーオーディオでは、スピーカーユニットが単体で販売されている。その状態ではまだ、スピーカーとしては半完成品だ。ドアに取り付けてようやく完成品となるのである。

ところが…。

クルマのドアはそもそも“音響機器”ではない。何1つ、音にとってよかれと思って作られていないのだ。

そこで存在感を発揮するのが、『ドアチューニング』だ。オーディオ機器としては劣悪な環境であるクルマのドアの内部を、“音響機器”として作り直していく必要がある、その行為がまさに、『ドアチューニング』なのである。

なお、『ドアチューニング』を行える製品はさまざまあるが、特に注目すべきアイテムが、1つある。それは、「オーディオテクニカ」の『AquieT(アクワイエ)・ドアチューニングハイグレードキット』だ。

注目すべきポイントは主に3つある。1つ目は、「素材が優良であること」だ。同キットに収められている各部材で使われている素材はほぼすべて、『アクワイエ』のために開発された専用素材だ。同社の音響機器メーカーとしてのノウハウが注ぎ込まれ、生み出されているのである。

2つ目のポイントは、「キット構成が的確であること」だ。多彩な部材が適材適所で確実に効果を発揮していくので、結果、総合的にドア内部の音響環境を整えていくことが可能だ。“かゆいところに手が届く”的な、充実の部材構成なのである。

3つ目のポイントは、「作業性が高いこと」。例えば、“ヴァージンブチルゴム”が使われている「制振材」。高比重な“ヴァージンブチルゴム”が採用されているのだが、この素材は制振効果が高いだけでなく、“温めなくてもしっかり貼れる”ことや、“ハサミでも切りやすく、刃に付きにくい”という特長も持っている。ビギナーにも扱いやすい。その他の部材も、作業性が十二分に考慮されている。さらには、便利な専用ヘラまでセットされている(ユーザーの間では、これが使いやすいと評判だ)。

■創意工夫を発揮し効果をコントロールできるようになってくると、楽しさは倍増する。

なお『ドアチューニング』は、安全性を重んじるならば購入した販売店に作業を依頼してほしいところだが、自分でやってみても楽しめるジャンルでもある。DIYの醍醐味が味わえるのだ。ドアの内張りパネルをはがす作業が、慣れていない人にとっては少々難易度が高いが、それ以外は、電気の知識や、メカの知識がなくても行える。そして、施工後の効果もわかりやすいので、達成感も大きい。さらには、いろいろと創意工夫を発揮できるあたりも魅力といえる。やり方を変えることで効果をコントロールすることも可能なのだ。それができるようになってくると、どっぷりと楽しさにハマれるはずだ。

細かな作業方法は、キットに同梱されている「説明書」に記載されているが、要所要所でのコツと、各部材の効果等々を、写真とともに解説していく。それぞれの写真をクリックしていただいて、写真に添えたキャプションをお読みいただきたい。

お使いのスピーカーが純正スピーカーのままであったとしても、『ドアチューニング』を施すことで、サウンドクオリティはガラリと一変する。市販スピーカーに交換した上でこれを行えば、スピーカーの能力をさらに引き出すことが可能となる。

クルマの中でもっと良い音で音楽を楽しみたいと思うなら、『ドアチューニング』にぜひともトライを。カーライフがさらに充実すること、ウケアイだ。

《太田祥三》

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