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【オーディオ教養強化辞典】内蔵アンプって何?

ナビやヘッドユニットの機能とともに、いっしょにアンプが搭載されているものをアンプ内蔵や内蔵アンプと呼ばれている。

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ナビやヘッドユニットの機能とともに、いっしょにアンプが搭載されているものをアンプ内蔵や内蔵アンプと呼ばれている。

内蔵アンプの歴史は古く、1DINサイズ(ドイツ工業規格)のヘッドユニット(海外では一体機のことをレシバーと呼ばれていた)が登場した1970年代から急速に広がった。外部パワーアンプを必要としないので省スペース、かつ経済的。その背景には小さくてパワーを出せる優れたトランジスタやIC(集積回路)が開発された背景がある。

これらのパワートランジスタやICを使えばチャンネルあたり20W以上、現在では50Wというスペックを表示しているものも多い。では、なぜ外部パワーアンプを使うユーザーが多いのだろうか。内蔵アンプはボディと一体化しているため、大きな電源回路搭載できず12Vの電圧で駆動、増幅している。

一方、別体のパワーアンプは、さまざまなスピーカーに対応するために作られ、高い出力だけでなく音質向上にために本格的な電源部や増幅回路を搭載。12Vの電圧をDC/DCコンバーターで数十Vにアップさせ、しかもプラスだけでなくマイナス電源も用意し、正負・高電圧で増幅を行っている。

本格的に音創りを追求するなら、単体パワーアンプを薦める。取り付けスペースが限られているクルマに対応するため、小型ハイパワーアンプもたくさん発売されている。最後に内蔵アンプが悪いのではなく、近年技術の進歩で音質もよくなっている。内蔵アンプのみで音を追求する。アンプ内蔵派もいる。内蔵アンプ、別体アンプの音の違いを是非プロショップで聴き比べをしてほしい。

《永松巌》

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