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不定期・気分次第連載 ゆるゆるMycar-lifeデモカー製作記 #19: 遂にアウター化!

宣言通り、いい感じで不定期更新になっているデモカー製作記。前回は夏の終わりに書いていたらしく、今は冬。時間の流れが早いですね・・・いかがお過ごしですか?

カーオーディオ デモカー製作記
不定期・気分次第連載 ゆるゆるMycar-lifeデモカー製作記 #19: 遂にアウター化!
  • 不定期・気分次第連載 ゆるゆるMycar-lifeデモカー製作記 #19: 遂にアウター化!
  • インナー状態のドア
  • 劣化もなくしっかりと貼り付いていたデッドニング
  • 剥がす作業に悪戦苦闘しながら作業を行って、アウター位置をミリ単位で調整する
  • 裏面にパテ入れを行い防水加工したインナーバッフル
  • 純正スピーカー位置にはMDFをあてがって塞ぐ
  • 弱い場所、必要な場所には重ね貼りを行って全体的にデッドニングする
  • 吸音材をデッドニング後に貼って付帯音を極力消していく

宣言通り、いい感じで不定期更新になっているデモカー製作記。前回は夏の終わりに書いていたらしく、今は冬。時間の流れが早いですね・・・いかがお過ごしですか?

何を書いたか記憶が薄く、改めて前回の記事を読み返してみると石川県で行われたハイエンドカーオーディオコンテストに向けての内容でしたね。その時にエキシビションとして参加&展示してあったのですが、審査員の先生方全員に審査して頂き点数をつけてもらいました。まぁそれはもう・・・涙無くしては語れないような状況。今でも先生方の苦笑いが目に浮かびます。

そのハイエンドカーオーディオコンテスト、全国トップクラスのクルマが集まっていて改めて試聴させてもらうと足りない部分が数多く見えてくる。イベント時点で自分なりには進化したと思っていても、全国レベルでは到底戦えるレベルにはなかった。悔しい、もっと良い音で鳴らしたい。。。そんな思いがふつふつと湧き上がり、ずっと避けてきたデモカーのアウターバッフルかを決意。今回はその模様をお伝えします。

嫌がるショップを何度も説得して。

実はアウターバッフル化はデモカー製作をお願いしているクァンタムに相談したことがあるのだが、その度に話が川のせせらぎのように流れていき実現されなかった。しかし強い決意を持って代表の土屋氏に話をして、やっと実行に移せたわけだ。なぜ今まで実現されなかったのか、避けてきた道なのかは作業が始まると同時に実感することと鳴る。

デモカーのゴルフ5ヴァリアントは純正スピーカー位置がドア後方にあってその場所ではアウター化しづらい。なのでドア前方に移動する形でアウター化するのだが、最初の関門として施工してあったデッドニングを全て剥がす作業から開始される。デッドニング材はStP BOMBが中心で、施工してから1年以上経過しているのだが全く剥がれる部分は無く、ブチルの柔軟性も保ったまま素晴らしく貼り付いている。しかし剥がすとなると泣けてくる。。。片ドア1時間以上はかかっただろうか、終わった時には手の握力が無くなっていた。

場所決めはミリ単位で決定される

無い所に作るのだから当然無理は生じる。ドアにあるモーター部分とスピーカーを移設する部分の真裏にはフレームが通っていて、これを避ける形で位置が決められていく。バッフルは可能な限り大きく取り、スピーカーを強固に止められるようミリ単位で調整し、裏側に空く隙間にはパテを入れて接地面を増やす。パテが固まり防水処理を行ってインナーバッフルの完成となる。元々スピーカーが付いていた純正位置はMDFで塞いでから適材適所に重ね貼りをしながらデッドニング&吸音を行った。

アウター側の成型は少しでもポケットを残して欲しいという希望を出したおかげで手間の掛かる形となる。純正ドアのラインを考えながら土台を作りパテで成形していくのだが、バッフル面を大きくしながらドアを閉めた時に干渉しないようにと細かな作業を続けていき両ドアの形を整えて完成となる。出来上がったドアを見た時に『あっ、やっと普通のドアになったな』と素直に思った。やはり前方スピーカー、アウターが自分にはシックリくる。

そしてアウターとなった所でどれだけ変わったのか、これがやはり別物になるんですね。音の透明度が大きく変わっていて、見晴らし良くスッキリとした音像がダッシュボード全体に広がっていて、奥行きがしっかりと表現されている。ダイナミックレンジが広がって凹凸感も出てきて太く弾むようなリズム感が心地よく音楽の楽しさを感じさせてくれる。やはり一定以上の高音質を目指そうとすればアウター化は必須作業なんだなと改めて実感。いいよ? アウター化。

そんなこんなでデモカーは少しずつ進化しています。次の進化は何か・・・もうお分かりですよね? 搭載車両を聴く機会が多くなり、羨ましいなぁ・・・と思いながら取材しています。緊縮財政頑張って次のシステムアップへ! と頑張りますが・・・当然不定期更新です。。。

《藤澤純一》

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