カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #97: LEXUS・NX(オーナー・今村さん) by Car Audio Club 前編 | Push on! Mycar-life

カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #97: LEXUS・NX(オーナー・今村さん) by Car Audio Club 前編

ルックスとサウンドをハイレベルに両立させた秀作オーディオマシンを、1台ずつ2週にわたってご紹介している当連載。今週と来週は、大阪府の名店、カーオーディオクラブ製作のレクサス・NXをクローズアップする。ハイエンド・システムとエレガント・カスタムを共存させた珠玉の1台だ。じっくりとお楽しみいただきたい。

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カスタム・オーディオマシン Special Feature !!


ルックスとサウンドをハイレベルに両立させた秀作オーディオマシンを、1台ずつ2週にわたってご紹介している当連載。今週と来週は、大阪府の名店、カーオーディオクラブ製作のレクサス・NXをクローズアップする。ハイエンド・システムとエレガント・カスタムを共存させた珠玉の1台だ。じっくりとお楽しみいただきたい。


ベース車の個性を活かしながら高級感をフルブースト!
エレガント・カスタムが炸裂する珠玉の1台!

今週は、リアのカスタムを写真でお見せしつつ、本文では、ここまでのカスタムが完成されるに至ったバックボーンと、カスタムコンセプトを解説していく。

最初にバックボーンからご紹介していこう。まずお伝えしておきたいことは、このクルマもまた、オーナーの愛情がたっぷりと注がれた1台であるということ。時間をかけ、手塩にかけて、じっくりコツコツとシステムアップが図られてきた1台なのだ。



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フルフラットのラゲッジスペースだが、フタを開ければ、ご覧のようなカスタムフロアが出現する。厚さの異なるアクリルとアルミの積層ワザで、緻密に仕上げられているのが特長。フィニッシュ素材は、グレーの部分がスエード、黒の部分がレザーだ。

始まりは、5年前の『大阪オートメッセ』だ。そこでオーナーの今村さんはカーオーディオクラブと出会い、そしてすべてが動き出す。まずはナビの載せ替え、エントリーグレードのスピーカー交換など、ライトなところからカーオーディオを楽しみ始めた今村さん。そうして次第にカーオーディオの魅力に引き込まれ、その後、外部アンプの追加、フロントスピーカーの変更等々、着実にシステムを進化させていく。遂には、フロント3ウェイ+サブウーファーという本格システムを組むまでに行きつく。

そして今年の『大阪オートメッセ』前に、現状のシステムが完成する。レクサス・NXに乗り換えることとなりシステムの載せ替えが行われ、そのタイミングで一部ユニットが追加されたのだ。ここで追加されたのは、ビーウィズ・MM-1DとカロッツェリアXのヘッド & プロセッサー。いよいよ、真のハイエンドシステムが構築されることと相成った。

さて、システムは5年の歳月がかけられて究極形とも言えるまでに進化したのだが、カスタムは今回まっさらなところから一気に作り上げられたものである。しかしながらカスタムに関しても、5年の歳月があればこそ、今の形に辿り付いていると言っていい。

オーナーの今村さんは音質優先でカーオーディオを楽しんできたのだが、ルックスもないがしろにしたくないタイプだ。以前のクルマでも、見映えにもこだわりを持ってオーディオをセットアップさせてきた。その経験から、どのような作り込みが映えるのか、自分はどのような方向が好きなのかを把握できている。その経験則も、このレクサス・NXにたっぷりと注がれている。

つまり、システムも、カスタムも、今村さんがカーオーディオと向き合ってきた5年間の集大成、というわけなのだ。



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パワーアンプとサブウーファーはロックフォードが採用されている。アンプの奥側のウォールには、アンプのヒートシンクと呼応するデザインでパンチングメッシュを設定(放熱用の空気の通り道)。サブウーファーの右横には、カロッツェリアXのプロセッサーをセット。

次に、集大成カスタムを完成させるべく、どのような方向性が目指されたのかを解説していこう。

根底に置かれているコンセプトは、“ベース車の個性を重視すること”。レクサス・NXらしさをキープした上で、高級感やエレガントさを+αしていく、というアプローチが取られている。

ラゲッジカスタムにおいてはさらに、“実用性のキープ”も命題となっている。結果、積載性は純正状態とほぼ同様だ。実際このクルマは普段使いされていて、通常はフタをして普通に荷物が載せられているという。

しかし、ひとたびフタを開ければ、ショーカーレベルのカスタムが登場する。フロア面で完結させなければならないという制約の中で、厚さの異なるアクリルボードと複数枚のアルミボードを積層し、かつLEDも多重採用し、繊細さと立体感を最大限演出。手数をかけれる場所にはトコトン手数をかけてカスタムアップさせた手腕は、さすがはカーオーディオクラブだ。

室内のカスタムは次週にお見せするが、室内もスピーカー回りなど、フロント、リアともにスタイリッシュに仕上げられている。純正の雰囲気を大事にしながら、品良くLEDを取り入れるなどして高級感のブーストアップに成功。実にエレガントな1台となっている。



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メンテナンス性も考慮して、サブウーファーの左側にヒューズブロックをまとめた。もちろんその部分もしっかりとカスタム・アップ。アンプのそばには、ショップロゴとブランドロゴを添えてアクセントを効かしている。前席のヘッドレストには、9型リアモニターをカスタムインストール。

ところで、集大成とは言ったが、これが最終型ではない。オーナーの今村さんは、さらなるシステムアップ、そしてカスタムアップも視野に入れているとか…。今後の進化にも注目したい1台なのである。

さて次週は、フロントカスタムの一部始終をお見せしながら、コツコツとグレードアップさせてきた、渾身のオーディオシステムの詳細を解説していく。来週もお楽しみに。

《太田祥三》
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