カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #91: VW・Golf IV R32 by to be Style(ショップデモカー) 前編 | Push on! Mycar-life

カスタム・オーディオマシン Special Feature !! #91: VW・Golf IV R32 by to be Style(ショップデモカー) 前編

サウンドとルックスの両得を成し遂げた秀作車両を、2週にわたってクローズアップしていく当コーナー。今週からは、群馬県の実力ショップ、to be Style製作のGolf IVをご紹介する。スパルタンなインテリア・カスタムに込められたコンセプトとは…。

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カスタム・オーディオマシン Special Feature !!


サウンドとルックスの両得を成し遂げた秀作車両を、2週にわたってクローズアップしていく当コーナー。今週からは、群馬県の実力ショップ、to be Style製作のGolf IVをご紹介する。スパルタンなインテリア・カスタムに込められたコンセプトとは…。


“音”と“質感”にとことんコダワり
ゲキ渋なスパルタン・カスタムを展開!

今週はリアのカスタムと、カスタムコンセプトをご紹介していく。カスタムの詳細は写真で観ていただくとして、本文ではコンセプトを解説していこう。

さてこのゴルフIV、このクルマはショップのデモカーである。それも、音を聴かせるためのデモカーだ。サウンドシステムの詳細は次週、詳しく解説していくが、まずは音ありき。サウンドこそがこのクルマの命だ。なので作りにおいても、音質向上のための工夫を盛り込むことが最優先されている。

その上で、スタイリッシュに仕上げることにも抜かりがない。それはショップのプライドと言っていいだろう。音にこだわりつつ、出来上がりもカッコ良く、というわけだ。



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希少車であるこのゴルフIV R32。年式も経過してきたために、レストアも兼ねてのオーディオインストールとなっているとのことだ。質感と音にコダワって、各所をシブく仕上げていった。

作りの上で目指したのは、“欧州車らしさ”だ。では、トゥビースタイルがこのゴルフIVに投影しようとした“欧州車らしさ”とは何であるかと言うと…。それは“コンセプトカー的なアプローチ”。ヨーロッパの車体メーカーが作るコンセプトカーでは、本格的なオーディオが組み込まれていることが多いという。そしてそれは、あくまでも純正スタイルに同化させる方向で行われているという。

このゴルフIVは、それを目指してカスタムが進められている。セカンドシートが外されていて、その意味ではガッツリと手がかけられているのだが、芯にあるのは“自然なカスタム”という方向性。これにより“欧州車らしさ”を表現しようとしているわけだ。

具体的な注目ポイントは2点。まずは、敢えて立体造形が取られていない、ということ。そして、光モノが使われていない、ということ。つまり、ギャラリーアピールするためのカスタムではない、のである。仕上がりがスパルタンなのは、そのためだ。

このように必要以上の装飾を排除しつつ、“自然なカスタム”が推し進められた。エクセーヌを多投し上質さをブーストアップさせ(この素材チョイスは、音質向上のためでもあるのだが)、ユニットを端正に収め、アンプカバーのデザインを小粋にキメるなどしながら、各所を丁寧に作り込む。結果、クールな完成度を獲得。



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セカンドシート部分には、パワーアンプ×4台とプロセッサーをインストールしてある。アンプを覆うカバーは、『effect/エフェクト』製の“リアブレース”のデザインを踏襲。赤茶色のレザーでフィニッシュ。

ちなみ、アンプラックの後方でワンポイント的に存在感を発している“リアブレース”(赤いパーツ)だが、これはトゥビースタイルがプロデュースしている、VWゴルフやニュービートル用を中心としたパーツブランド『effect/エフェクト』製だ。メイドインジャパンに拘った、高品質な機能パーツの数々をラインナップしているブランドである。で、この“リアブレース”とは、ボディの剛性アップや、ピラーのきしみを押さえるためのパーツ。これも、音へのコダワリとして注入されている。

クールでスパルタンなゲキ渋・ゴルフIV。次週はオーディオシステムについて掘り下げていく。お楽しみに♪



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ラゲッジフロアスペースを大胆に使ってインストールされているサブウーファー。使用ユニットは、カロッツェリアのハイエンドモデル、TS-W1000RS×2発だ。最後の写真は、“リアブレース”の中央で輝く『effect/エフェクト』のエンブレム。

《太田祥三》
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