イース・コーポレーションが発表する【CAOTY2014】カーオーディオ・オブ・ザ・イヤー2014 アワード受賞ユニットをチェック! #8: Part.2 4chパワーアンプ編 「10万円以上部門」ランキング分析 後編 | Push on! Mycar-life

イース・コーポレーションが発表する【CAOTY2014】カーオーディオ・オブ・ザ・イヤー2014 アワード受賞ユニットをチェック! #8: Part.2 4chパワーアンプ編 「10万円以上部門」ランキング分析 後編

イース・コーポレーションが発表した『カーオーディオ・オブ・ザ・イヤー2014』のランキング分析の最終回をお届けする。「4chパワーアンプ10万円以上部門」の後編だ。第1位、第2位の2台と、注目モデル1台をクローズアップするので、パワーアンプ選びの参考にしていただけたら幸いだ。ちなみに、【CAOTY2014】ではパワーアンプにとどまらず、スピーカーやサブウーファーなどについても、細かく部門が分けられランキングがまとめられている。今の旬が良くわかるので、下記のURLに飛んで、ぜひぜひチェックを♪

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イース・コーポレーションが発表する【CAOTY2014】カーオーディオ・オブ・ザ・イヤー2014 アワード受賞ユニットをチェック!


イース・コーポレーションが発表した『カーオーディオ・オブ・ザ・イヤー2014』のランキング分析の最終回をお届けする。「4chパワーアンプ10万円以上部門」の後編だ。第1位、第2位の2台と、注目モデル1台をクローズアップするので、パワーアンプ選びの参考にしていただけたら幸いだ。ちなみに、【CAOTY2014】ではパワーアンプにとどまらず、スピーカーやサブウーファーなどについても、細かく部門が分けられランキングがまとめられている。今の旬が良くわかるので、下記のURLに飛んで、ぜひぜひチェックを♪

http://www.escorp.jp/info/20149653



第2位


グラウンドゼロ『GZUA 4.150SQ』


本体価格:12万円


グラウンドゼロ『GZUA 4.150SQ』

グラウンドゼロ『GZUA 4.150SQ』


前年の【CAOTY2013】で、ランキング初登場第6位を成し遂げた当機が、【CAOTY2014】では堂々の第2位にランクアップ! それも、2年連続で2位に輝いていたロックフォードの『T1000-4ad』、同じく2年連続で第3位のJLオーディオ『HD600/4』といった強力なライバルを押さえての第2位。価値が高い。

ただ、価格的にライバル機よりもリーズナブルなので、その点が追い風になっていることも事実だろう。とはいえ、日本初上陸から2年目のブランドだ。にも関わらずこの支持率。グラウンドゼロ、恐るべし、である。

ところで、当機が属している『GZUAシリーズ』のラインナップは、2chモデルと4chモデルが1台ずつ。そして2台の価格は同様である。グラウンドゼロは、どのシリーズでも基本的に2chモデルと4chモデルの価格が同じである。つまり、4chモデルは2chモデルに比べて1chあたりの価格が半分。各シリーズとも、音質性能が優先されている2chモデル、リーズナブルさが優先されている4chモデル、このような設定になっている。

さて、当機の音を聴いてみると…。上でも触れたように、同シリーズの2chモデルと比べたら音質性能は劣るものの、価格的に考えると、相当にコストパフォーマンスが高い。人気を得ている理由は、まさにこの音が支持されているからだろう。実にハイグレードな音だ。まず低域がグラウンドゼロらしく、適度にタイトで低く重い。そして躍動感が抜群だ。S/Nも高く、全体的な見通しが良い。高域も実にきめ細やかだ。中域も生き生きとしている。制動力も高く、しっかりと音を止めるので、音楽がリズミックに聴こえる。満足度の高い製品だ。



第1位


ロックフォード・フォズゲート『T600-4』


本体価格:9万8000円

(※【CAOTY】の部門分けは税込み価格で行われています。当機の税込み価格は10万5840円です)


ロックフォード・フォズゲート『T600-4』

ロックフォード・フォズゲート『T600-4』


堂々の3年連続第1位! グラウンドゼロが躍進しようとも、当機は1位の座を死守してみせた。

ところで、全9機種がラインナップしているロックフォードのパワーシリーズ。その中で4chモデルは4機種がある。もっともリーズナブルな4chモデルは『T400-4』。これのみ【CAOTY2014】の“4chパワーアンプ6万円以上10万円未満部門”に属し、そしてそこで堂々の1位をゲット。そして残りの3台がすべて“10万円以上部門”でベスト10入りを果たし、当機がそれを代表して1位に輝いた(税抜き価格17万3000円の『T1000-4ad』が第4位、同14万4000円の『T800-4ad』が第8位)。10万円以上に属する3機種の中では、もっともリーズナブルなモデルが人気を集め、次いでハイパワーモデルが人気、という形になっている。

さて今回、パワーシリーズのアンプは、当機を含め計5台を試聴することができた。どのモデルを聴いても、それぞれ完成度の高いサウンドを奏でていた。当機も同じくだ。ドライ傾向な音色でクールなテイストでありつつ、音楽性豊かに生き生きと聴かせるのがパワーシリーズの特長だと感じた。ただやはり、1chあたりの価格に比例して、再現性に差は出てくる。

というわけで、パワーシリーズの中でどれを選ぶかという時には、サイズ、ch数、予算、そしてサウンド、それぞれを勘案しどこを優先させたいかで決めることになる。悩みどころではあるが、選択肢が広いことはすなわちパワーシリーズの利点でもある。自分にとってベストなモデルを選ぼう。

ちなみに当機は、1chあたりの価格が、2機種ある2chモデルのどちらよりもリーズナブルだ。そして4chモデルの中ではセカンドグレード。手頃さと手応えのバランスがちょうどいい、スタンダードなパワーシリーズ、というイメージだ。

今年も当機は、パワーシリーズの“顔”的な存在として人気を維持していくことだろう。



【注目モデル】☆第10位


マッツ・プロオーディオ『SQ4160』


本体価格:13万9000円


マッツ・プロオーディオ『SQ4160』

マッツ・プロオーディオ『SQ4160』


“4chパワーアンプ6万円以上10万円未満部門”でもマッツ・プロオーディオのモデルを注目製品として取り上げたが、当部門でも同じく、同ブランドのモデルをピックアップする。

ところで当機は、【CAOTY2012】から3年連続でベスト10入りを果たしているモデルだ。9位、10位、10位、という順位を獲得している。【CAOTY2013】からグラウンドゼロが躍進している中で、着実にベスト10をキープし続けていることに敬意を表したいという思いと、人気を維持している理由を知りたいと考えて、敢えてここでもチョイスさせていただいた。

さて、マッツ・プロオーディオのパワーアンプは計4ラインあり、当機はセカンドグレードにあたる“SQシリーズ”の1台だ。と言いつつ、同シリーズは当機1種だけのシリーズ。ちなみにこれより上級のシリーズは“Hi-Fiシリーズ”で、そちらでもラインナップはクラスDの6chモデルが1台のみ。というわけで、当機は同ブランド内でのAB級4chアンプの最上位モデルであり、細かいことを言うと、1chあたりの価格も最上位なのである。

さてサウンドだが…。

これはなかなか良い。“6万円以上10万円未満部門”の『MPA4150』を聴いた時にも感じたが、ロゴおよびフォルムから感じられるイメージと異なり、そのサウンドはとにかく繊細。線が細いという意味ではない。全体的なエネルギー感は十二分にありつつ、その上できめ細かいのである。深みや味わいもある。S/Nも相当に高い。楽器の音だけをくっきりと浮かび上がらせる。

いやはや、マッツ・プロオーディオ、その実力は確かだ。幅広い中から好みを探したいと思っている方は、こちらもぜひチェックしていただきたい。

《太田祥三》
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