サウンドステーション アンティフォン 松居 邦彦の『カーオーディオ そこんとこ、実際ど~なのよ?』 #60: 第11章 純正カーオーディオをベースにHi-Fiを楽しむその意味と可能性を探る#01 | Push on! Mycar-life

サウンドステーション アンティフォン 松居 邦彦の『カーオーディオ そこんとこ、実際ど~なのよ?』 #60: 第11章 純正カーオーディオをベースにHi-Fiを楽しむその意味と可能性を探る#01

#60: 第11章 純正カーオーディオをベースにHi-Fiを楽しむその意味と可能性を探る#01

カーオーディオ 特集記事
サウンドステーション アンティフォン 松居 邦彦の『カーオーディオ そこんとこ、実際ど〜なのよ?』


#60:
第11章 純正カーオーディオをベースにHi-Fiを楽しむその意味と可能性を探る#01


2014年のサウンドコンテスト・シーズン開幕に際し、そこで感じられた最近の“傾向”、そして、今後に向けての“対策”を、松居さんに語っていただいている。今回は“対策”について深く切り込んでいただいた。参考にしていただけたら幸いだ。



今回から、新しいテーマについて語っていただく。テーマはズバリ、“純正カーオーディオをベースにしたHi-Fi”。それを実現させるキモは、デジタルなスピーカープロセッサー(デジタルシグナルプロセッサー)にある。そのあたりを中心に、核心に迫っていただこうと思う。まずは、“初めてのカーオーディオ”=“スピーカープロセッサー”というところから始めていただく。じっくりお読みいただきたい。

最近思ったことについてお話しする。

これまで、“初めてのカーオーディオ”と言えば、“スピーカーを変えること”これが常識だったと思う。


純正で付いてくるスピーカーは、テレビに付いているようなナローレンジな物なので、まずは音の出口であるスピーカーをワイドレンジな物に取り替えよう、ということであったわけだ。

今、その常識が変わりつつある。アナログなカーオーディオの時代は確かにそれしかなかったのだけれど、デジタルなスピーカープロセッサーが登場して以降は、必ずしもそれだけが“初めてのカーオーディオ”ではなくなってきたのだ。

この、デジタルなスピーカープロセッサーは、カーオーディオの可能生を大きく変えた。これを使うかもしくは使わないかが、Hi-Fiカーオーディオかそうでないかを区別することになるほど、再生に決定的な影響力を持っている、と僕は思っている。


第11章 純正カーオーディオをベースにHi-Fiを楽しむその意味と可能性を探る#01



そうして今、スピーカープロセッサーは、Hi-Fiのための必需品に留まらず、“初めてのカーオーディオ”ユニットとしても存在感を発揮していると、僕は感じている。

『ダイアトーンサウンドナビ』も、ある意味、このスピーカープロセッサーを搭載して訴求力を持った製品だ。それゆえに“初めてのカーオーディオ”製品としても成功している。

『ダイアトーンサウンドナビ』のスピーカープロセッサーが可能にしている“マルチウェイタイムアライメント”は、ダイアトーンにしかない機能だ。これを使うと、純正スピーカーに対して、カプラーオンでタイムアライメントをかけることができるようになる。スピーカーは純正のままで、サウンドチューニングでHi-Fiカーオーディオの世界に足を踏み入れることができるのだ。

そんなにオーディオを派手にしたくないけれど音楽は大好きでいつも聴いていたい人、クルマにあまり手を加えたくないけれど綺麗な音で音楽を楽しみたいと思っている人、このような人は結構多いのではないかと思う。お洒落なクルマを選ぶ人たちも、音楽にもそれなりにこだわりを持っているはずだ。

そんな人たちにピッタリなオーディオのライトチューニングが、このプロセッサーチューンなのである。

今、アメリカ、ドイツ、イタリアなどのオーディオメーカーが、魅力的な単体のスピーカープロセッサーをリリースしている。中には、パワーアンプ内蔵のオールインワンモデルもあり、価格は10万円前後。手始めにはちょうど良い価格であり、コストパフォーマンスは抜群だ。

新車をオーディオレスで買うなら『ダイヤトーンサウンドナビ』、オーディオレスが選べない場合は、スピーカープロセッサー+パワーアンプを選んでみてはいかがだろうか。

各スピーカーの位相が整合された状態で再生される世界は、ヘッドフォンで聴いているのと同じでリアルな臨場感が得られる。ヘッドフォンは頭の中に定位するので、音はリアルだけど空間は想像するしかないが、スピーカーで再生する場合は、その空間ごとで立体的に再現できるようになる。純正スピーカーのような「おまけ」のスピーカーであっても、“ハイエンド”なオーディオの世界を作り出せるのである。

ヘッドフォンを卒業して、生演奏のような1つ上のオーディオの世界へ、できるだけ多くの方々をご招待したいと思っている。

それを手軽に実現させてくれるのが、“デジタルなスピーカープロセッサー”を利用したカーオーディオではないかと思っている。

次回からは、純正カーオーディオ+“デジタルなスピーカープロセッサー”の可能性を求めた、僕自身が行った試行錯誤についてリポートしていく。

《松居邦彦》

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