サウンドステーション アンティフォン 松居 邦彦の『カーオーディオ そこんとこ、実際ど~なのよ?』 #58: 第10章 “サウンドコンテスト”2014年シーズン開幕!「傾向」と「対策」を分析する(前編) | Push on! Mycar-life

サウンドステーション アンティフォン 松居 邦彦の『カーオーディオ そこんとこ、実際ど~なのよ?』 #58: 第10章 “サウンドコンテスト”2014年シーズン開幕!「傾向」と「対策」を分析する(前編)

#58: 第10章 “サウンドコンテスト”2014年シーズン開幕!「傾向」と「対策」を分析する(前編)

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サウンドステーション アンティフォン 松居 邦彦の『カーオーディオ そこんとこ、実際ど〜なのよ?』


#58:
第10章 “サウンドコンテスト”2014年シーズン開幕!「傾向」と「対策」を分析する(前編)


2014年のサウンドコンテスト・シーズンが開幕している。今年も冬まで、各地で熱い闘いが繰り広げられることだろう。すでに2つのイベントに、ジャッジとして、またはエントラントを引き連れて参加したという松居さん。今年のサウンドコンテスト戦線に異状はあるのか!? “傾向”と“対策”を語っていただこうと思う。


今年もカーオーディオのイベントシーズンが始まった。

僕も、5月25日開催の『2014西日本アルティメット山陰』、6月1日開催の『第2回 ヨーロピアンサウンド カーオーディオコンテスト』の2つに参加した。

さて、まず始めに、カーオーディオのサウンドコンテストとはどのようなものなのか、改めて簡単におさらいしておきたいと思う。サウンドコンテストとは、取り付けられたオーディオシステムの音質を審査し、取り付け技術や音響調整のレベルを競い合うイベントだ。こういったコンペティションは、もともとはアメリカから伝わった文化である。なんでもかんでも競い合うアメリカンな楽しみ方だ。そのルールを少し変更し、日本の各サウンドコンテストは開催されている。

ところでそもそも趣味のオーディオとは、スピーカーの機械的性能、またはパワーアンプへの効率的電力供給や音響性能など、試行錯誤しながらメカニカルな性能の向上を追求するものであり、その装置(自分の所有する)の進化の過程を楽しむものだと思っている。

ゴルフをやる人の多くは、“スコアを上げたい”という気持ちをモチベーションとしているはずだ。それと同じようにオーディオにおいても、“音質を向上させたい”という欲求(システムをより高性能な物にする)が動機付けとなる。

そして近頃、写真を趣味にする人が増えてきて、作品を評価するコンテストに参加する人が増えているらしいが、最近のカーオーディオコンテストは、このフォトコンテストと雰囲気がが似ている、と、僕は感じている。

僕は、『2014西日本アルティメット山陰』でジャッジを勤めさせていただいている。

このイベントがスタートした頃は(当時は『がいな音祭り』という名称だった)、装置の性能差だけで評価出来ていた。しかし年を重ねる毎にそれがだんだん難しくなってきた。性能のレベルが拮抗するので、総合点としての差がなくなってしまうのだ。

また、項目別に点数をつけていくので、印象と点数が一致しない場面も発生してしまう。

なので、機械として装置の性能に加え、主観として音楽(課題に選んだCD曲)から感じる印象を加えて評価する事にした。別なクラスを審査する評論家の先生も、同じようなことをおっしゃっている。

ところでこの『2014西日本アルティメット山陰』。今年はホームオーディオの試聴会もあり、最新のターンテーブルでレコードが聴けた。実はここ数年、ヨーロッパを中心に、新しいターンテーブル、トーンアームを開発し、発売するメーカー増えている。音楽の浸透力において、デジタルはアナログにまだ追いついてはいない。カーオーディオフリークの方々にも、そのことを是非ご体験頂きたいと思っていて、この試聴会の同時開催は、個人的にとても意義深く感じられた。

ちなみに今月、レッドツェッペリンの初期アルバムを、ジミー・ペイジが参加しリマスターされた音源がmoraからハイレゾ配信されるようだ。それと同時に、重量版アナログレコードも発売されるらしい。

少々話が横道にそれてしまった。話を元に戻したい。

最近のカーオーディオコンテストはフォトコンテストと雰囲気が似てきた、と書いたが、それは、審査基準に“芸術性が求められて来ている”と感じているからなのだ。

装置の性能と、性能を引き出すセッティング技術の差に加え、最後勝利に結びつく差は「心に刺さる印象の差」のような"Something"が必要になってきた。

その傾向は、2014年に入りさらに強まって来ている…。僕はそのように感じている。

さて次回は、その“傾向”を踏まえた上での、“対策”的な部分について話してみようと思っている。

《松居邦彦》

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