#2: ポータブルレコーダーXPR-900 価格／オープン（実勢価格／3万円前後）
カーエレクトロニクスの総合ブランド『carrozzeria』。その膨大なラインアップの中から、ハイエンド・カーオーディオと一緒に楽しみたい、ビジュアル関連アイテムを毎週1つずつ取り上げる。それぞれのストロングポイント、そして楽しみ方のコツを解説！
今回は、車載用ポータブルレコーダー、「XPR-900」。これに替わるユニットは、市場全体を見渡しても見つからない。それほど独創的な製品なのである。要チェック！
最初に、この「XPR-900」が何なのを簡単にご説明しておこう。ひと言で言うと『地デジ番組を録画、再生でき、それを車内に持ち込むことができる機械』。
ポータブルレコーダーXPR-900 価格／オープン（実勢価格／3万円前後）
製品の構成は、本体、ホーム用クレイドル、カー用クレイドル、そしてリモコンがホーム用とカー用にそれぞれ1台ずつ。あとはホーム用電源（ACアダプター）とカー用電源（シガーライター電源ケーブル）、これに配線等が加わる。
本体をホーム用クレイドルにセットしているときには、番組の録画、再生ができる。本体をカー用クレイドルにセットすれば、録画したテレビ番組を車内で楽しめる、というものだ。
（サムネールはクリックで拡大。拡大後は写真右側クリックで進む：左側クリックで戻る）
これがあると、家でもクルマでも、オーディオ & ビジュアルライフが、ワングレード向上する。
まずは家庭において。この「XPR-900」を家庭におけるメインレコーダーとして使ってもいいし、サブ機として使ってもとても便利。便利な理由は、ホーム用クレイドルに地デジチューナーが搭載されているから、だ。メインのテレビに裏番組録画機能がない場合でも、観ている番組とは関係なく、他の番組を録画できる。また、例えばリビングのテレビを子どもに占領されているようなとき、ホーム用クレイドルを寝室のテレビにつないで、本体に録画した番組を楽しむ、という使い方もできる。自分専用のレコーダーとして、家族のレコーダーと分けて使えるようになるわけだ。
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そして、クルマに持ち込んでも便利に使える。このメリットが、当製品の最大のメリットだ。
録画したテレビ番組をすべて観るのは大変…。そういう人は多いはずだ。休日にまとめて観ようと思っても、限界がある。それをクルマの中で観られるようになったらどうだろう。番組チェックできる機会はぐっと広まる。通勤中に再生して、音声だけでも確認できる。観ないで消し去るよりもましだ。
ところで、録画した番組をDVDに焼き直して、地デジ録画に対応したカーナビで観る、という手もあるが、それをするのは結構な手間だ。それに、地デジを録画したDVDを再生できるタイプのカーナビは限られている。
しかし当製品なら、ただ本体を車内に持ち込むだけでそれが可能なのだ。カーナビやリアモニターなどに映像入力端子があれば、当製品のカー用クレイドルを映像ケーブルで接続できる。そして、本体をクレイドルにセットするだけでいいわけだ。
便利な機能も多々搭載されている。例えば「続き再生」。家でスポーツ番組の録画を観ていて、しかし出発時間になってしまった、なんていう場合。本体を車内に持ち込んで、続きから観ることが可能だ。
ポータブルレコーダーXPR-900 価格／オープン（実勢価格／3万円前後）
そして、リアモニターで子どもに映像を観せたいという場合。先週に紹介したリアモニター「TVM-FW1010」を子ども用に設置したら、この「XPR-900」をカーナビに繋いで使おう。DVDソフトを大量に用意するのは大変だが、本機にテレビ番組をたっぷり収めておけば、子どもが車内で飽きることもない。
さらには、リアモニターに内蔵スピーカーを搭載したモデルを使っているならば（カロッツェリアで言えば、「TVM-W910」）、子どもには「XPR-900」でテレビ番組を観させておいて、お父さんはオーディオで音楽を楽しむ、なんていう使い方も可能になる。
さて、この「XPR-900」、いかがだっただろうか。テレビ好きの人、そして子どもを持つお父さん、1度使えば、手放せなくなること、間違いナシ♪
