【DIATONE DS-G20】ビギナーチョイスの大本命!DIATONE DS-G20発表 #3: 試聴編 Part.2 | Push on! Mycar-life

【DIATONE DS-G20】ビギナーチョイスの大本命!DIATONE DS-G20発表 #3: 試聴編 Part.2

注目の新スピーカー、ダイヤトーン・DS-G20について2週にわたってリポートしてきたが、今週はデモカーでの試聴インプレッションをお届けしようと思う。

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【DIATONE DS-G20】ビギナーチョイスの大本命!DIATONE DS-G20発表

注目の新スピーカー、ダイヤトーン・DS-G20について2週にわたってリポートしてきたが、今週はデモカーでの試聴インプレッションをお届けしようと思う。

ところでこのDS-G20は、「インストールのしやすさ」も特長の1つ。注目したいのはツイーターのサイズ。フレーム込みの口径が、G50で41.5mmであるのに対し、G20では39.5mm。奥行きも24mmから23.5mmと、0.5mm短くなっている。数値的な差は大きくはないが、このスケールダウンにより、純正位置に装着できる車種が相当に増えているようだ。デモカー、マツダ・CX-5でも敢えて純正位置への取り付けとしていた。簡単装着をうたうトレードインタイプのスピーカーでも、ツイーターを純正位置にそのまま取り付けられるモデルは多くはない。大概はスタンドを使って、ダッシュボード上にポンと載せるという取り付けスタイルを想定している。しかし、見映え的にこのような取り付け方法を嫌うエントリーユーザーも多い。お望みとあらば純正位置に装着できるということは、G20のストロングポイントと言っていいだろう(ダッシュ上に載せて取り付けることが可能な専用スタンドも同梱されている)。

そして、パッシブクロスオーバーネットワークもかなり小型化され、インストール性が高められている(これについての詳しい説明は来週お伝えする)。

ミッドベースの取り付け奥行きは60mm。これはG50と同一。しかし、採用されているマグネットがネオジウムではなくフェライトとなり、磁気回路部が大きくなったのにも関わらず、奥行き寸法は長くなっていない。60mmであれば、インナーバッフルで装着できる車種は多いだろう。


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さて、デモカーでの試聴インプレションに移ろう。一聴して、試聴室で聴いたときよりも好印象。車室内での特性を考慮して作られたスピーカーである。クルマの中で聴いたほうが良いと感じられたことは、このスピーカーの設計が的確だった証だろう。

低域の質感の良さが特に際だっていた。太く、固く、どっしりとしていて、エネルギー感が十二分。芯があり、変な膨張感がない。制動が効いている。

これを実現させているポイントは、ミッドベースに注入されている「ハイダンピング設計」。これは、磁束密度を大きくして電磁制動領域を拡大。その上で電気的に低域を上昇(6dB/oct)させることで(イコライザーで操作する)、低音域を拡大し良質に再生しようとするものだ。この設計概念は、スピーカーをクルマのドアにつけたときに威力を発揮する。6万円台のスピーカーとは思えない、充実した低音を堪能することができた。

さらには、中域も高域もみずみずしい。各楽器が心地よくリズムを刻み、音もしっかりと分離。密度感もある。反応が早く、S/Nに優れたスピーカーであることを改めて感じ取れた。

ダイヤトーン・DS-G20。G50シリーズの良さをしっかりと踏襲しているスピーカーだ。低価格でありながら、Hi-Fiの範疇に収まった実力機であることは、間違いない。次週は、これまでにお伝えしきれなかった細かな特長と併せて、DS-G20の実力を総括してみたい。

《太田祥三》

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