サウンドステーション アンティフォン 松居 邦彦の『カーオーディオ そこんとこ、実際ど~なのよ?』 #22: 特別編 サウンドチューニングのすすめ Part.6 調整ディスク『My Disc』を使用した、実践テクニック!(その4) | Push on! Mycar-life

サウンドステーション アンティフォン 松居 邦彦の『カーオーディオ そこんとこ、実際ど~なのよ?』 #22: 特別編 サウンドチューニングのすすめ Part.6 調整ディスク『My Disc』を使用した、実践テクニック!(その4)

#22: 特別編 サウンドチューニングのすすめ Part.6 調整ディスク『My Disc』を使用した、実践テクニック!(その4)

カーオーディオ 特集記事
サウンドステーション アンティフォン 松居 邦彦の『カーオーディオ そこんとこ、実際ど〜なのよ?』


#22:
特別編 サウンドチューニングのすすめ Part.6 調整ディスク『My Disc』を使用した、実践テクニック!(その4)


今回は、これまで続けてきた「調整」に関するお話の総まとめ! 各地のサウンドコンペにジャッジとして参加されることも多い松居さんの、ジャッジの経験から感じ取られたという、「調整のコツ」を語っていただいた。じっくり読んで、あなたのカーオーディオ・ライフに、是非お役立てください!


カーオーディオの調整について、僕なりのやりかたをご紹介させていただいてきた。参考になる部分が少しでもあれば、とても嬉しく思う次第である。

さて、今回はこれまでの総まとめとして、特に、自分に言い聞かせていることをご紹介する。

僕は主催者の好意でサウンドコンテストに審査員として呼んでいただく機会が年に数回ある。興味のあるシステムや別の感性でチューニングされたオーディオを聴かせていただける機会として、とても楽しませていただいている。また良い刺激をいただいている。

当然のことながら、聴かせていただいた数と同じ数の順位をつけさせていただくことになり、最終的に気分が良い人とそうでない人、両方を見ることになる。

納得いかないという顔は一目で分かる。コンテストに持ってくるということは、真剣にオーディオの調整に取り組み、自分なりに納得をしてエントリーするので、それが自分の思った順番でなかった場合、自分の感性を否定されたようにとらえられてしまうのかもしれない。趣味のオーディオには思想的な部分もあるので、込められた気持ちを理解してもらえなかった、とお感じになるのかもしれない。

僕もエントラントとしてコンテストに参加する一人なので、それらの気持ちは、本当に痛いほどよく分かる。

審査する側になって、上位にくるクルマとそうでないクルマの音の違いが何なのか考えたとき、それはテクニックの差というよりは、「気持ちの持ち方の違い」なのではないだろうか、と感じている。

上位に入ってくるシステムは、ニュートラルでリラックスした気分になれる。そのリラックスと緊張感とのコントラストで音楽を表現出来て、テクニカルな部分(重箱の隅をつつくような気持ち)を忘れさせられる。

惜しいシステムは、性能はキチンと発揮されているけれど、テンションが高いまま下がらないシステム。多分このシステムのオーナーは、演奏のクリティカルな部分(紙一重のギリギリの部分)を相当な時間聴き続け、がんばって調整したんだろうなと思う。しかしながら、このようなタイプの音は上位に入賞しずらいように感じる。そして、かんばったからこそ落胆も大きいのだと思う。

実は僕もそのなかの一人なのだ(そうゆう気分はこれまで何度となくあじわった)。

耳の特性は特に大きな音量で聴く場合、高域から感度が落ちてくる。根を詰めて長時間調整を続けると、どうしてもハイ上がりなバランスになりがちで、さらに高解像度を追求してテンションが上がったまんま一本調子の音楽になってしまいがちなのである。

自分自身もよく陥ることなのでよく分かるのだ。

このような状態に陥らないために僕は、一旦頭を冷やし、翌日別のオーディオシステム(家庭用のシステム)を聴いてから昨日調整したシステムを聴くようにしている。

キャッチーなテイストを際だたせるための穏やか気持ちを取り戻して、次のコンテストに挑んでほしい。

僕にとってサウンドコンテストとは、自分の美意識を修正する(ニュートラルをキープするため)絶好の機会であると考えているからである。

どこかのコンテストで御一緒したらぜひお声かけいただきたい。

《松居邦彦》

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