【Rockford Fosgate】注目機種Rockford Fosgate最新ユニットを知る #7: T800でJ3とT3を鳴らす | Push on! Mycar-life

【Rockford Fosgate】注目機種Rockford Fosgate最新ユニットを知る #7: T800でJ3とT3を鳴らす

T800-4adはT1000-4adのジュニアモデルで、サイズはT400-4と同じサイズだ。これで総計800W/4Ωの出力を得ている。前にも紹介したが、今回はこのアンプで、話題のJ3とT3をマルチで鳴らしてみたい。

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【Rockford Fosgate】注目機種Rockford Fosgate最新ユニットを知る

T800-4adはT1000-4adのジュニアモデルで、サイズはT400-4と同じサイズだ。これで総計800W/4Ωの出力を得ている。前にも紹介したが、今回はこのアンプで、話題のJ3とT3をマルチで鳴らしてみたい。


T800+J3


Rockford Fosgate T800-4ad ClassA/D 4ch(4/3/2ch) パワーアンプ ¥151,200

●定格出力:150W x 4(4Ω)/150W x 4(2Ω)/200W x 4(1Ω)/300W x 2(4Ωブリッジ)●周波数特性:20Hz - 20kHz(±1.0dB) ●S/N 比:95dB ●入力感度:150mV - 5V●クロスオーバー:ハイパス50Hz - 500Hz(-24dB/oct)/ローパス50Hz - 500Hz(-24dB/oct)●サイズ(幅x 奥行x 高さ):207 x 347 x 54mm ●PEQ 対応 ●推奨ヒューズ容量:100A

Rockford Fosgate J3652-S 16.5cm2wayコンポーネントスピーカー  ¥147,000

●最大入力:180W ●定格入力:50W ●公称インピーダンス:4Ω ●周波数特性:78Hz~30kHz ●能率:88.5dB ●取付穴直径:141mm( ウーファー部) ● 取付深さ:65.5mm(ウーファー部) ●スピーカーグリル:サイズ(幅×高さ)177×30mm

J3652Sはやや駆動の難しいスピーカーで、なかなかユニットを万全に把握するのに苦労する。単なるパワーではなく、そうした把握力が問われる製品といっていい。

この難しいスピーカーを、T800は余裕のある駆動力で捉えている。音が痩せたり詰まったりすることなく、瑞々しい潤いに富んでいるのがその現れだ。T1000-4ad譲りの軽快な動きも鮮やかだが、それ以上に特徴として感じられるのがしんとした静かさである。ごく自然で滑らかな音調が、静寂感の高い背景の中でさらりと鳴っている。

ギターやピアノは極めて緻密で静かだ。S/Nが抜群にいい印象で、当然表情も陰影が強い。またジャズではわずかにピアノがおとなしいが、厚手で立ち上がりが速い。エネルギーのある出方といえる。

アカペラは手触りがよく、若干鋭さも残るが明晰だ。オーケストラは影が深く、鮮明で分解能に優れた再現を示す。彫りの深さや厳しさでは上級機に一歩譲るものの、静かな潤いが大変魅力的に感じられる再現性である。


T800+T3


Rockford Fosgate T800-4ad ClassA/D 4ch(4/3/2ch) パワーアンプ ¥151,200

●定格出力:150W x 4(4Ω)/150W x 4(2Ω)/200W x 4(1Ω)/300W x 2(4Ωブリッジ)●周波数特性:20Hz - 20kHz(±1.0dB) ●S/N 比:95dB ●入力感度:150mV - 5V●クロスオーバー:ハイパス50Hz - 500Hz(-24dB/oct)/ローパス50Hz - 500Hz(-24dB/oct)●サイズ(幅x 奥行x 高さ):207 x 347 x 54mm ●PEQ 対応 ●推奨ヒューズ容量:100A

Rockford Fosgate T3652-S 16.5cm2wayコンポーネントスピーカー ¥100,800

●最大入力:250W ●定格入力:125W ●公称インピーダンス:4Ω ●周波数特性:40Hz-30kHz ●能率:87.5dB ●取付穴直径:144mm(ウーファー部)●取付深さ:71mm(ウーファー部)●スピーカーグリル付属

新しいT3652Sは価格の点でも釣り合いの取れた組み合わせに思えるが、音調もちょうどぴったり合った感触である。軽々とした動きや高域の明るい伸びやかさなど、スピーカーの特質を無理なく引き出している。

ギターはタッチの粒立ちがはっきりして流れがよく、軽い動きでニュアンスをきめ細かく引き出している。ピアノも厚みと太さを持ちながら、動きが滞ることがない。しなやかで意外な暖かみも感じさせる鳴り方である。

ジャズはベースやキックドラムの低音を軽く描き出している。濁りがなく、素直でごく自然な出方だ。穏やかな手触りである。

アカペラも明瞭で、曇りのないハーモニーが印象に残る。歪みがなく、ディテールを緻密に取り出したデリカシーを感じる。またオーケストラは鮮烈で、わずかにこぢんまりとしたまとまりを見せる。そしてボーカルでは声の感触が、細かく表情豊かに再現されている。

ユニットの性能と性格を確実に捉えて、誇張なく駆動しているのがよくわかる音調である。

《編集部》
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