JAFと自動車保険のロードサービスはどう違う? 故障やパンクで困る前に知っておきたい基礎知識 ~Weeklyメンテナンス~ | Push on! Mycar-life

JAFと自動車保険のロードサービスはどう違う? 故障やパンクで困る前に知っておきたい基礎知識 ~Weeklyメンテナンス~

ドライブの機会が増えると出先でのトラブルが心配。そこで万が一の際に頼りになるのがロードサービス(ロードアシスタンス)だ。利用できるサービスをあらかじめ確認して出かけると良いだろう。

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JAFと自動車保険のロードサービスはどう違う? 故障やパンクで困る前に知っておきたい基礎知識 ~Weeklyメンテナンス~

ドライブ中に突然の故障やトラブルが発生したらどうする? そんな万が一の場面で頼りになるのがロードサービスだ。JAFと自動車保険に付帯するサービスの違いや救援内容、利用する際の注意点を知っておけば、ロングドライブも安心して楽しめる。

◆ロードサービスとは? バッテリー上がりやパンクなどに24時間対応

ロードサービス(ロードアシスタンス)とはクルマが故障した際などに救援スタッフが現場まで駆けつけてくれるサービスのこと。比較的軽度なトラブルであればその場で応急処置を行い、ドライブを再開できる場合もある。また故障や事故によって走行不能になった場合には、レッカー車などを使って修理工場まで搬送してくれるサービスも用意されている。

多くのロードサービスは24時間365日対応しているため、深夜や早朝にトラブルが発生しても救援を依頼できるのが大きなメリット。ただし実際の作業内容や費用、対応可能な車種などはサービスによって異なる。ドライブに出かける前に利用条件を確認しておくことが大切だ。

◆JAFと自動車保険のロードサービスは何が違う? それぞれの特徴を比較

ロードサービスを利用する代表的な方法は2つある。ひとつはJAFに入会して会員向けサービスを利用する方法。JAFの大きな特徴はクルマではなく会員本人を対象にしていることだ。マイカーはもちろんレンタカーや友人のクルマを利用している場合でも対象になり、運転していなくても同乗しているだけでサービスを受けられる。複数のクルマを運転する機会が多いドライバーにとっては大きなメリットだろう。

JAFは全国でロードサービスを展開しており、会員であれば対象となる救援作業を原則として回数制限なく利用できる。ただし入会費や年会費が必要になるほか、作業内容によっては追加料金が発生する点には注意したい。また救援までの時間は現場の場所や道路状況、依頼の集中状況によって変わるため、必ずしも短時間で到着するとは限らない。

もうひとつの選択肢が自動車保険(任意保険)に付帯するロードサービスだ。多くの自動車保険にはバッテリー上がりへの対応やレッカー搬送などのサービスが用意されており、追加料金なしで利用できる契約も多い。普段から乗っているマイカーでのトラブルに備えるなら、まずは契約中の自動車保険を確認してみると良いだろう。

ただし自動車保険のロードサービスは原則として契約車両が対象となる。さらにサービスによっては年間利用回数や無料作業の範囲に制限が設けられていることもある。JAFとは利用条件が異なるため、どちらが自分の使い方に合っているのかを考えて選びたい。なおJAFと提携する自動車保険では、両方に加入していることで無料サービスの適用範囲が広がるケースもある。

◆バッテリー上がりやタイヤのパンクに対応 現場で受けられる救援サービス

では実際にロードサービスはどのような場面で役立つのだろうか。代表的なのがバッテリー上がりやタイヤのパンクなど、ドライブ中に起こりやすいトラブルへの対応だ。

例えば出先の駐車場でエンジンを始動しようとしてもセルモーターが回らないケース。バッテリー上がりが原因であればロードサービスに救援を依頼することで、現場まで駆けつけたスタッフがジャンプスタートなどの応急処置を行ってくれる。無事にエンジンが始動すれば、その場から移動できる可能性もある。ただしバッテリー自体が劣化している場合は再び始動できなくなる恐れもあるため、早めに点検や交換を行いたい。

タイヤのパンクもロードサービスが活躍する代表的なトラブルのひとつ。スペアタイヤを搭載する車両であれば交換作業を依頼できる場合がある。一方で近年はスペアタイヤを搭載せずパンク修理キットを装備するクルマも多い。タイヤの損傷状況によっては現場での応急処置が難しく、レッカー搬送が必要になるケースもあるので覚えておこう。

そのほかにも落輪したクルマの引き上げやキーの閉じ込み(インロック)、ガス欠時の燃料補給など幅広いトラブルに対応する。ただし作業可能な範囲や無料回数にはサービスごとに違いがあり、燃料代や部品代などが別途必要になる場合もある。こうした条件を事前に把握しておけば、いざというときにも慌てずに対応できるだろう。

◆レッカー搬送は何kmまで無料? 距離制限と追加料金に注意

現場での応急処置が難しくクルマが走行不能になった場合には、レッカー搬送を利用することになる。故障や事故が発生した場所から修理工場などまでクルマを運んでくれるサービスであり、特に自宅から離れた場所でトラブルが発生した際には心強い存在となる。

ここで注意したいのが無料で搬送できる距離だ。ロードサービスによって条件は異なり、一定距離まで無料になるタイプのほか、搬送費用の上限金額を設定しているタイプ、指定工場までの搬送を無料とするタイプなどがある。

例えばJAFの個人会員は20kmまでのけん引が無料で、それを超える距離については追加料金が発生する。一方で自動車保険付帯のロードサービスには、50kmや100km、150kmといった距離制限を設けるものもあるが、実際の無料範囲は保険会社や契約内容によって異なる。

また自動車メーカーのサポートサービスにも注目したい。メーカーや車種、保証条件によっては故障時に指定ディーラーなどへの搬送をサポートするケースもある。レッカー搬送の条件だけでなく、希望する修理工場へ運べるのか、搬送先を変更できるのかといった点も確認しておくと安心だ。

特に長距離ドライブでは旅先から自宅近くの修理工場まで搬送したいケースも考えられる。無料距離を超えた際の費用負担が大きくなる可能性もあるため、出発前に利用条件を調べておきたい。

◆ロードサービスの呼び方は? 電話やスマホから救援を依頼する方法

万が一トラブルが発生した場合に備え、ロードサービスへの救援依頼方法も確認しておこう。もっとも基本的なのは電話による救援要請だ。JAFや各保険会社には専用の受付窓口が用意されているため、連絡先をスマートフォンに登録しておくと良い。通信障害やスマートフォンの電池切れに備え、電話番号を記したメモを免許証入れや車内に保管しておくのも有効だ。

近年はWebサイトやスマートフォンアプリを利用した救援要請にも対応が進んでいる。GPSによって現在地を特定し、救援スタッフへ位置情報を送信できるサービスであれば、土地勘のない旅先でもスムーズに依頼しやすい。周囲に目印となる建物が少ない場所でも位置を伝えやすく、運転初心者にとっても便利な機能だろう。

ただしGPSによる位置情報が正確に取得できない場合もある。高速道路では上下線の違いや進行方向、キロポストなども重要な情報になるため、道路標識や周辺の状況を確認して伝えたい。またアプリの利用には事前登録が必要なケースもあるので、出発前に設定を済ませておくことが大切だ。

特に高速道路で故障や事故が発生した場合は安全確保を最優先にしたい。可能であれば安全な場所に停車し、後続車に注意しながらガードレールの外側などの安全な場所へ避難する。そのうえで非常電話や道路緊急ダイヤル「#9910」などを利用して通報し、必要に応じてロードサービスを手配しよう。車内にとどまったり車両の近くで救援を待ったりすることは危険なので避けたい。

◆救援車両は何分で到着する? トラブル発生後の流れを確認

ロードサービスに救援を依頼すると、現場の場所や交通状況などを踏まえた到着予定時間を案内してもらえる場合が多い。実際の到着時間は救援車両の待機場所や依頼状況によって異なるものの、条件が良ければ数十分程度で到着するケースもある。

一方で大型連休や帰省シーズンなどの繁忙期、悪天候や災害発生時には救援依頼が集中することも考えられる。山間部など救援拠点から離れた場所では到着まで時間がかかる場合もあるため、余裕を持った行動が必要だ。

現場で応急処置が完了すれば、ドライブのスケジュールを大きく変更せずに済む可能性もある。ただし修理工場への搬送が必要になった場合は、その後の移動手段や帰宅方法も考えなければならない。自動車保険によってはレンタカー費用や帰宅費用、宿泊費用などを補償するサービスが用意されていることもあるので、こうした付帯サービスも確認しておくと良いだろう。

◆ロングドライブ前に確認したいロードサービスの補償内容と利用条件

クルマのトラブルはいつ発生するかわからない。日頃から点検やメンテナンスを行っていても、突然の故障やパンクなどを完全に防ぐことは難しい。だからこそ万が一の事態に備え、ロードサービスをすぐに利用できる環境を整えておくことが重要だ。

確認しておきたいのは契約しているロードサービスの対象範囲や無料で受けられる作業内容、レッカー搬送の距離制限、救援依頼の方法など。さらにロングドライブへ出かける際には帰宅費用や宿泊費用などのサポートが利用できるかも確認しておくと安心感が高まる。

JAFと自動車保険付帯のロードサービスにはそれぞれ異なるメリットがあり、両方を組み合わせることで補償の幅が広がる場合もある。すでに加入しているサービスを有効活用し、万が一のトラブルにも落ち着いて対応できるよう準備を整えておこう。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後、出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務し、独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ、インテリア、アウトドア関連など幅広いジャンルのライティングを手がける。カーオーディオ雑誌の編集長も請け負い、現在もカーオーディオを中心とした執筆活動を続けている。

《土田康弘》

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