4月20日に富士スピードウェイで開催されたレイズファンミーティング2025。800台を超えるエントリーの中から注目の輸入車をピックアップ。レイズホイールのマッチングについて注目した。

レイズのホイール群は国産車はもちろん数多くの輸入車ユーザーにも愛されている。それは当日のエントリー車を端から見ていけば理解できた。BMW、VW、アウディ、ポルシェ、アバルト、ロータスなどさまざまな車種の足もとにはそれぞれのモデルに合わせたホイールがセットされ、輸入車を彩るホイールとしてレイズのモデル群がいかに有効であるかを示すことになっていた。

輸入車へのマッチングで特に目立ったのは、同社のフラッグシップシリーズであるボルクレーシングの装着率の高さだ。鍛造による高品質モデル群は、クオリティの高い輸入車へのマッチングでも似つかわしい。中でも注目を集める存在になっていたのはボルクレーシングG025だ。細身のツインスポーク×5対を備えたスタイリングが、ボルクレーシングの中でも独特のスタンスとなるモデルだ。Gシリーズと呼ばれる同モデルは、エモーションナルをテーマにしたデザイン処理が特徴であり、細くエッジの効いたスポークやスポークの付け根部分に穴(ウェイトレスホール)を穿ったデザインは、機能性とフォルムを高次元で両立させているモデルだ。

G025にはリムを備えたG025LCや22インチモデルのG025GC、さらにはシャイニングブロンズメタルのカラーを纏ったG025 SZ EDITIONと派生モデルも多く、ベースデザインの確かさがここでも証明されることになった。スポーティなBMW Mシリーズへのマッチングも車両との相性もピタリと決まり、象徴的なセレクトのひとつとなっていた。

ライトウェイトスポーツの輸入車のエントリーも多かったのが、この日の会場での特徴だ。そこには操る楽しさを存分に味わう走り重視のユーザーならではのセレクトがなされている。注目モデルとなったのはボルクレーシングTE37 SAGA SLもそのひとつ。伝統の6本スポークを備えた新世代のTE37であるSAGA、その上で軽量性、コンケイブを備えたデザインがSLの特徴でもある。パフォーマンスの高さはもちろん、履きこなすだけで走りをイメージさせることができるTE37 SAGA SLは輸入車でもスポーツの定番モデルとなっている。

他にもTE37系のモデル群を履きこなす輸入車は多く、TE37 SAGA S-plusも人気を集めるモデルとなっていた。ハイパワー化する現代の車両に合わせて高強度化されたSAGAに、19インチサイズとして投入されたS-plusも走りのパフォーマンスを感じさせる1本となった。またコンパクトクラスのアバルトなどにセットされていたのがT37 SONIC。15/16インチモデルを用意し高性能化するコンパクトスポーツの足もとを支えるモデルになっている。リム上側にスポークを接合させる構造などで強度も高めたモデルとなった。

さらにボルクレーシングでは強靱さを備えたホイールとして定評のあるZE40を履きこなすエントリー車も見られた。リムを掴むように有機的なフォルムを描いて伸びる10本スポークは応力分散にも優れる構造で、ハイパフォーマンスマシンの足もとを受け持つには最適。輸入スポーツのもうひとつの選択肢となった。

ボルクレーシング以外にも輸入車へフィットするレイズのホイール群は数多い。そのひとつがホムラだ。VW『ティグアン』といった欧州SUVの足もとを彩るには、優雅なフォルムを備えデザイン性豊かなホムラはぴったりのセレクト。実際にホムラ2×9Rを履きこなすティグアンのスタイリングの美しさは際立っていて、2×9のクロススポークデザインは繊細で上質なイメージを与える。

スポークがリムに接する部分にあるコの字形状のデザインを施すなど、個性的な処理を施す点も見どころ。車両の質感とマッチする高いクオリティを感じさせるホイールとなっていた。

輸入車へのマッチングサイズも数多く、さらにパフォーマンス面、デザイン面でも守備範囲が広いレイズのホイールであれば、多彩な輸入車に適合させることができる。スポーツからドレスアップまで輸入車にピッタリなマッチングを見つけ出すにも最適だろう。