ハイポテンシャルなGRカローラの各社カスタマイズが面白い! 全9台…東京オートサロン2024 | Push on! Mycar-life

ハイポテンシャルなGRカローラの各社カスタマイズが面白い! 全9台…東京オートサロン2024

GRブランドの第4弾として2023年に登場したGRカローラ。5ドアハッチバックのスタイルでスポーツできる車両は、まさに普段使いからサーキット走行までをこなすことができるオールマイティな車両として多くのユーザーに注目される。

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GRブランドの第4弾として2023年に登場したトヨタGRカローラ』。5ドアハッチバックのスタイルでスポーツできる車両は、まさに普段使いからサーキット走行までをこなすことができるオールマイティな車両として多くのユーザーに注目される。

東京オートサロン2024でも多くのGRカローラベースのカスタム/チューニング車両が登場。リアルレーシングからエアロカスタムまで、そのポテンシャルの深さを感じさせる多彩なモディファイ例を見せてくれた。

◆トーヨータイヤ

今シーズン新たにTeam TOYO TIRE DRIFTメンバーに加入し、D1GPを戦うことになった松山北斗選手がチャンピオンを目指して導入したマシンがこれ。フルオープンして誇らしげにアピールしたエンジンルームにはHKS3.4L kitやHKSのカムシャフト、GT75100タービン、ORC1000Fクラッチなどを投入。サスペンションにはHKSのHIPERMAX/CUSCO Drift Angle kitを投入して走りをサポート。カーボンボンネットやアーティシャンスピリッツのエアロ類などで本気のレーシングマシンを感じさせる。ホイールにはレイズのグラムライツ57NR(F:18インチ×9.6J、R:18インチ×10.5J)を履く。

◆HKS

HKSとアドバンスポーツラジアルとのプロジェクトとして製作されたこのクルマ、ドライバーは谷口信輝が務める。GRカローラというベース車のパフォーマンスを引き出し、日常ユースはもちろんサーキット走行までを1台でこなしてしまうスペシャルなマシン作りが込められた。エンジン周辺には数々のHKSパーツが投入されているのも見どころだ。マフラーにはLEGAMAX Sportsを装備、エンジンにはHKSが施策を進めているECUも投入する。また空冷式オイルクーラー&インタークーラー&コールドエアインテークキット(試作)も装備してパフォーマンスアップを追求している。

◆ブリッツ

GRカローラを筑波サーキットのタイムアタックのステージに立たせることを目的としてブリッツがチューニングを施した。このクルマを作るための専用パーツを次々と試作していることからもその意気込みが感じ取れる。吸排気系ではNUR-SPEC TA EDITIONのマフラーを試作、CARBONエアクリーナーも試作している。さらにECUも試作して本気でタイム狙う仕様を完成させた。もちろん足まわりも走りのステージに合わせてグレードアップ。ダンパーにはZZ-R SpecDSC PLUSの試作品を投入。外装にはAERO SPEED R-Conceptのスポイラー群を装備し走りを感じさせるムード満点だ。

◆クスコ

GR COROLLAモリゾウエディションをベースとしたこのクルマは、クスコとポテンザによるプロジェクトから生まれたチューニングマシン。コンセプトは日常ユースからサーキットまでを存分に味わえるGRカローラに磨き上げること。足まわりにはCUSCOのピロアッパーマウントやリアアーム、リアメンバー、タワーバーなどを装備、さらには駆動系にもクスコのL.S.D.を投入してサーキットでのドライビングの質をアップさせた。タイヤにはポテンザのRE-71RS/RE-12D TYPE Aを履き、筑波サーキットのタイムアタックでも活躍中。GR×GROWデザインのエアロを備えた外装も映える。

◆クスコレーシング

フォーミュラードリフトへの参戦マシンとしてクスコレーシングが車両製作したのがこのクルマ。2023年WRC王者のカッレ・ロバンペラ選手がドライブするマシンとしても注目される車両だ。エンジンパーツやタービンなどはHKSパーツを投入、ダンパーやスプリング、アングルキットなどはクスコ製を用いる構成。エンドレスのブレーキやサデブのシーケンシャルギアボックスを採用。ドリフトで勝つためのレーシングパーツを惜しみなく投入しているのは本物ならでは。ホイールのアドバンレーシングのGT BYONDはF=18インチ×10J、R=19インチ×10.5Jを履く。

◆サード

レーシングマシン作りからノウハウを得たエアロパーツを投入したGRカローラを出展したのはサード。レーシングマシンさながらの巨大なウイングはSARDウイング。フロントハーフスポイラーや存在感たっぷりのブリスター形状のフェンダーなどを含めたエアロキットはSARD PERFOMANCE AERO(仮名)。走りをイメージさせる外装が個性的。センター2本+左右に2本の4本出しマフラーはSARD Ti-Z FULL TITANIUM MUFFLER。サード製の車高調(試作)も投入するなど、エアロフォルムをサポートする足まわりパーツも充実。ストリートでも映えるスポーティなカスタムスタイルが魅力いっぱい。

◆GR×グロウ

ストリートで他のカローラと差を付けるスポーティ路線のエアロを纏ったグロウのGRカローラ。エアロキットにはGR GROW DesignAero KITを装着。シャープなリップやセンター2本出しのマフラー(GROW Design FGKエキゾーストシステム)を内包するリアまわりなど、プレシャスメタルのボディカラーをさらに重厚に輝かせるソリッドなフォルムを作り出している。サスペンションにもGROW Design MASA SPECスポーツスプリングを採用、ポテンザのRE-71RSを履きこなす足まわりでスポーツドライビングをサポートするフットワークをコーディネートする。

◆モリゾウカスタム

モリゾウこと豊田章男氏(トヨタ会長)が自らの愛車をオートサロン会場に展示した。サーキットランをこなしたり開発時のテストドライブをするなど、クルマ作りにもスポーツドライビングにも精通するモリゾウだけにGRカローラの楽しさをしっかりと引き出すモディファイを施した。MORIZO Edition専用セミバケットシートや専用ステアリングを装備し、操る楽しさを一層高めているのもひとつの狙い。ウエッズスポーツのSA-25R(F:18インチ×8.5J、R:18インチ×8.5J)は細身の10本スポークで外装からもスポーツドライビングを感じさせるキーワードになっている。

◆バリス

スーパーGTなどのレーシングマシンにエアロパーツを提供しつつづけるバリス。デザインだけでは無く機能を兼ね備えたパーツ開発こそが同社のコンセプトだ。その裏付けとなっているのがこれらのレース活動なのだ。そんなバリスがオートサロンで展示したGRカローラには同社のエアロパーツが全身に纏われた。注目のパーツのひとつになったのはCOOLINGボンネット。大きく開口したエアアウトレットを設けた構造が迫力。GRカローラを一気にリアルレーシングの世界へとい誘うパーツだ。またリアウイングも個性的。センター2本出しマフラーとリアハーフエアロのスタイルも戦闘的。

《土田康弘》

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