4カメラドライブレコーダーで死角を極限まで減らす『スマートレコ PERFECT4』に注目 | Push on! Mycar-life

4カメラドライブレコーダーで死角を極限まで減らす『スマートレコ PERFECT4』に注目

いま、仕事の移動車だけでなく、愛車に取り付けたいアイテムとして需要が高まっているドライブレコーダー。走行時や停車時に起こるトラブルや事故の状況を録画した動画や画像が客観的な検証に役立つとして、その有効性が注目されています。

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4カメラドライブレコーダーで死角を極限まで減らす『スマートレコ PERFECT4』に注目
  • 4カメラドライブレコーダーで死角を極限まで減らす『スマートレコ PERFECT4』に注目
  • サイドカメラはプライバシーガラスだが鮮明な映像が録画されていた
  • 車内側から見たサイドカメラ
  • ホワイトハウス本社1Fにあるプジョー名古屋名東
  • グローブボックスに本体が設置されている。
  • リアカメラもプライバシーガラスを通しての録画だったが歪みも少なく鮮明な映像を確保している
  • フロントカメラはモニターレスでスマートな取付を実現
  • モータージャーナリスト藤島知子氏

いま、仕事の移動車だけでなく、愛車に取り付けたいアイテムとして需要が高まっているドライブレコーダー。走行時や停車時に起こるトラブルや事故の状況を録画した動画や画像が客観的な検証に役立つとして、その有効性が注目されています。

現在販売されているドライブレコーダーには様々なタイプが存在していて、2カメラ式、3カメラ式、360°カメラを活用して自車を取り巻く周囲の状況や車内を撮影できる製品も。今回はそうしたドライブレコーダーの中でも個性が光る4カメラ式の逸品があるということで名古屋へ向かった。

◆4カメラだからこそ撮れる映像がある

その製品の名は『スマートレコ PERFECT4』。4カメラ式のドライブレコーダーで、4つのカメラの一つはルームミラーの裏側のフロントガラス、2つ目はリヤガラスに。3つめと4つめのカメラは左右のリヤクォーターガラスに取り付けるものになっている。

4つのカメラを設けた理由は、これまでのドライブレコーダーには車両の両サイドに録画できない死角が存在していたため、それに対応する製品を開発したという。スマートレコ PERFECT4は前後左右に搭載する4つのカメラを超高精度で同期させることに成功したもので、録画された映像はすべてフルHD(1920×1080)の鮮明な画質で記録されるそうだ。

百聞は一見にしかずということで、私はスマートレコを搭載したデモカーのハンドルを握り、名古屋駅から名古屋高速を経て、30分ほどのドライブを体験させていただいた。向かった先は株式会社ホワイトハウス 本社ビルの1Fにあるプジョー名古屋名東。ホワイトハウスグループといえば、中部地区最大手の輸入車正規販売店、中古車事業を行うオートプラネット、キャンピングカー事業などを行っていることで知られている。なかでも、スマートレコの企画・開発・販売を行っている株式会社TCLは四輪車、二輪車に付随する部品・用品の商品企画や輸入、製造、販売を行う会社。いわば、クルマにまつわる”あったら有り難いアイテム”を開発し、販売する会社だ。

◆ドライブレコーダーとしての機能を追求
4カメラだからこその苦労を実現した製品

ショールームではスマートレコの開発を行った株式会社 TCL トータルカーライフ・サポート事業部の田村洋秋さんにお話を伺うことができた。

田村:スマートレコの特徴は4つのカメラを搭載し、前後左右の全ての領域を撮影できることです。

藤島:360°カメラなど、少ない台数のカメラで広範囲の撮影を補おうとすると、魚眼レンズのように画面の端が歪んで映ることがありますよね。

田村:360°カメラの特性上、どうしても歪みが出たり、解像度が足らない場合があります。また、ルームミラー位置が基点なので、後方も側方も車内を通じての映像となってしまうこともあって、お客様から「どうにかちゃんと撮影できるドライブレコーダーがないか」という声をいただきました。私たちはクルマの前後を撮影する製品は扱っていたのですが、スマートレコ PERFECT4は全方向をきちんと撮る方向性を目指して、開発に3年の月日をかけて4カメラ方式の開発に挑戦しました。

藤島:“超高精度に4つのカメラの映像を同期させるということに成功した”ということですが、難しい技術なのでしょうか。

田村:4つのカメラで撮影した映像を一度に書き込む処理を行うためには高性能なCPUが必要でした。

藤島:賢い頭脳を手に入れたと。

田村:4つのカメラをサイドウィンドウやクォーターガラスに取り付けるノウハウを確立して特許を申請しているので、そのあたりも他社の製品にはないユニークなポイントです。

藤島:確かに4カメラ式は聞いたことがありませんでした。

田村:360°カメラが登場したことはセンセーショナルな出来事でしたし、他社はそちらに注力された傾向がありました。私たちのグループでは正規ディーラーを運営していますので、お客様に販売する上で中途半端な製品は出せません。そこで、4カメラ式だからこそできる機能を時間をかけて開発しました。

藤島:正規ディーラーでクルマの販売・整備を行っているとなると、様々な世代のクルマのメカニズムや構造にまつわる知識も豊富にお持ちではないかと思います。最新のクルマは運転支援機能のセンサーやカメラを搭載しているので、それらとの関係がどうかも気になります。

田村:我々はサービス工場を持っていますし、自分たちが取り扱うブランド以外のクルマを見る機会もありますから、そこで得た情報をフィードバックしながら製品づくりに活かしていることも強みだと思います。例えば、電波干渉しないように配慮していること。輸入車の場合、クォーターガラスにラジオやテレビのアンテナが貼られている車種もあったりするので、きちんと対応できるのか実地検査をして製品に落とし込んでいます。

また、私たちの製品は何世代もかけてバージョンアップしてきたので、これまでの製品のいいところは引き継いでいます。例えば、SDカードの寿命をお知らせする機能を搭載して、確実に運用できることにもこだわりました。

藤島:なるほど。SDカードの状態に応じて、段階的に安全なら青色、注意は黄色、交換推奨になったら赤色という具合に画面表示や警告音でお知らせしてくれるのですね。「肝心な時に録画されていなかった」というトラブルを免れそうです。

田村:駐車監視モードは2011年発売の初代スマートレコから付いている機能です。人や通行する車がクルマの側を通ったり、振動があったことを検知します。今回のスマートレコには3つの録画モードが設けられていて、クルマや人が動いた時だけ撮影するほかに、長時間かけてコマ撮りをするタイムラプス機能も。超低電力モードはバッテリー上がりを気にせずに長期間駐車監視したい時に役立つ機能です。もし、何かが接触したら1.5秒で起動して録画を開始します。クルマ側のバッテリー電圧もチェックしているので、電圧が低下するとシャットダウンすることもありますが、エンジンが掛からないというトラブルを予防するように配慮しています。設定はクルマに搭載したタッチパネル、スマートフォンのアプリで操作できるのも便利です。何かが起こった際はフォルダに分けて記録するため、上書きされにくい仕組みになっています。

◆4カメラ同時録画はもちろんのこと
高精細に状況を把握できるスペックを確保する

ここで、先ほどドライブしてきた映像を再生してみることに。4つのカメラで撮影している映像は3.5インチのタッチパネル式のモニターで見られるほか、スマートフォンのアプリで確認することも可能。専用ホームページからパソコンにビューワーをダウンロードしておけば、録画した映像を大きな画面でじっくりと確認することもできる。

藤島:街中の走行では、自転車やバイクが通過したりする工事区間を通ったり、名古屋高速ではいくつもの分岐を通過したり、周囲のクルマが複雑に行き交う状況でした。こうした場所では接触事故も起こりやすいものですね。その点、4カメラ式のスマートレコは合流車両やすれ違うクルマがしっかり映されているので、万が一事故が起こった際はその過程をくまなく確認することができそうです。

田村:駐車しているシーンでは目の前の道をクルマが通った時に録画されています。これがモーション録画の機能です。また、駐車時はカメラに搭載された青いLEDのランプが窓越しに見えるので、盗難予防の効果も見込めます。実際にお客様の駐車場で何台ものクルマが車上荒らしに遭った時でも、スマートレコを装着していたクルマは大丈夫だったという事例がありました。

藤島:隣の駐車枠にバックで車庫入れするクルマの様子も映っています。万が一、当て逃げなどの事件があった際も、必要な情報を探して見ることができそうですね。

田村:プライバシーガラスやスモークフィルムを装着している車両の場合、撮影する映像の明るさを3段階で調節できる機能もあります。夜間の撮影にも対応しているので役立てていただけると思います。

藤島:4カメラ式のスマートレコなら、走行時にすり抜けていく車両がドアミラーに接触したり、隣に駐車しているクルマがドアをぶつけて傷がつくドアパンチの様子も撮影できそうですね。

田村:そうした状況を録画したいという要望は随分前からありました。これまでは、前後のカメラが録画した映像で推測することはできたものの、特定することは難しいものでした。サイドカメラがあると確実に記録できます。クルマが事故などに巻き込まれた時の状況を確実に映したいというお客様に価値を感じていただける製品だと思います。

藤島:万が一、あおり運転に出くわした場合、走行中に自車の周囲にいる車両がどんな軌跡で近づき、去っていくかといった状況を一連の流れで確認できそうですね。フルHDの高解像度に対応していることで確認できる手がかりも増えそうですし、それぞれのレンズの守備範囲を狭くして全方向を4つのカメラで分担して撮影しているから、リアルに近い視野で状況を確認しやすいのもいいですね。

田村:充実させた駐車監視機能、4カメラ式のドライブレコーダーいう点では、日本のみならず、世界でもまだ同様の製品は確認できていません。現時点で見れば、最もしっかり撮れるドライブレコーダーとして、事故だけでなく、事件やトラブルの用途にも役立てていただけると思います。スマートフォンのアプリにも対応しているので、録画した映像をLINEやSNSなどにすぐに共有することも可能です。ちなみに、私は偶然、流れ星を撮影することができたのでツイッターにアップしてみました。

藤島:そうした今ドキの動画の使われかたにもマッチする進化を遂げているというのは嬉しい発見ですし、これまでのドライブレコーダーとしての役割以外に利用用途の拡がりを感じるエピソードですね。

お客様から直接集めた意見を元に、安全性を高めることを突き詰めて完成した4カメラドライブレコーダー『スマートレコ PERFECT4』は感度の高い、安全意識の高いユーザーにとってはまさに待ち望んでいた製品だと思わせる完成度でした。

『スマートレコ PERFECT4』の製品詳細はこちら
《藤島知子》

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