アルファロメオ新型SUV、『トナーレ』に「Q4」…1.3リットルターボ+モーターのPHEV | Push on! Mycar-life

アルファロメオ新型SUV、『トナーレ』に「Q4」…1.3リットルターボ+モーターのPHEV

◆PHEVシステム全体のパワーは280hp
◆アルファロメオの新デザイン言語
◆2つの大型フルTFTスクリーンは合計22.5インチ

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アルファロメオ・トナーレ・プラグインハイブリッド Q4
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アルファロメオは11月17日、新型コンパクトSUV『トナーレ』(Alfa Romeo Tonale)の欧州仕様車に設定するブランド初のPHEVのモデル名を、「トナーレ・プラグインハイブリッドQ4」と発表した。PHEVパワートレインの詳細も明らかにしている。

◆PHEVシステム全体のパワーは280hp

PHEVシステムは、排気量1.3リットル直列4気筒ガソリンターボ「MultiAir」エンジン(最大出力180hp)が6速ATを介して前輪を駆動し、電気モーター(最大出力122hp、最大トルク25.5kgm)が後輪を駆動する「Q4オールホイールドライブ」を採用する。PHEVシステム全体で、最大出力280hpを引き出し、0~100km/h加速6.2秒、最高速206km/hの性能を発揮する。

バッテリーは蓄電容量15.5kWhのリチウムイオンだ。EVモードの航続は、市街地サイクルで最大80km以上を確保した。エンジン併用の航続は600km以上に到達する。

また、EVモードの最高速は135km/h。バッテリーの充電に関しては、出力7.4kWの急速充電器を利用した場合、フル充電までの時間は2時間30分としている。

◆アルファロメオの新デザイン言語

トナーレのデザインにあたって、「チェントロスティーレ・アルファロメオ」は、オリジナルのコンセプトを忠実に再現することを目指した。都会的でアクティブな顧客をターゲットにするトナーレは、官能的で未来指向のデザインが特徴だ。今後のアルファロメオの基準になる新デザイン言語を採用しているという。

具体的には、5ホールのアルミホイール、「テレスコピック」インストルメントパネル、3スポークのスポーツステアリングホイール、サインカーブ(正弦波)ヘッドライトなどに、新しいデザイン言語が反映された。ボディサイズは全長4530mm、全幅1840mm、全高1600mmとした。

トナーレには、アルファロメオのデザインの伝統も受け継がれている。たとえば、『ジュリアGT』のリアからヘッドライトまで走る「GTライン」を採用した。ワイドでエレガントなボリューム感とともに、『8Cコンペティツィオーネ』などのアイコンモデルを想起させることを狙った。フロントには、「Trilobo」と呼ばれるシグネチャーを採用し、中央にはアルファロメオを象徴する「Scudetto」(盾)が装着されている。

◆2つの大型フルTFTスクリーンは合計22.5インチ

インテリアは、レースの歴史にヒントを得ており、ドライバーに焦点を当てている。センターコンソールには、新しい「D.N.A.ドライビングモードセレクター」が配置された。ドライバー指向のダッシュボードは、エアコンのベントが特長だ。中央のベントはスリムな形状とする一方で、外側のベントは「タービン」形状とした。ベント、センターコンソール、ステアリングホイールなどは、ダイヤモンドテクスチャーのテーマによって装飾されている。

トナーレには、新開発のインフォテインメントシステムを標準装備した。カスタマイズ可能なグーグル「Android OS」と、「OTA(Over-the-Air)」アップデート機能を備えた4G接続により、コンテンツ、機能、サービスは最新の状態に保たれる。

このシステムは、フルデジタルの12.3インチスクリーン、メインの10.25インチのタッチスクリーン、マルチタスク対応のインターフェイスから構成された。ドライバーは、運転から注意をそらすことなく、すべての情報をひと目で確認できるという。合計22.5インチの2つの大型フルTFTスクリーンは、セグメントにおけるクラス最高のスペック、としている。


《森脇稔》

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