ランクルの本気を見たことある? ブラッドレー杯でガチな走りを支える足元に注目【4x4エンジニアリング:40周年特別企画】 | Push on! Mycar-life

ランクルの本気を見たことある? ブラッドレー杯でガチな走りを支える足元に注目【4x4エンジニアリング:40周年特別企画】

市販車から本格的な競技車両まで、数多のオフローダーの足元を支え続けて40年。それが4×4エンジニアリングのホイールブランド『ブラッドレー』である。

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4x4エンジニアリングサービス【第24回ブラッドレー杯】
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  • 第24回ブラッドレー杯は西岡 知朗選手が完璧な走りで優勝を収めた

市販車から本格的な競技車両まで、数多のオフローダーの足元を支え続けて40年。それが4×4エンジニアリングサービスのホイールブランド『ブラッドレー』である。

その名を冠したランドクルーザー/ランドクルーザー・プラド限定のトライアル競技会「ブラッドレー杯」もまた、今年で24回を数えるという歴史あるオフロードイベントだ。今年のブラッドレー杯は3月20日、愛知県豊田市のさなげアドベンチャーフィールド(SAF)で開催。アウトドアレジャーの総合施設に設けられた東海地方屈指のオフロードコースで、北海道から九州まで全国各地から集結した47名の猛者たちが腕を競い合った。

そして自動車メーカーで車両開発に携わり、ブラッドレー使用歴が実に30年という大会実行委員長の上野和幸氏に伺った、ブラッドレー杯の精神と今後の展望、そしてオフロード走行の楽しみ方についてお伝えしよう。

ブラッドレー杯の開催当日は晴天だったが、前々日は雨。路面には水たまりも残っており、コースの難易度を上げていた。競技形態はトライアル方式で、コースを区切るポールやテープとの接触およびコース通過時間超過は減点される。最終的にマイナスポイントが最も少なかったドライバーが勝利を収める。

ダート・岩場・急坂・モーグルが待ち構える難コース、攻略を目指してオフロード競技好きな挑戦者が集まる!

林道や岩場、急坂やモーグルなど多彩なシチュエーションが揃ったSAFに、設営された競技コースは4つのセクションで構成。いずれも車両やコースの状況を的確に判断しつつ、繊細な操作や思い切ったドライビングをすることが求められる設定とされた。

「毎回、ある程度みんなに考えてもらうような競技会にしたいと思っています。できるだけランクルの性能をフルに活かして、それを自分の頭で考えて乗りこなす、というところを目指しているので、競技のレベルをどんどん上げていって、若い人達そして次の世代の人達に、しっかりとこの競技やランクルのオフロード性能を理解してもらう。そしてそれを楽しんでもらうような競技会にするために、今後も続けていきたいと思います」。

キング・オブ・オフローダーともいうべきランドクルーザー系モデル限定で、長年にわたり続いてきた伝統ある競技大会と聞くと、敷居が高そうだが、上野氏は幅広い層のランクルファンが参加できるイベントを心がけているという。

ブラッドレー杯は初心者から本当にレベルの高い人達まで参加していて、さらにショップのオーナーもいっぱい来ています。クルマのレベルもノーマルに近い所からすごく改造したようなクルマまで、それらが一緒に競えることを目指してやっているので、最初は難しいという声が大きかったですけど、最終的にはみんな笑顔になってくれました。

1人1人が主役となるブラッドレー杯、一歩踏み出して気軽に挑戦してみてほしい

ランクル乗りたちにとって、自分の技術と愛車を披露する晴れの舞台となるブレッドレー杯だが、そうした競技にエントリーせずとも、サポート体制が確立されたコースでの走行からオフロード体験をはじめることは重要だと、上野氏は考えている。

「まずはクローズドコースの安全なところから走っていただくのが一番だと思います。最初に安全が担保されているところを体験で走ってもらう。そして自分のクルマの限界を知ってもらう、というのがいいかもしれないですね。いきなり大きなタイヤを履いたりして難しいところへ行くのではなくて、こういった所で限界を知った上で、次へのステップアップにつなげる、というのがいいのではないでしょうか。」

しかも、こうした整備されたコースでのイベントに参加することは、走行そのもの以上に重要な意味があると、上野さんは訴える。

仲間を作れることが一番大きいですよね。1人で走っていて成長するのは中々難しいので、先輩やベテランの方に教えてもらえるような仲間づくりも大事です。ランクルの場合は仲間を作りやすいクルマだと思うのです。そこもランクルの魅力なので、そういったところを上手く活かして、色々な人と接することで自分のレベルも上がるのではないかな、と思っています。」とのことだ。

ブラッドレー杯のサブタイトルに隠された「ランドクルーザー・トレーニング・ミーティング」の真意とは…?

同時に、オフロード競技者の裾野を広げ、必要な知識を次世代へ継承することも目的としているブラッドレー杯。そうした狙いもあって、このイベントには“ランドクルーザー・トレーニング・ミーティング”というサブタイトルが添えられている。

「できるだけ若い人達にこの競技のやり方とかノウハウだとか、今日も実施したようなレスキューの方法も伝えていきたいですね。それらを含めて“ランクルのトレーニング・ミーティング”という形にしていきたいなと思っています。」

ブラッドレー杯は、ランクルを愛する有志のボランティアによって運営されている。競技にエントリーせずとも、誰もが参加者としてイベントを盛り上げているのだ。

競技はランクルの3世代目【BJ41V】を駆る西岡 知朗選手が、3セクションをノーミスで終えて優勝。ブラッドレー杯名物となっている、親分ことランドクルーザーファンクラブ(LCFC)代表・寺田昌弘氏の手作りトロフィーを手にした。さらにブラッドレー40周年記念として、ブラッドレーの最高峰鍛造ホイール「ブラッドレー フォージド 匠」が贈られた。

過酷なコースで本気の争いが繰り広げられた一日だったが、最後は誰もが笑顔のノーサイド。イベントをトラブルなく無事終えた上野氏も、安堵の表情を浮かながら「今日は天気もよかったですし、終わったときにはみんな『よかった』と言ってくれて、成功かなと思っています」とほっと一息。

単なるオフロード競技ではなく、参加者全員が楽しみながらランクルをはじめとした愛車との付き合い方を学んで、さらに一緒に楽しめる仲間づくりもできるブラッドレー杯。今後もランクルファンがいる限り、末長く続いていくに違いないだろう。

第3回ブラッドレーシリーズ九州ラウンドが9月25日(日)に開催決定!

熊本県阿蘇市にあるJ club波野高原キャンプ&オフロード場にて「第3回ブラッドレーシリーズ 九州ラウンド」が9月に開催予定だ。本家である“さなげでのブラッドレー杯を目指す”をコンセプトに、ブラッドレー杯ルールを採用した形で2021年から開始されている。

九州エリアのランクルユーザーはもちろん、少しでも興味があればまずは気軽にエントリーしてみよう!

4x4エンジニアリング『ブラッドレー40周年』特別ページはこちら
《関耕一郎》

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