社外カーオーディオを搭載した時の変化を改めて実感してみる | Push on! Mycar-life

社外カーオーディオを搭載した時の変化を改めて実感してみる

初めて社外カーオーディオを搭載したのは18歳の時。クルマを購入して納車後に即量販店でピカピカ光る2DINデッキにフロントスピーカー、リアトレイに乗っけるメーカーロゴが光るスピーカーを取り付けた。

カーオーディオ デモカー製作記
社外カーオーディオを搭載した時の変化を改めて実感してみる
  • 社外カーオーディオを搭載した時の変化を改めて実感してみる
  • 市販の取り付けキットを使用してナビの入れ替えを行う
  • スピーカーの距離差を調整するタイムアライメント機能
  • イコライザー機能はフラットのままで調整を完了している
  • フロントスピーカーのクロスオーバー設定画面
  • リアスピーカーのクロスオーバー設定画面

初めて社外カーオーディオを搭載したのは18歳の時。クルマを購入して納車後に即量販店でピカピカ光る2DINデッキにフロントスピーカー、リアトレイに乗っけるメーカーロゴが光るスピーカーを取り付けた。

それから何台ものクルマ(主に中古車)を乗り継いできたけれど、社外カーオーディオは必ず搭載してきた。その理由をふと考えてみると、音楽は好きだけれどごくごく一般的な好きレベルだし、楽器の演奏はソプラノリコーダー以来したことがない。それでもカーオーディオが好きで仕事にまでしているのは“音が好き”なのかなと思っている。音の質や色の違いがとても面白い。いい音って簡単に言うけれど、搭載する製品によってそこに個性が生まれて、同じ曲でも違った景色が見えてくる。しかも同じ製品を使ってもクルマによって変わってくる。不思議でとても面白い世界、そして運転する人の気分が良くなる。素晴らしい。そんな変化を楽しむべくクルマ入れ替え時には毎回徐々にステップアップして楽しんでいるのだけれど、今回も同じくその過程を楽しんでいるのでお伝えしていく。

音が良いナビとして一世を風靡。
開発者の想いがギュウギュウに詰め込まれている製品

クルマ購入の条件として毎回“2DINスペース”があるクルマを選んでいる。これは市販カーナビゲーションを必ず搭載することを考えているから。そして搭載するのはダイヤトーン・サウンドナビ。ナビ機能だけを考えればサウンドナビよりも性能が高いものはあるけれど、ソースユニットとして考えると非常に高い性能を有していて、精細にコントロールできる調整機能、そして高品質な内蔵アンプは間違いなくトップクラス。発売当初から取材をしていて、これだけ良い音への拘りを突き詰めた製品はほとんどない。残念ながらここ数年はオーディオ部分のアップデートはされていないけれど、その品質の高さは今でも一線級の製品だ。今回もこのサウンドナビを使ったシステムを構築していくことにする。

音を良くしたいと思っているのならば
カーオーディオプロショップへ行くのが最短ルート

納車時からナビを交換するまでの間は純正ナビ+純正スピーカーとなり、当然音は鳴るけれどボヤッとモワッとした感じでユルユルした印象。定位がハッキリとしていないので聞く側の意識も定まらないし、いい音とは確実に思えない状態。そこからサウンドナビに換装することでどうかわるのかを改めて感じてみる。

取り付けは毎度お願いしているプロショップであるサウンドステーション クァンタム(茨城県守谷市)。作業自体は元々装着されていたナビを外して、取り付けキットを使って換装する。そして内蔵アンプを使用してフロント&リアスピーカーを鳴らす。フロントスピーカーはダッシュボード奥にツイーターがあり、ドアにウーファーがあるのだけれど、サウンドナビだけにある“マルチタイムアライメント”という機能を駆使して調整がされていく。詳しい説明をするとなかなか難しい話になるので割愛するけれど、この機能を使う事でパッシブネットワークを介しているスピーカーも細かく調整が行えるのだ。

ナビの交換自体は1時間弱で完了して、そこから音の調整となるのだけれど、プロショップでナビを装着する大きなメリットとして音響調整をしっかりと行ってくれるということがある。せっかくの調整機能があっても、その調整をする人の技術力によって出てくる音に大きな違いが出る。付けただけで調整はしないというのはもってのほかで、調整しないのならナビ機能に特化した製品を買うべきだ。使いやすい高機能なナビにしたい、いい音にもしたいと考えるのならばカーオーディオプロショップに行くのが一番の近道である。

ナビだけ替えて音が変わる?
その変化には毎回驚かされる

調整が始まって30分ほど経過してクルマから土屋さんが出てくる。一言『ん』とクルマを指さすので試聴してみると純正状態とは全く違う世界が広がっていた。最初に感じた明確な違いは“音が前方で広がっている”こと。しっかりとした定位があってブレずに再生されている。そして純正時にはユルユルに感じていた音も輪郭が出てきてメリハリが付いた印象。低域もある程度出ていて、これはリアスピーカーを使って補完しているとのこと。そして車種選定で狙ったようにプリウス独特の空間表現も見事に発揮していて、奥行き&幅の豊かな立体的な音響空間に変化していた。

今回の作業としては純正スピーカーのままでナビを換装してプロショップの調整を施したという状況。それでも違いは想像以上に大きくて、正直これだけでもしばらく満足出来るのでは?と思ったほどだ。だがしかし、上のレベルを知っている以上は求めたくなるのが常。ということで次回は前デモカーから移設するスピーカーへの交換と、とある一言でドツボにハマったスピーカーケーブル交換を行ったレポートをお伝えします。

《藤澤純一》

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