ランドローバー ディフェンダー 新型に525馬力スーパーチャージャーの「V8」…グッドウッド2021で実車発表へ | Push on! Mycar-life

ランドローバー ディフェンダー 新型に525馬力スーパーチャージャーの「V8」…グッドウッド2021で実車発表へ

◆最上位モデルらしい専用仕上げの内外装
◆0-100km/h 加速5.2秒で最高速240km/h
◆「テレイン・レスポンス2」を専用チューニング

自動車 ニュース
ランドローバー・ディフェンダー V8
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ランドローバーは7月5日、英国で7月8日に開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」において、新型『ディフェンダー』のV8エンジン搭載車、『ディフェンダーV8』(Land Rover Defender V8)の実車を初公開すると発表した。

ディフェンダーV8は、新型ディフェンダーの頂点に位置する最強モデルだ。1970年代のオリジナルの「ステージ I V8」、1990年代の北米向けモデル、そして2012~2016年に生産された『ディフェンダーワークスV8』と、数十年にわたるランドローバーV8の伝統に基づくモデルが、ディフェンダーV8となる。ボディタイプは、ショートの「90」と、ロングの「110」が設定される。

最上位モデルらしい専用仕上げの内外装

エクステリアには、多くの専用装備が盛り込まれた。専用のエンブレム、独特のテールパイプを備えたクワッドエキゾースト、サテンダークグレー仕上げの22インチアルミホイールが装備される。キセノンブルーのブレーキキャリパーと20インチブレーキディスクも、ディフェンダーV8専用となる。

ボディカラーは、カルパチアングレー、ユロンホワイト、サントリーニブラックの3色を用意する。カルパチアングレーとユロンホワイトは、ナルビクブラックのコントラストルーフを備えている。シャドウアトラスのエクステリアのディテールが、ディフェンダーV8を個性的なエクステリアにしているという。

ディフェンダーV8のインテリアには、ミコスエードクロスとロブステクのアクセントが付いた専用のエボニーウィンザーレザーシートを装備する。このシートには、エボニータグが添えられる。クロスカービームは、サテンブラック仕上げ。4本スポークのステアリングホイールには、アルカンターラリムとサテンクロームのパドルシフトが付く。エアバッグハウジングとシフトレバーもレザー仕上げ。照明付きのトレッドプレートには、「V8」の文字が入る。

0-100km/h 加速5.2秒で最高速240km/h

ディフェンダーV8には、5.0リットルV型8気筒ガソリンスーパーチャージャーエンジンが搭載される。このエンジンは、最大出力525ps、最大トルク63.7kgmを発生する。トランスミッションは8速ATを組み合わせた。

ショートボディの90の場合、ディフェンダーV8は0~100km/h 加速5.2秒、最高速240km/hの性能を実現している。

V8エンジンのインダクションとエキゾーストシステムの音響には、チューニングを施した。走行状況に合わせて調整されており、刺激的なサウンドは、「テレイン・レスポンス2」のプログラムを選択することにより、強化されるという。

「テレイン・レスポンス2」を専用チューニング

ディフェンダーV8では、さらなるオフロード性能が追求された。テレイン・レスポンス2には、専用チューニングが施される。

テレイン・レスポンス2は、路面状況に応じてサスペンション、トランスミッション、トラクションコントロールなどの車両設定を自動制御するシステム。6種類のモード(オンロード、草/砂利/雪、泥/轍、砂地、岩場、渡河走行)があり、オンロードとオフロードの両方で卓越した走行性能を追求する。「コンフィギュラブル・テレイン・レスポンス」を利用すれば、用途や好みにあわせてドライバーがテレイン・レスポンスの設定をカスタマイズすることもできる。

ディフェンダーV8のテレイン・レスポンス2には、新たにダイナミックプログラムを導入する。これにより、ターマックや荒れた路面において、ダイナミックなキャラクターとハンドリングバランスをドライバーが引き出すのを支援する。史上最速の量産ディフェンダーになるように設計されており、比類のない敏捷性を可能にする、と自負する。

大径化されたスタビライザーは、コーナリング中の車体のロールを抑える。また、エレクトロニックアクティブリアディファレンシャルは、タイヤがグリップの限界に達した時、ディフェンダーV8のコーナリング姿勢を細かく制御するヨーコントローラーを導入している。

テレイン・レスポンス2のダイナミックプログラムを最適化することで、ディフェンダーV8はより機敏で、レスポンスに優れる走行性能を発揮するという。連続可変ダンピングの鋭いスロットルレスポンスと専用のチューニングが、固められたサスペンションブッシュと組み合わせることにより、優れたステアリングレスポンスを可能にするという。

また、トルクベクタリング、トラクションコントロールシステム、新しいヨーコントローラーも採用する。これらのシステムにより、ディフェンダーV8は、これまで以上に速く、かつコントロールしやすい、と自負する。

《森脇稔》

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