DS 4 新型に初のPHV、EVモードの航続は50km以上…欧州受注開始 | Push on! Mycar-life

DS 4 新型に初のPHV、EVモードの航続は50km以上…欧州受注開始

◆PHVシステム全体で225hpのパワー
◆カメラが路面の凹凸を検知する「DSアクティブスキャンサスペンション」
◆レベル2の部分自動運転が可能な「DSドライブアシスト2.0」

自動車 ニュース
DS4 新型の E-TENSE
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DSは5月25日、新型『DS 4』のプラグインハイブリッド車(PHV)、「E-TENSE」の受注を欧州で開始した。フランス本国でのベース価格は、3万8200ユーロ(約510万円)と発表されている。

PHVシステム全体で225hpのパワー

初代にはなかったPHVパワートレイン車として、E-TENSEが初設定された。直列4気筒ガソリンターボエンジン(最大出力180hp)に、電気モーター(最大出力110hp)、「EAT8」ギアボックスを組み合わせて、PHVシステム全体で225hpのパワーを引き出す。

より効率を増し、コンパクトでありながら蓄電容量も増したバッテリーセルは、トーションビームの後ろに配置された。コンパクトで大容量の新しいセルを、変形可能なビームの後ろに配置することにより、さらなる効率的なバッテリーを目指している。

この新開発バッテリーの効果もあって、PHVパワートレインを搭載する新型DS 4のE-TENSEは、ゼロエミッションモードで50km以上(WLTP複合サイクル)の航続を可能にしている。DS4 新型の E-TENSE

カメラが路面の凹凸を検知する「DSアクティブスキャンサスペンション」

「DSアクティブスキャンサスペンション」を搭載する。カメラはフロントガラスの上部に配置され、路面の凹凸を検知し、そのデータをコンピューターに送信する。4つの姿勢センサーと3つの加速度センサーにより、システムはそれぞれのホイールを独立して制御する。受け取った情報をもとに、システムは必要に応じてダンパーの減衰力を高くしたり低くしたりする。その結果、あらゆる路面状態で、より高い快適性が得られる、と自負する。

新型DS 4 は、95%が再利用可能な素材でできており、85%がリサイクル可能な部品でできている。重量の30%が再生可能な素材やリサイクル素材で、金属とポリマーに区別される。とくにダッシュボードは、見えない部分にヘンプ素材を20%使用している。リサイクル素材のうち、ポリプロピレン、ポリエステル、熱可塑性繊維は、シャシーの下のバッフルやノイズ低減対策として、またマウントポイントとして使用されている。

ボディカラーは全7色で、そのうち2色は新色のカッパーゴールドとラッカーグレーだ。他の色は、クリスタル パール、プラチナムグレー、レッドベルベッド、パール ホワイト、ペルラネラブラックとなる。DS4 新型の E-TENSE

レベル2の部分自動運転が可能な「DSドライブアシスト2.0」

最新の先進運転支援システム(ADAS)を採用している。すでに『DS 3 クロスバック』、『DS 7 クロスバック』、『DS 9』に搭載されているレベル2の部分自動運転システムの「DSドライブアシスト」が、新型DS 4では「DSドライブアシスト2.0」にアップデートされている。

クルーズコントロールは、交通の流れに応じて速度を調整し、渋滞時の一時停止や再発進を行う。また、車線内の左右のポジションをドライバーの好みに応じて設定し、維持することが可能だ。

3つの新しい機能向上が図られている。セミオートの追い越し、コーナーでの速度調整、道路標識からの速度予測だ。ステアリングホイールには、ドライバーが常にコントロール可能かどうかを判断するために、グリップセンサーが採用されている。

新しい「Rader Corners」には、最大75mの遠方の死角監視や、ブラインドスポットからの衝突などを避けるためのリアトラフィックセンサーを搭載している。

また、「DS ナイトビジョン」を設定する。このシステムは、道路の危険を視覚的に明確にする。グリルに設置された赤外線カメラが、夜間や光量の少ない場所で、最大 200m 先の歩行者や動物を検知する。道路の危険をインストルメントパネル内のデジタルディスプレイや「DS エクステンディッド・ヘッドアップディスプレイ」に警告として表示し、ドライバーが対処できるように促す、としている。

《森脇稔》

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