マイナーチェンジを受けたレクサスのコンパクトFRスポーツサルーン『IS』。よりシャープかつアグレッシブなエクステリアデザインを導入し、走りはニュルブリンクを元にした新テストコースによって推敲された。
目次
デザイン一新…米国からデジタルワールドプレミア
レクサスは6月15日、改良新型『IS』(Lexus IS)を、米国からデジタルワールドプレミアした。
アグレッシブに進化したエクステリア
エクステリアは、ワイド&ローなフォルムにこだわった。高精度なプレス技術によってシャープな造形を追求し、アグレッシブな新デザインに生まれ変わっている。
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最新の「Lexus Safety System +」採用 米国
レクサスの米国部門は6月15日、改良新型『IS』(Lexus IS)に、最新の「Lexus Safety System +」を含めた先進運転支援システム(ADAS)を採用した、と発表した。
緊急時の操舵支援などの機能追加や車線認識性能を向上
レクサスはモビリティ社会の目標として、「交通事故死傷者ゼロ」を掲げ、安全技術の開発を進めている。世界トップレベルの先進安全技術をより早く開発し、より多くの車両に普及させていくことが重要という考えに基づき、フラッグシップモデルに最先端技術を採用し、そこで培ったノウハウに基づいて普及技術を開発することで、各モデルへの広範な展開を図っている。
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テクニカルセンター下山で走り込み…Fスポーツ・モードブラックも設定
レクサスは、コンパクトFRスポーツセダン『IS』をマイナーチェンジするとともに、特別仕様車「Fスポーツ モード ブラック」を設定し、11月5日より販売を開始した。価格は480万円から650万円。特別仕様車は3.5リットルV6モデルが700万円、2.0リットル直4ターボモデルが585万円。
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キーワードは「語れる、刺激的な造形」TRD、Fスポーツパーツ発売
トヨタカスタマイジング&ディベロップメントは、レクサス『IS』のマイナーチェンジにあわせ、レクサスブランド向けスポーツパーツ「Fスポーツパーツ(TRD)」の販売を11月5日より順次開始した。
開発コンセプトは「Aerodynamic Control(エアロダイナミック コントロール)」「Total Balance(トータル バランス)」。レクサス ISでは、「語れる造形」と「アグレッシブで刺激的な造形」をキーワードとした。
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【試乗】ポルシェオーナーも納得!? の持ち味…島崎七生人
“Intelligent Sport”を車名としたレクサス『IS』は、日本では1999年登場の『アルテッツァ』を名乗った初代から見ると21年。今回のモデルは、名目上は2013年に登場した第3世代のマイナーモデルチェンジ版だ。
とはいえ実車は、2016年からの直前のフェイスリフトモデルと較べても、レクサス流の静かな佇まいはキープしながら、フルモデルチェンジといってもおかしくなく、よりアグレッシブな印象に生まれ変わった。
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【試乗】影武者のように働くセッティングは「見事」…九島辰也
レクサス『IS』がマイナーチェンジした。言うなればビッグマイナー。キープコンセプトではあるが、ひとつひとつ丁寧に見ていくとかなり手が入っているのがわかる。フルモデルチェンジと言わないのは基本骨格となるプラットフォームは継続されるからだ。
TNGAのレクサス版「GA-L」は採用されない。その背景にはいろいろ事情があるだろうが、それに負けず劣らない進化を見せている。既存のプラットフォームを徹底的に煮詰めたのだ。きっとその辺はスーパーGTをはじめレースで培ってきたノウハウの証だろう。実際に走らせてもこれまでとは違うのがよくわかる。