プロショップ直伝! 状況別、お薦め“本格”システム! Part3「ハイエンドメインユニット」を核にする場合・後編 | Push on! Mycar-life

プロショップ直伝! 状況別、お薦め“本格”システム! Part3「ハイエンドメインユニット」を核にする場合・後編

すでにカーオーディオシステムの構築に取り組みつつ、「そろそろハイエンドを目指したい…」、そう思っている方々に向けて具体的なシステム構築プランを紹介している当特集。キーワードは“本格”。より手応えあるシステムを手にする方法を考察している。

カーオーディオ カーオーディオ特集記事
三菱電機・ダイヤトーンサウンドナビ
  • 三菱電機・ダイヤトーンサウンドナビ
  • カロッツェリア・サイバーナビXシリーズ
  • カロッツェリアX・RS-A99X

すでにカーオーディオシステムの構築に取り組みつつ、「そろそろハイエンドを目指したい…」、そう思っている方々に向けて具体的なシステム構築プランを紹介している当特集。キーワードは“本格”。より手応えあるシステムを手にする方法を考察している。

まずは、すでに“ハイエンドメインユニット”を導入している場合について考えている。“ハイエンドメインユニット”とは、三菱電機の『ダイヤトーンサウンドナビ』、カロッツェリアの『サイバーナビXシリーズ』、そして同じくカロッツェリアの『サイバーナビ』、これらのことを指している。

なお当特集は、全国の有名“カーオーディオ・プロショップ”に取材して記事を構成している。今回取材に協力してもらったのは、北海道旭川市の“フィスト”と広島県広島市の“Kサウンド”。さて、両店から示されたプランとは…。

スピーカーに、“一点集中”的に予算を注入!

最初に、北海道旭川市の“フィスト”の山内さんに訊いた話を紹介していく。

「“ハイエンドメインユニット”をすでにお持ちなら、DSPは追加しなくてOKですし外部パワーアンプも取り敢えずは必要ないと思います。ですのでそこから“本格”を目指そうとするならば、一点集中的にスピーカーに予算を注ぎ込めば良いと思います。

となるとターゲットとなるのは、10万円くらいからのモデルだと思います。これ以上の製品ともなると、ハイエンドの入り口という雰囲気が出てきます。十二分に高級感があり音も良いです。各社のフラッグシップの技術が落とし込まれているモデルも多いですし。

例えば、ブラムの『シグネチャーシリーズ』はお薦めです。当シリーズは、スピーカーユニットを単品(ペア)でさまざまラインナップしていますので、選ぶ楽しさが味わえます。ご予算と取り付け性も考慮してベストなモデルをチョイスできるんです。特にツイーターを選べるのはうれしいです。大きさの異なるモデルが用意されていますので、取り付け上の都合に合わせてセレクトできます」

“ハイエンドメインユニット”との相性を考慮してセレクト!

「具体的には、ミッドウーファーには『WS 6.85』(税抜価格:7万円)を、そしてツイーターには『TS 25 HR』(税抜価格:2万8000円)あたりを選ばれると良いのではないでしょうか。ご予算が許せばツイーターをもう1ランク上げても良いと思います。

ちなみにブラムのスピーカーは作りもしっかりしていますから、手に取ったときの満足度も高いです。そして、“ハイエンドメインユニット”との相性も良好です。インピーダンスが低く能率が高いので、内蔵パワーアンプでも鳴らしやすいんです。

そして、長く使っていだけるスピーカーでもあると思います。より高級なスピーカーと比べても、それらに匹敵するサウンドを奏でられる可能性を秘めていますし。もちろん、後からさらに上級なスピーカーへとシステムアップされるのもアリですが、当機のまま他のユニットを追加してシステムアップしていっても良いと思います。

なおミッドレンジもラインナップされていますから、3ウェイに発展させることも可能です。ただしその場合には、後付けのDSPを導入された方が良いと思います。

“本格的”なカーオーディオシステムを組みたいと思われたときにも、ぜひご来店ください。さまざまなプランをご提案できると思います。お気軽にお越しください」

ツイーターがワイドレンジなスピーカーがお薦め!

続いては、広島県広島市の“Kサウンド”の石井さんに訊いた話を紹介していく。

「“ハイエンドメインユニット”をお使いでそこから“本格システム”へと発展させようとお考えなら、内蔵パワーアンプとの相性の良いスピーカーを選ばれると良いと思います。価格的には30万円くらいがボーダーラインとなるのではないでしょうか。この線を超えてくると、外部パワーアンプでないと鳴らしにくいモデルが増えてきますから。

具体的には、サウンドサスペンションの『RJ 050&RJ 170』(税抜価格:28万円)が狙い目だと思います。

当機は能率が高いので、内蔵パワーアンプでも鳴らしやすいです。そしてツイーターがワイドレンジなんですよ。通常のツイーターよりも低いところまで鳴らせます。なのでミッドウーファーともよりスムーズに繋がりますし厚みのあるサウンドを奏でられます。

ちなみに“本格”を意識されると、3ウェイにも興味を持たれる方は多いです。そして当機も同シリーズにミッドレンジも用意されていますので3ウェイへの発展も可能です。しかし個人的には、2ウェイでより良い音が出せればそれに越したことはないと思うんです。その点このスピーカーは、2ウェイのままでも3ウェイに負けないサウンドを奏でられます。そこも大きな魅力です」

外部パワーアンプの導入の際には、“左右独立”でゲイン調整が行えるものがお薦め!

「なお、当スピーカーの音的な特長は以下のとおりです。はっきりくっきりとしたサウンドで、とにかくリアルで表現力も豊かです。そして低音の再生能力が高いところも特長です。ゆえに、サブウーファーを追加しなくても案外いけてしまうんです。

なのでこのスピーカーを選ばれた場合、次なるステップアップをお考えの際には外部パワーアンプの追加を検討されると良いのではないでしょうか。狙い目となるのは10万円以上のモデルですね。“ハイエンドメインユニット”は内蔵パワーアンプの性能が高いので、このくらいのモデルでないと違いが出にくいですし。

具体的にはカロッツェリアの『PRS-A900』(税抜価格:12万円)、もしくは同じくカロッツェリアの『RS-A99X』(税抜価格:20万円)を推薦したいと思います。ちなみにこれらは、入力ゲインを左右独立で設定できるところも利点です。“本格”を目指すのであれば、より緻密にサウンド制御を行いたいところです。これらならばそれが可能です。よりハイレベルなサウンドを追求できます。

ライトなシステムからハイエンドまで、さまざまなご要望にお応えしたいと思っています。今より良い音で音楽を楽しみたいと思われたら、ぜひお気軽にご来店ください」

《太田祥三》

特集

関連ニュース

page top