「スピーカー交換」からの「バージョンアップ大作戦」公開! Part7 「“ハイレゾ音源”を楽しむ!」 | Push on! Mycar-life

「スピーカー交換」からの「バージョンアップ大作戦」公開! Part7 「“ハイレゾ音源”を楽しむ!」

愛車のリスニングコンディションを上げるべく“スピーカー交換”に取り組んだドライバー諸氏に向けて、システムの次なるビルドアップ法を多角的に紹介している。第7回目となる今回は、“ハイレゾ音源”を楽しむ環境を作り上げることについて考えてみる。

カーオーディオ 特集記事
“ハイレゾ音源”が再生可能なDAPの搭載例(製作ショップ:クァンタム<茨城県>)。
  • “ハイレゾ音源”が再生可能なDAPの搭載例(製作ショップ:クァンタム<茨城県>)。
  • 市販スピーカーの装着例(製作ショップ:クァンタム<茨城県>)。
  • 市販スピーカーの装着例(製作ショップ:クァンタム<茨城県>)。

愛車のリスニングコンディションを上げるべく“スピーカー交換”に取り組んだドライバー諸氏に向けて、システムの次なるビルドアップ法を多角的に紹介している。第7回目となる今回は、“ハイレゾ音源”を楽しむ環境を作り上げることについて考えてみる。

流す音源自体のクオリティが上がれば、高性能なスピーカーの“良さ”をさらに引き出せるようになるからだ。

なお当特集は、毎回全国の有力“カーオーディオ・プロショップ”に講師役を要請している。当回では、茨城県守谷市に店舗を構える実力店、“クァンタム”の土屋さんに話を訊いた。参考になる情報がたくさん得られた。じっくりとお読みいただきたい。

本当に欲しい音源は“ハイレゾ”で、普段使いは“ストリーミング”で!

まずは土屋さんに改めて、“ハイレゾ音源”の良さを訊いた。

「圧倒的なリアリティ、これに尽きるのではないでしょうか。CDクオリティの音源が3Dであるとするなら、それが4Dに変わるというようなイメージです。“ハイレゾ音源”もCDクオリティの音源もステレオフォニックであることには変わりはないのですが、“ハイレゾ音源”では情景や空間も含めて超立体的に再現されます。

ただし、時代は“ストリーミング”です。今では高音質タイプの配信サービスもいろいろとスタートしていますし、普段使いには正直、“ストリーミング”の方が便利です。“ハイレゾクオリティ”の音源もローコストでたくさんダウンロードできますし。実際、当店のお客様の多くも“ストリーミング”がメインになっていますし、私自身もそうです。

でも、だからといって“ハイレゾ音源”がすたれることはないと思います。本当に欲しい音源は“ハイレゾ音源”で手にしたいですから。“ハイレゾ音源”なら一層音質にこだわれますし、自分にとって都合の良いファイル形式も選べます。そして“ハイレゾ音源”を聴ける機材を複数お持ちなら、コピーしてそれぞれで楽しめます。USBやSDカードに入れて持ち歩くこともできますし。

さらには、好きなアーティストの音楽活動を応援しようと思ったときにも“ハイレゾ音源”の入手には意味があります。

対して“ストリーミング”では、アプリを格納している機器でしかダウンロードできません。その点はビハインドです」

“ハイレゾ音源”を再生可能なDAPを持っているのなら、それをBluetooth接続すると便利!

続いては、“ハイレゾ音源”を車内で楽しむ方法についていろいろと教えてもらった。

「まずは、“ハイレゾ音源”の再生が可能なメインユニットで楽しむという方法が有り得ています。ナビ等の車載機がその再生が可能であるのなら、“ハイレゾ音源”をUSBやSDカードで持ち込めば再生できます。選曲等の操作も車載機で行えますので使い勝手も良好です。

しかし、“ハイレゾ音源”を再生可能なDAPをお持ちでしたら、それを車内に持ち込んだ方が便利かもしれません。DAPなりスマホなりにたくさん“ハイレゾ音源”が入っているのなら、それらがすでにプレイリスト化されてもいるはずです。そうであればそれがそのまま活用できますから。

なおDAP等を車内で再生する際には、Bluetooth接続が便利です。車載機がBluetoothに対応していれば車載機のモニターに曲名等も映し出せますし、曲送り等の操作も車載機やステアリングリモコンで行えますから。

ちなみに現在は、高音質で伝送できるBluetoothの規格がいくつかあり、中でも『aptX HD(アプトエックス エイチディー)』は、これに対応しているスマホも多くそして対応するリーズナブルなBluetoothレシーバーも多々出ています。なのでもしも車載機がBluetoothに対応していなくても、これを用いればDAPからの“ハイレゾ音源”を高音質のままワイヤレスでカーオーディオシステムに取り込めます。

ちなみに言うと、“ストリーミング”もこのやり方で聴くのがベストです。Bluetoothは、1度ペアリングしておけば車内に乗り込んだときに自動で繋がってくれますし、例えば電話を着信すれば自動で音楽がミュートされたり、とにもかくにも便利です。余談ですが、最近の欧州車では高音質のBluetoothコーデックに対応している車種も増えてきました。この流れは今後も広がっていくのではないでしょうか」

音にこだわるなら“有線接続”が有利! その中でもっとも音が良いのは…。

次いでは、音質を突き詰めようとする場合のお薦めの接続方法を訊いた。

「カーオーディオで“ハイレゾ音源”をできる限り良い音で聴こうとするのなら、有線接続が有利です。ちなみにひと口に有線接続と言ってもやり方はさまざまあります。ただし、お使いの機種によってできる形はある程度決まるのですが。

具体的に挙げていくと、まずもっとも手軽なのはDAP等のイヤホンジャックと車載機のAUX端子とをピンケーブルで繋ぐ方法です。この接続法でも“ハイレゾ音源”ならではの良さはしっかりと味わえます。しかしより高音質で楽しみたいとお考えなら、DSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)を導入して音響コンディションを整えられる環境を作るべきだと思います。そしてその上で、DSPとDAP等をデジタル接続すると良いですね。

なおデジタル接続の仕方は3とおりあります。“USB接続”、“同軸デジタル接続”、“光デジタル接続”、この3つです。この中では“USB接続”は送信できるデータの種類を選ばないのでその点ではもっとも音的に有利です。そしてそれに続くのが“同軸デジタル接続”で、“光デジタル接続”がもっとも送れるデータの種類が制限されます。ただし、伝送中のノイズ干渉が少ないのは“光デジタル接続”です。車内である程度ケーブルが長くなるのなら“光デジタル接続”がアドバンテージを発揮します。途中でケーブルを過度に折り曲げないことが条件となりますが。

しかしノイズ対策を取れるのであればやはり、“USB接続”に分があります。ですので、USBの入力端子を持った高性能なDSPとUSB出力の備わった高性能なDAPとを組み合わせるのがもっとも音的に有利です。とはいえ上を見るとそれぞれ相当に高額化しますので、音質性能とコストとのバランスをどう取るか、そこを見極めて選びたいですね。

というわけで結論としては、普段使いはBluetooth、それと平行して音にこだわりたいときのために何らかのデジタル接続環境も整えておく、というのが良いのかもしれません。

技術やサービスがさまざま進化し、車内での音楽の楽しみ方の形もどんどん変化しています。便利なものやより音が良いものは積極的に活用した方がカーオーディオライフの質が上がります。気になるものや分からないことがあればぜひお気軽にお越しください。いろいろとご説明できると思います。お待ちしています」

“ハイレゾ音源”や高音質な“ストリーミング”を聴ける環境を作ると、カーオーディオの楽しさがより深まる。ぜひともトライを♪

《太田祥三》

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