カーオーディオ製品の“取り付け”にまつわる疑問に答えます! Part4「パワードサブウーファー」の取り付け時の手間とは? | Push on! Mycar-life

カーオーディオ製品の“取り付け”にまつわる疑問に答えます! Part4「パワードサブウーファー」の取り付け時の手間とは?

カーオーディオでは、製品をクルマに取り付けて初めて音が出る。当特集では、その“取り付け作業”の内容を、ユニットごとに1つ1つ詳しく紹介している。それを知っておくことで、取り付け時の“工賃”がイメージしやすくなるからだ。

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パワードサブウーファーの一例(DLS)。
  • パワードサブウーファーの一例(DLS)。
  • パワードサブウーファーの一例(フォーカル)。
  • パワードサブウーファーの一例(ケンウッド)。

カーオーディオでは、製品をクルマに取り付けて初めて音が出る。当特集では、その“取り付け作業”の内容を、ユニットごとに1つ1つ詳しく紹介している。それを知っておくことで、取り付け時の“工賃”がイメージしやすくなるからだ。

その第4回目となる当回では、「パワードサブウーファー」を取り付ける際に必要となる作業の中身を、掘り下げて解説していく。

「パワードサブウーファー」の取り付けにおいて必要となる作業とは…。

ところでクルマの中では、とかく低音が不足しがちだ。ドアに装着できるスピーカーには大きさ的な限界があり、最低音までスムーズに再生しきれないからだ。また、走行することで発生する“ロードノイズ”が低音に覆い被さるという弊害も発生する。ゆえに、低音再生のスペシャリストである「サブウーファー」が重宝される、というわけなのだ。

で、その“低音強化”を手軽に実行したいと思った際には、小型・薄型の「パワードサブウーファー」が頼りになる。これならば「サブウーファーユニット」、「ボックス」、「パワーアンプ」という低音を鳴らすために必要なものがオールインワンとなっているので、手っ取り早い。しかもシート下に設置できるモデルを選べば、インストール的なハードルも低くなる。

さて、このように「パワードサブウーファー」は便利なアイテムではあるけれど、ただ置けばいい、というものではない。すべき取り付け手順を踏まないと音を出せない。

どのような取り付け作業が必要となるのかと言うと…。行うべき作業は主には3つある。1つ目は「電源配線」、2つ目は「信号配線」、そして3つ目は「固定」だ。では、それぞれがどのような作業なのかを、1つ1つ説明していこう。まずは「電源配線」から。

ちなみに手軽な電装品の場合、電源はシガーソケットから取られたりもするのだが、「パワードサブウーファー」の場合はそうもいかない。メインバッテリーから直接電源が引き込まれることが多くなっている。低音を鳴らすにはたくさんの電気が必要となるからだ。バッテリーに直接アクセスすれば、より確実な電力供給が可能となるのだ。

なお、このようにメインバッテリーから直接電源を引くやり方のことは、“バッ直”と呼ばれている。

「電源配線」の作業においては、“安全”への配慮もマスト!

で、“バッ直”はそこそこに手間が掛かる。中でも、エンジンルームから車室内へとケーブルを通す作業が難所と成り得る。適当な場所に最初から穴が空いていれば良いのだが(鉄板に穴が開いていてそこにゴムカバーが装着されている場所を活用する)、ペダル類との干渉等を心配する必要がなく、さらにはメインバッテリーにアクセスしやすい箇所に穴が開いていない場合には、鉄板に新たに穴を開けなければならなくなるのだ。

また、「ヒューズ」の設定もマストだ。これを設置しておけば、万が一の配線トラブルが起きて一気に大量の電気が流れた際に、その流れを遮断できる。あとケーブルの固定作業も必要だ。やるべきことがさまざまある。

次いでは、「信号配線」について説明していこう。これについては、愛用の「メインユニット」のタイプによって手間の掛かり方が変わってくる。もしも「メインユニット」に「サブウーファー出力」が備わっていれば、「信号配線」は比較的に容易に行える。端子にケーブルを接続するために「メインユニット」の裏側にアクセスする必要性が生じるが、それがクリアできればあとは、そのケーブルを「パワードサブウーファー」まで安全なルートを選んで引き回し、ケーブルの固定をしっかりと行い、最後、「パワードサブウーファー」の「音声入力端子」に繋げば「信号配線」の作業を完了できる。

対して「音声出力」の端子が備わっていない場合には、以下のような作業が必要となる。「メインユニット」の「スピーカー出力端子」に接続されているケーブルをどこかで分岐させそこから信号を取り込む、という工程が発生するのだ。

「スピーカー線」から信号を分岐させる作業は、“左右”で行うべき!?

ちなみに音声信号の分岐は、「リアスピーカー」の手前で実行されることが多い。「リアスピーカー」は“フルレンジタイプ”である場合が多いので、音楽信号が“帯域分割”されている可能性が低い。つまり「低音信号が含まれていない」という心配が少ないのだ。

なお「スピーカー線」の分岐作業は、“左右”で行う必要がある。音楽信号は“ステレオ”になっているわけなので、「パワードサブウーファー」にも左右両chの信号を合成した上で入力しなければならない。ここのところも手間が掛かるポイントとなる。

そして3つ目の「固定」だが、これについてはいろいろなやり方があり、どのやり方を選択するかで手間の掛かり方が変わってくる。

コストを抑えたいと思うときには、いわゆる“面ファスナー”と呼ばれているアイテムを使ってカーペットにくっつける、という方法が取られることが多い。強力な“面ファスナー”を使えば、このやり方でも案外強固に固定できる。

しかし、さらに強力に固定できた方が音的には有利だ。確実に固定されていると、振動板の動きにロスが生じにくくなる。しかも安全面でもアドバンテージを発揮する。というわけで、より確実に固定したいと考える場合には、以下のような工程が踏まれることとなる。

固定用のボードを用意し、それをカーペットの下で鉄板にボルトで固定する。そして、カーペットの上から本体をボードにネジ留めする。予算が許せばこの方法の選択も検討したい。

今回はここまでとさせていただく。次回は「ユニットサブウーファー」を導入する際の取り付けの手間について解説していく。お楽しみに。

《太田祥三》

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