カーオーディオ・インストレーション百科 Part2「ツイーター」編 その5・「ドアミラー裏」に装着することの利点とは? | Push on! Mycar-life

カーオーディオ・インストレーション百科 Part2「ツイーター」編 その5・「ドアミラー裏」に装着することの利点とは?

カーオーディオユニットの取り付けにおいてのあれこれを解説している当コーナー。現在は「ツイーター」のインストレーションに関するセオリー等々を説明している。今回は「ツイーター」を「ドアミラー裏」に取り付けることの利点について考察していく。

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ツイーターを「ドアミラー裏」に取り付けた例(ダイヤトーンデモカー)。

カーオーディオユニットの取り付けにおいてのあれこれを解説している当コーナー。現在は「ツイーター」のインストレーションに関するセオリー等々を説明している。今回は「ツイーター」を「ドアミラー裏」に取り付けることの利点について考察していく。

「ドアミラー裏」も「Aピラー」と同様に、「ツイーター」をカスタムインストールする際の定番設置ポイントとなっている。では早速、本題に入りたい。

ここに取り付ける利点は主には3つある。1つ目は「Aピラー」と同様に「ツイーターを高い位置に設置できること」だ。「Aピラー」の方が高さを稼ぎやすいが、「ドアミラー裏」でもある程度高い位置に取り付けられる。結果、サウンドステージを高い位置に再現しやすくなる。

2つ目の利点は、「サウンドステージの幅を出しやすいこと」だ。以下のような2つの状態を頭の中に思い浮かべていただきたい。1つは、右ハンドル車の運転席側のツイーターをダッシュボードの上にポンと置いた状態、そしてもう1つは同じく運転席側の「ツイーター」を「ドアミラー裏」に取り付けた状態、以上の2つだ。

ダッシュボードの上にポンと置いた状態のときは、「ツイーター」は自分の正面のやや右あたりに位置する。対して「ドアミラー裏」に取り付けたときの「ツイーター」の位置は、ダッシュボードの上に置くときよりも右側に角度が開く。手前に位置する分、自分から見たときの角度が開くのだ。

この差が、サウンドステージの横幅の再現性に案外大きな差をもたらす。音の出所が正面気味に有る場合は、その外側までサウンドステージを再現するのは難しい。しかし「ドアミラー裏」に取り付ければ、ぐっとステージが横に広がる。

そして3つ目の利点は、「取付工賃を抑えられること」だ。「ドアミラー裏」に取り付ける際にもパネルを改造する必要があるのである程度の工賃は発生するものの、「Aピラー」に埋め込むのと比べると加工面積が少なくてすむ分、リーズナブルに収まりやすくなる。もちろん、仕上げ方にもよるので一概には言えないが、そのような傾向にあることは確かだ。さらに、元の状態に戻そうとするときにも費用が少なくてすむ。「Aピラー」のパネルと比べて「ドアミラー裏」のパネルの方が安価である場合が多いからだ。

さて、「ツイーター」の取り付けに関する解説は以上を持って終了とさせていただく。次回からは新章に突入する。お楽しみに。

《太田祥三》

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