お手軽な「カーオーディオライフの始め方」、教えマス! Part1「簡単チューニングを楽しむ!」 | Push on! Mycar-life

お手軽な「カーオーディオライフの始め方」、教えマス! Part1「簡単チューニングを楽しむ!」

クルマの中で好きな音楽を良い音で楽しむ「カーオーディオライフ」を、お手軽に始められる方法をお伝えする短期集中連載をスタートさせる。まず今回は、初期投資ゼロで楽しめる小ワザをご紹介する。その小ワザとは「簡単チューニング」だ。さて、その中身とは…。

カーオーディオ 特集記事
純正オーディオでも、“バランス”と“フェーダー”を活用することで、音が変化する楽しさを味わえる。
  • 純正オーディオでも、“バランス”と“フェーダー”を活用することで、音が変化する楽しさを味わえる。
  • 純正オーディオでも、“バランス”と“フェーダー”を活用することで、音が変化する楽しさを味わえる。
  • “バランス”と“フェーダー”の設定画面の例(ダイヤトーンサウンドナビ)。

クルマの中で好きな音楽を良い音で楽しむ「カーオーディオライフ」を、お手軽に始められる方法をお伝えする短期集中連載をスタートさせる。まず今回は、初期投資ゼロで楽しめる小ワザをご紹介する。その小ワザとは「簡単チューニング」だ。さて、その中身とは…。

「ステレオ感」を得るためには、“バランス”調整がまず重要!

「カーオーディオはコストが掛かる…」、そう考えて二の足を踏んでいるドライバーは少なくないはずだ。確かに、高いレベルを求めれば多くの予算が必要となるが、実は簡単に楽しめる方法もいろいろとある。

その代表格とも言うべきなのがこの、「簡単チューニング」だ。純正ナビでも市販ナビでも、ほとんどのメインユニットに搭載されている超基本機能を駆使することでも、今より聴こえ方を良くすることが可能となる。まずは、そこから始めてみてはいかがだろうか。

活用すべき機能は2つある。1つが“バランス”、もう1つが“フェーダー”だ。まずは“バランス”について解説していく。なお“バランス”とは、その名のとおり左右のスピーカーの音量バランスを変えられる機能だ。活用している方も多いはずだが、操作したことがないというのなら、今後はぜひとも積極的に使ってほしい。

さて、もしもこれを活用しないと…。つまり“バランス”を真ん中にしたままにしておく、自分に近い方のスピーカーが発する音を多く聴くこととなる。それでも音楽を楽しめるが、実はその状態だと、「ステレオ再生」のメリットが得られにくい。

というのも、ほとんどの音源は「ステレオ録音」されている。「ステレオ録音」とは、音楽を左右の2chに分けて録音する方法のことを指す。そしてそれを左右のスピーカーを使って再生すると、録音されている音楽を立体的に再現できる。つまり、右のスピーカーから聴こえてくる音と、左のスピーカーから聴こえてくる音は実は同じ音ではなく、それらを均等にミックスして聴くことで初めて、「ステレオ感」を感じ取れるようになる、というわけだ。

しかし“バランス”が真ん中になっていると、リスナーにとっては左右の音量が均等ではない。結果、「ステレオ再生」の効果が半減してしまうのだ。

“バランス”機能を使って、左右の音量差を整えると…。

でも、“バランス”を活用すれば聴こえ方のアンバランスさを是正できる。近い方のスピーカーの音量を下げれば、左右の音を均等に聴けるようになるのだ。それだけでも「ステレオ感」はかなり上がるはずだ。ただ、左右のスピーカーの距離差は埋められないので、その意味では完全に正確な「ステレオ感」の再現は難しいのだが、それでも、片方のスピーカーの音ばかりが聴こえていたのと比べれば、格段に状況を改善できる。

“バランス”については以上だ。続いては、“フェーダー”の活用の仕方をお教えしよう。なお“フェーダー”とは、前後の音量差をコントロールするための機能だ。

で、まずは当機能が現状どのような設定になっているのかを確認してほしい。デフォルトの状態ではセンター(フロントとリアが5対5の状態)に設定されている場合が多いのだが、もしもそのままならば、前のスピーカーも後ろのスピーカーも同じ音量で鳴っている、ということになる。

この状態も、「ステレオ感」を感じ取るにはベストな状態とは言い難い。理由は以下のとおりだ。先ほども説明したとおり、「ステレオ」とは、音楽を2chに分けて録音・再生する仕組みである。つまり、スピーカーは左右に2つあればOKなのだ。

しかし前後のスピーカーがすべて鳴らされていると、左右の音がそれぞれダブって聴こえてくる。同じ音が、取り付け位置の異なる2か所から聴こえてくるからだ。しかも距離差があるので、到達タイミングも微妙にずれる。結果、「ステレオ」感の再現性が落ちてしまう。音像のピントが合いにくくなるからだ。

ちなみに、ライブ会場ではスピーカーが後方に置かれることは基本的にはない。その意味でも、音楽は前から聴こえてくればOKなのだ。

なのでもしも後席に人が乗っていないのなら、“フェーダー”は“10対0”で前側に振ってみよう。そうすることで状況はシンプル化される。結果、聴こえ方がスッキリして、「ステレオ感」も向上するはずだ。

“フェーダー”を活用したスペシャルなウラ技がある!?

ところでこの“フェーダー”には、スペシャルな活用方法が存在している。なんとこれを上手く使うと、“低音増強効果”が得られたりもするのだ。

早速、その操作方法を紹介しよう。

まずは“フェーダー”を10対0でフロント側に振る。そしてそこからゆっくりと後ろ側にシフトさせていくと…。そうすると、低音の量感が徐々に増してくる。そしてそこからさらに後ろ側にシフトさせていくと今度は、高い音も低い音も後方から聴こえてくる。そうなったら振り過ぎだ。なので今度は逆に、ゆっくりと前側に戻していく。

そうすると今度は、徐々に音楽が後ろからは聴こえなくなっていき、そして低音の量感だけが増長され、そしてまたその感じが弱まっていく。あとは前後させる操作を繰り返し、低音の量感だけがもっとも増すポイントを探っていけば良い。

このような効果が得られるメカニズムは以下のとおりだ。低音は障害物を回り込んで進もうとする性質があり、高音は障害物があると遮られる性質がある。で、もしもリアスピーカーの音を遮る位置にフロントシートがあると、リアスピーカーの音量が小さいときには、高音はブロックされ低音だけが回り込んで聴こえてくる。結果、低音だけが増強されたように聴こえる、というわけなのだ。

興味があればぜひとも試していただきたい。リアスピーカーの取り付け位置によっては高音が上手くブロックされない場合があり、そのときは効果が現れにくかったりもするが、もしも変化が得られたらしめたものだ。積極的に活用し、気分に応じて聴こえ方を変えてみよう。

「チューニング機能」を活用して音を変えることもカーオーディオの楽しみどころの1つだ。基本機能でもその楽しさを味わえるのだ。このようにして「カーオーディオ・ライフ」を始めるのもアリだ。

今回はここまでとさせていただく。次回もお手軽かつ魅力的な「カーオーディオ・ライフの始め方」を紹介していく。お楽しみに♪

《太田祥三》

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