『サウンドシステム構築論』Part8「Full Digital Sound・システム」を楽しむ! | Push on! Mycar-life

『サウンドシステム構築論』Part8「Full Digital Sound・システム」を楽しむ!

カーオーディオにおいてのさまざまなシステムスタイルについて解説している当短期集中連載。今回からは特殊なシステムをピックアップしていく。まず取り上げるのはこちら、“クラリオン”だけが世界で唯一実現できている「Full Digital Sound・システム」を紹介する。

カーオーディオ 特集記事
「Full Digital Sound・システム」の搭載例(製作ショップ:ゼプト<北海道>)。
  • 「Full Digital Sound・システム」の搭載例(製作ショップ:ゼプト<北海道>)。
  • 「Full Digital Sound・システム」の搭載例(製作ショップ:ゼプト<北海道>)。
  • クラリオン・NXV987D

カーオーディオにおいてのさまざまなシステムスタイルについて解説している当短期集中連載。今回からは特殊なシステムをピックアップしていく。まず取り上げるのはこちら、“クラリオン”だけが世界で唯一実現できている「Full Digital Sound・システム」を紹介する。

『FDS』なら合理的かつリーズナブルに本格システムを構築可能!

最初に「Full Digital Sound・システム(以下、FDS・システム)の概要から解説しておこう。「FDS・システム」を構築するためには、最低限、以下の2つのユニットが必要となる。1つが「フルデジタルサウンドプロセッサー(サウンドプロセッサー/ツイーター/コマンダー)」である『Z3』(税抜価格:12万5000円)、もう1つが「フルデジタルスピーカー」である『Z7』(税抜価格:8万7000円)、以上だ。この2つの製品代金の合計は21万2000円。ここがスタートラインとなるわけだ。

この金額を目にすると、ハードルの高いシステムのように思えるかもしれないが、よくよく考えると案外リーズナブルだ。『Z3』と『Z7』を導入するということはつまり、“DSP”、“外部パワーアンプ”、“フロント2ウェイスピーカー”、これらを一気に手にするのと同様なことだ。アナログシステムで言うところの、“外部パワーアンプ”を用いた「マルチアンプシステム」を構築するのと同じような内容のシステムを組めるのだ。そのようなシステムを組もうとすれば、この予算よりも多くが必要となることは多々ある。そう考えると『FDS』は、案外お手頃なのである。

特に、“外部パワーアンプ”を必要としないことが大きく効いている。『FDS』では、デジタル信号を特殊な“車載用LSI”を介して複数の磁気回路に伝え音を出すという仕組みが採用されているので、パワーアンプを用いずとも音が出せる。結果、省電力、省スペースという、アナログシステムにはないメリットも得られる。つまり、合理的に本格システムを組み上げることが可能となる、というわけなのだ。

システムレイアウトのバリエーションは案外多彩。しかし、予算が巨大化することはない。

なお『FDS』シリーズには、さらにもう2モデルがラインナップされている。1つが「ハイレゾフルデジタルツイーター」である『Z2H』(税抜価格:5万7000円)、もう1つが「フルデジタルサブウーファー」である『Z25W』(税抜価格:7万3000円)、この2つだ。お好みに応じて、より“ハイレゾ音源”の再生に向いているスペシャルツイーターに交換でき、また重低音を増強したいときにはサブウーファーも投入できる。

他のシステムレイアウトも構築可能だ。『Z7』をもう1セット導入すればリアスピーカーとして活用できる。またはそれをフロントに転用し“ダブルミッドウーファー”とすることも可能だ。サブウーファーは、単発使いとダブル使いのいずれかが選べる。

また、『Z3』のプロセッサーには1系統のアナログ出力が備えられているので、それを活用すればアナログ・サブウーファーの導入、もしくはアナログ・ミッドレンジスピーカーの追加も可能だ(それらをするときにはアナログの“外部パワーアンプ”も合わせて必要となる)。

しかしながら基本的には、システムの発展形は上記で紹介したものまでだ。スピーカーのバージョンアップはできず、プロセッサーの変更もできない。さらに言えば、パワーアンプはそもそも不要なのでパワーアンプのアップグレードも不可能だ。つまり、青天井でシステムが巨大化していくことはあり得ない。上を見ればキリがないのがカーオーディオだが、「FDS・システム」を選ぶと、コストの計算が立ちやすい。際限なくシステム代金が拡大していくことはないのだ。その意味では、「安心感の高いシステム」と言っていい。

ソースユニットを多彩に接続できることも利点! その中でもっともおすすめなのは…。

ところで『FDS』のラインナップにはソースユニットは含まれていない。その点をもってすればフルシステムではないのだが、かわりにさまざまなタイプのソースユニットをシステムに組み込める。そこのところの自由度の高さは随一と言っていい。

通常のライン出力を接続できるのはもちろん、外部音声出力を持たない純正メインユニットのスピーカー出力も当然ながら接続可能だ。その上でデジタル入力端子が実に多彩だ。デジタルコアキシャル、デジタルオプティカル、USBと3タイプが備わっているので、多くのデジタルオーディオプレーヤーをダイレクトに接続できる。

しかし、組み合わせるソースユニットとしてもっともおすすめなのはズバリ、クラリオンのカーナビゲーション『NXV987D』だ。当機を用いると、オール車載機で完全フルデジタルシステムが完成できる。当機にはデジタル出力が備えられているので、それを『Z3』のデジタル入力端子に接続させれば、ナビで読み取られたデジタル信号が1度もアナログ信号に変換されることなく音となる。先進性がさらに際立つ。

そして『NXV987D』は、『FDS』のコントローラーとしても機能する。楽曲リスト等をナビ画面で確認できるようになるので、使い勝手が1グレード上昇する。また当機は“ハイレゾ音源”の再生も可能だ。『NXV987D』も合わせて導入すれば、『FDS』のポテンシャルを十二分に引き出せ、かつ、快適に楽しめる。

もしも人とはひと味違うカーオーディオシステムを手にしたいと思うなら、『FDS』は格好のターゲットとなり得る。要注目!

《太田祥三》

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