キャデラック XT5 に改良新型、新2.0ターボ搭載…今夏後半に米国発売へ | Push on! Mycar-life

キャデラック XT5 に改良新型、新2.0ターボ搭載…今夏後半に米国発売へ

◆新しいフロントグリルで表情変化◆新開発の2.0ターボは237hp◆2ミリ秒ごとに減衰力を調節

自動車 ニュース
キャデラック XT5 (XT5クロスオーバー)改良新型
  • キャデラック XT5 (XT5クロスオーバー)改良新型
  • キャデラック XT5 (XT5クロスオーバー)改良新型
  • キャデラック XT5 (XT5クロスオーバー)改良新型
  • キャデラック XT5 (XT5クロスオーバー)改良新型
  • キャデラック XT5 (XT5クロスオーバー)改良新型
  • キャデラック XT5 (XT5クロスオーバー)改良新型
  • キャデラック XT5 (XT5クロスオーバー)改良新型
  • キャデラック XT5 (XT5クロスオーバー)改良新型

キャデラックは、改良新型『XT5』(Cadillac XT5、日本名:『XT5クロスオーバー』)を今夏後半、米国市場で発売すると発表した。

XT5は、2015年秋に発表されたキャデラックの主力SUVだ。『SRX』(日本名:『SRXクロスオーバー』)の後継車となる。XT5は日本にはXT5クロスオーバーとして、2017年秋に投入された。このXT5が本国でのデビューからおよそ4年を経て、初の本格改良を受け、米国で改良新型が登場している。

新しいフロントグリルで表情変化

外観は、新デザインのフロントグリルやバンパー、「インテリビーム」付きのLEDヘッドライトなどで、表情をイメージチェンジした。改良新型XT5の「スポーツ」モデルは、光沢ブラックグリルやクリアテールレンズ、新デザインの20インチアルミホイールによって、スポーツ性を強調している。

インテリアは、キャデラックのインフォテインメントインターフェースの「キャデラック・ユーザー・エクスペリエンス」の最新バージョンを搭載する。キャデラック・ユーザー・エクスペリエンスは、スマートフォンのような直感的なインターフェース、優れたレスポンスとダイナミックなプラットフォームを追求した。操作は新しいロータリーコントローラーでも行える。近距離無線通信技術を使用したワンタッチ電話ペアリングや、新世代のワイヤレス充電&USBポートも装備される。

また、新しいインテリアカラーとトリムを導入した。レザーシート&ドアトリム、アームレストなどが、ジェットブラック/コナブラウンで仕上げられる。センターコンソールのデザインを変更して、収納性を高めている。

新開発の2.0ターボは237hp

パワートレインには、新開発の直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。このリッター当たり100hpを超える直列4気筒エンジンには、「トライパワーシステム」を採用する。このシステムは、大小2通りのバルブリフトとアクティブ・フューエル・マネージメント(気筒休止)を含んだ3つの作動モードで、パフォーマンスと効率性を最適化するように設計されている。

このエンジンには、直噴システム、アクティブ・サーマル・マネジメント、オートスタート/ストップ機能に加えて、低回転域で大きなトルクを引き出すツインスクロールターボチャージャーを採用した。最大出力は237hp/5000rpm、最大トルクは35.7kgm/1500~4000rpmを発生する。キャデラックによると、ほぼフラットなトルクカーブを描き、すべての回転域で高い応答性を発揮するという。

自然吸気の直噴3.6リットルV型6気筒ガソリンも継続設定される。最大出力は310hp/6600rpm、最大トルクは37.4kgm/5000rpmを発生する。気筒休止とアイドリングストップ、カムシャフトフェージングなどの技術を採用している。

両エンジンともに、トランスミッションには9速ATを組み合わせた。直感的な操作でシフトチェンジを可能にする次世代の電子制御式「エレクトロニック・プレシジョン・シフト」を導入している。

2.0ターボ搭載車は、従来の真空倍力式ブレーキシステムに代わって、電動油圧式ブレーキ機能を採用した。これにより、燃費性能が向上するだけでなく、エンジンルーム内の占有スペースを抑えることも可能にしている。

2ミリ秒ごとに減衰力を調節

スポーツモデルには、アクティブ・スポーツ・サスペンションに「CDC」(コンティニュアス・ダンピング・コントロール)を採用する。電子センサーでリアルタイムに路面状態をモニターして、2ミリ秒ごとに減衰力を調節。ドライビングダイナミクスとコントロール性を引き上げている。ツインクラッチ方式のAWDシステムは、必要に応じて後輪への駆動力の伝達を完全に遮断できるため、パワートレインのフリクションを低減することを可能にしている。

《森脇稔》

特集

page top