話題のアコースティックマテリアルブランド“DrARTEX”が、ニューラインナップを発表! その全容をCheck! Part2 | Push on! Mycar-life

話題のアコースティックマテリアルブランド“DrARTEX”が、ニューラインナップを発表! その全容をCheck! Part2

車室内の静粛性、快適性を高めるための部材(アコースティックマテリアル)を多々擁する“DrARTEX(ドクターアルテックス)”。この新進気鋭のブランドから、2019年モデルのラインナップが発表された。その全容を解説する緊急リポートをお贈りしている。

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DrARTEX・VibroBarrier
  • DrARTEX・VibroBarrier
  • DrARTEX・Baffle Plus
  • DrARTEX・Baffle Plus BW
  • DrARTEX・Lace15
  • DrARTEX・VibroBarrier
  • DrARTEX・Redwind
  • DrARTEX・Bonnet Guard Tape
  • DrARTEX・WBM

車室内の静粛性、快適性を高めるための部材(アコースティックマテリアル)を多々擁する“DrARTEX(ドクターアルテックス)”。この新進気鋭のブランドから、2019年モデルのラインナップが発表された。その全容を解説する緊急リポートをお贈りしている。

後編となる今回は、“制振シート”系の部材以外の全アイテムを紹介していく。

“断熱・遮音”系の部材は2アイテムがラインナップ!


ところで前回の記事内でお伝えしたとおり、“DrARTEX”の“制振シート”系の部材は、2019年モデルより3グレード展開されることとなっている。そしてこれに連動して、“制振シート”系部材以外にも、今年モデルより新たにシリーズ名が冠された。その名は『BASIC(ベーシック)』だ。

この『BASIC』ラインは製品バリエーションが至って豊かだ。顔ぶれを1つ1つ紹介していこう。まず、“断熱・遮音”系の部材が2アイテムある。それぞれの名称と基本スペックは以下のとおりだ。

DrARTEX・Baffle Plus

(写真)DrARTEX・Baffle Plus

☆Baffle Plus(税抜価格1万7000円)
●仕様:断熱 & 遮音シート ●サイズ:(幅×奥行×厚さ)500×375×5mm(14枚入) ●重量:0.2kg/m2 ●推奨取付箇所:ドア

DrARTEX・Baffle Plus BW

(写真)DrARTEX・Baffle Plus BW

☆Baffle Plus BW(税抜価格:2万3000円)
●仕様:制振 & 断熱 & 遮音 & 拡散シート ●サイズ:(幅×奥行×厚さ)500×375×15mm(8枚入) ●重量:0.35kg/m2 ●推奨取付箇所:ドア、スピーカーキャビネット、トランクサイド

各アイテムの機能解説をしていこう。まずは『Baffle Plus(バッフルプラス)』から。こちらは仕様のところにも記したように、音と熱の両方を遮断するための部材である。表面に保護フィルムが貼られた独立気泡構造のポリエチレンフォームが主体となっていて、接着面には合成ブチルゴムが使われている。この構造により断熱効果と遮音効果の両方を発揮し、かつ、経年劣化や湿気にも強さを発揮する。つまり、耐久性が高いこともストロングポイントとなっている。ドア内部の遮音材として大いに力を発揮する。

対して『Baffle Plus BW』の方は、遮音、断熱効果に加え、制振、拡散能力も保持している。なので例えば、スピーカー裏から発せられる“背圧”を吸収・拡散するのにも活躍し、さらには、サブウーファーボックス内部に使えばエアサスペンションをコントロールするのにも重宝する。音響パーツとしても幅広く使用できる、というわけだ。

遮音と吸音、それぞれに特化した専用部材もラインナップ!


続いては、遮音または吸音に特化した部材2つを紹介する。製品名と基本スペックは以下のとおりだ。DrARTEX・Lace15

(写真)DrARTEX・Lace15

☆Lace15(税抜価格:1万2000円
●仕様:吸音シート ●サイズ:(幅×奥行×厚さ)500×375×15mm(6枚入) ●重量:0.612kg/m2 ●推奨取付箇所:ドア内張り、ルーフ、トランクリッド、ボンネット

DrARTEX・VibroBarrier

(写真)DrARTEX・VibroBarrier

☆VibroBarrier(税抜価格:1万7000円)
●仕様:遮音シート ●サイズ:(幅×奥行×厚さ)750×500×7mm(5枚入) ●推奨取付箇所:フロア、バルクヘッド、トランクフロア、ホイールアーチ

『Lace15(レース15)』は吸音に特化した部材だ。なお、これまで吸音シートとしてはこの『Lace15(レース15)』の他に厚みが5mmの『Lace05』もラインナップされていたのだが、それは今回から姿を消した。とはいえ『Lace15』は柔軟性が高いので狭い場所でもしっかりと潰れる。つまりクリアランスが少ない場所でも案外使えるのだ。その意味では『Lace05』が無くなった影響は大きくはないはずだ。『Lace15』だけでもさまざまな場所で吸音効果を発揮できる。

一方、『VibroBarrier(バイブロバリア)』は遮音に特化したマテリアルとなっている。弾性発泡ポリエチレン、ブチルをベースとした材料、不織布、粘着層の4層構造となっていて、なんと、ノイズの軽減率は最大1/63。ヘビーなロードノイズが侵入してくるフロアやホイールアーチ等に使えば、効果的にノイズをカットできる。

ドアの密閉性を高める部材も用意! 便利アイテム“アルミテープ”もラインナップ!


『BASIC』ラインには、あと2アイテムが存在している。それぞれの名称と基本スペックから紹介していこう。DrARTEX・Redwind

(写真)DrARTEX・Redwind

☆Redwind(税抜価格:1万4000円)
●仕様:シーラー ●サイズ:直径6mm・長さ20m ●推奨取付箇所:ドアシール、トランクシール

DrARTEX・Bonnet Guard Tape

(写真)DrARTEX・Bonnet Guard Tape

☆Bonnet Guard Tape(10M)(税抜価格:1500円)
●仕様:アルミテープ ●サイズ:幅40mm・長さ10m

『Redwind(レッドウインド)』は、“DrARTEX”ならではのスペシャル・マテリアルと言っていい。なんと当アイテムはドアやトランクのシール(ウェザーストリップと呼ばれるゴムパーツ)に封入して使用する。これまでさまざまな防音アイテムが世に出たが、このような使い方をする部材はこれ以外には思い付かない。

当アイテムの構造は至ってシンプル。中心部にワイヤーが備えられたゴムチューブとなっている。これをシール内に挿入することでドアやトランクの密閉性を上げることが可能となる。結果、風切り音の侵入を抑制でき、さらにホコリの侵入も防げるし、冷暖房効率のアップも期待できる。

なお、施工するショップごとでメニューが変わってくるだろうけれど、ドアとトランクすべてを一気に施工してもいいし、まずはお試し的にフロントドアだけに装着してみるのもアリだろう。デッドニングや静音化をさらにもう一歩押し進めたいときには当アイテムがあることを思い出そう。試す価値は高そうだ。

そして“DrARTEX”では、いわゆる“アルミテープ”も用意している。“アルミテープ”は、デッドニング部材の補強に使えるだけでなく、ワイヤリングのサポートパーツとしても活躍する。DIY派ならば当品を手元に置いておけば、さまざまなシーンで重宝する。持っておいて損はない。

“液体状”の制振材も新登場! シートを貼りにくい場所で幅広く力を発揮!


そしてもう1つ、特別な新機軸製品もラインナップに加わった。その名は『WBM』。

なお当アイテムのみ『BASIC』ラインには含まれず、単独で別シリーズ名が付けられている。名称は『Liquid Line』。この名が示すとおり当品は、“液体状”の制振材だ。

DrARTEX・WBM

(写真)DrARTEX・WBM

☆WBM(税抜価格:3万円)
●仕様:液体制振材
●推奨取付箇所:タイヤハウス、フロア(タイヤハウス2箇所分相当)

写真で見るとシート状の部材のようにも見えるが、実際はドラム缶的な容器に入れられている“液体”部材だ。当部材を“塗布”し、その後硬化させれば施工が完了する。

なお例えばタイヤハウスに施工した際には、施工箇所に制振効果を付与するとともに、砂利や水、オイル等からボディを守る効果も得られる。車体保護の観点でも有効に活用できそうだ。そして他にもさまざまな場所に使用できる。凸凹していたりRがきつくて制振シートが貼りにくい、というような場所も簡単に制振できる。

ちなみに当品の、制振効果の目安となる損失係数は「0.30」。“制振シート”系の部材のベーシックアイテム『Earth Iridium』の「0.22」より高い。ポテンシャルはなかなかだ。

いかがだったろうか。以上が、“DrARTEX”の2019年モデルのすべてだ。ますますバリエーションが多彩になり、ブランドとしての利点が一層伸長している。

愛車の音響的なコンディションを上げたい、静粛性を向上させたいと考えたときには、“DrARTEX”という強い味方がいることを思い出そう。当ブランドのアコースティックマテリアルを用いれば、思いどおりに目的を果たせる。要注目♪

《太田祥三》

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