“ヴァイブオーディオ”のエントリーパワーアンプ『POWERBOXシリーズ』の実力を、徹底Check!! | Push on! Mycar-life

“ヴァイブオーディオ”のエントリーパワーアンプ『POWERBOXシリーズ』の実力を、徹底Check!!

英国発の実力カーオーディオブランド“ヴァイブオーディオ”。同社の最大のストロングポイントと言えば…。それはズバリ、「コストパフォーマンスの高いリーズナブルな製品を多々擁していること」である。

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ヴァイブオーディオ・POWERBOXシリーズ
  • ヴァイブオーディオ・POWERBOXシリーズ
  • ヴァイブオーディオ・POWERBOX 60.2-V7
  • ヴァイブオーディオ・POWERBOX 60.4-V7
  • グラウンドゼロ・GZUC 650SQ-II
  • 『ヴァイブオーディオ・POWERBOX 60.2-V7』のサイドパネル。
  • 『ヴァイブオーディオ・POWERBOX 60.4-V7』のサイドパネル。
  • ヴァイブオーディオ・POWERBOX 500.1-V7

英国発の実力カーオーディオブランド“ヴァイブオーディオ”。同社の最大のストロングポイントと言えば…。それはズバリ、「コストパフォーマンスの高いリーズナブルな製品を多々擁していること」である。

製品ラインナップは幅広く上級モデルも充実しているのだが、低価格なモデルも手厚くリリースし、そしてそれぞれが価格以上の実力を発揮する。気軽にカーオーディオを楽しみたいと思うユーザーを力強くサポートしてくれるブランドなのである。

そんな同社の製品ラインナップの中に、注目すべきパワーアンプシリーズがある。その名は『POWERBOXシリーズ』。その実力を知るために、試聴取材を実施した。

ヴァイブオーディオ・POWERBOX 60.2-V7

(写真)ヴァイブオーディオ・POWERBOX 60.2-V7

低価格ながら十分なスペックを有し、機能もなかなかに充実!


このニューパワーアンプ『POWERBOXシリーズ』は、リーズナブルかつハイコストパフォーマンスな製品を多々擁する“ヴァイブオーディオ”の、その一面を象徴するようなシリーズとなっている。2chモデルと4chモデル、そしてモノラルchモデルの計3モデルを用意し、それぞれの税抜価格は、2万4500円(2chモデル)、2万8500円(4chモデル)、4万2500円(モノラルchモデル)。特に2chモデルと4chモデルは、最廉価クラスに属する。これら以上に低価格なモデルはそうそうない。

というわけで今回は、特にリーズナブルな2chモデルと4chモデルにスポットを当てていく。

まずは両機のプロフィールから紹介していこう。基本的なスペックは以下のとおりだ。

☆POWERBOX60.2-V7(税抜価格:2万4500円
●仕様:Class-A/B 2ch(2/1ch)パワーアンプ
●定格出力:60W×2(4Ω)80W×2(2Ω)160×1(4Ωブリッジ) ●周波数特性:20Hz~20kHz(±1.0dB) ●クロスオーバー:HPF/FLAT/LPF 50Hz~4kHz(-12dB/oct) ●ベースブースト機能装備(45Hz@0dB/3dB/6dB) ●サイズ(幅×奥行×高さ):229×194×50mm ●ハイレベルインプット対応
☆POWERBOX60.4-V7(税抜価格:2万8500円)
●仕様:Class-A/B 4ch(4/3/2ch)パワーアンプ
●定格出力:60W×4(4Ω)80W×4(2Ω)160×2(4Ωブリッジ) ●周波数特性:20Hz~20kHz(±1.0dB) ●クロスオーバー:HPF/FLAT/LPF 50Hz~4kHz(-12dB/oct) ●ベースブースト機能装備(45Hz@0dB / 3dB / 6dB) ●サイズ(幅×奥行×高さ):309×194×50mm ●ハイレベルインプット対応

スペックからも、これらがコスパに優れたモデルであることを伺い知れる。価格の割に十分なパワーが確保されていて、しかも2Ω接続ならびに4Ωブリッジ接続にも対応している。また、クロスオーバーは選択可能な周波数範囲が広く使いやすいタイプとなっていて、さらにはベースブースト機能、ハイレベルインプット機能も装備されている。機能面でもなかなかの充実ぶりを見せている。

ヴァイブオーディオ・POWERBOX 60.4-V7

(写真)ヴァイブオーディオ・POWERBOX 60.4-V7


動作方式は“AB級”。そこには大いなるこだわりが…。


デザインもなかなかに個性的だ。ボディの片側をラウンドさせ、かつトッププレートはゆるやかに波打たせてある。わざわざ複雑な形状で仕上げて見た目のインパクトを高めてあるのだ。廉価なモデルでありながらも、手が込んだ作りとなっている。

ところで、低価格な小型パワーアンプは動作方式が“D級”である場合が多いが、『POWERBOXシリーズ』の2chモデルと4chモデルの動作方式はともに“AB級”だ。ここも注目すべきポイントの1つと言える。

というのも、小さくしようと思ったとき、そして低価格に仕上げようと思ったときには、“D級”とした方がそれらを成し遂げやすくなる。しかしながら、音のことを考えると“AB級”の方にアドバンテージがある。最近は“D級”モデルの中にも高音質を誇る機種が多々登場してはいるものの、“AB級”を採用した方が音的には有利に働くこともまた事実なのだ。

つまり『POWERBOXシリーズ』は、“音質優先”で設計されたモデルとなっているのだ。ちなみにボディの前方には敢えて、“class AB amplifier”と記してある。“AB級”であることへのこだわりをひしひしと感じ取れる。

さて、実際の音はどうなのか。興味津々で試聴を開始した。

グラウンドゼロ・GZUC 650SQ-II

(写真)グラウンドゼロ・GZUC 650SQ-II


電源を入れると、鮮やかなLEDライトが点灯。遊び心も抜かりなく注入!


最初に試聴環境から紹介しておこう。

テストは“ヴァイブオーディオ”の正規輸入代理店である“イース・コーポレーション”の試聴室で実施した。PC→USB DAC→パワーアンプ→パッシブクロスオーバーネットワーク→スピーカーというシステムを組み、そのスピーカーには、“グラウンドゼロ”の『GZUC 650SQ-II』(税抜価格:5万1000円)を使用した。

ケーブルは“モンスターカーオーディオ”のモデルで揃えた。ラインケーブルに『MCA 350i-2M』(税抜価格:8000円、2ch、2m)を、スピーカーケーブルに『MCA 350S16 C』(税抜価格:800円、1m)を、パワーケーブルに『MCA PF4R/B』(税抜価格:3000円/1m)をそれぞれ使用した。

テストは、4chモデルである『POWERBOX60.4-V7』から実施した(4chあるうちの2chのみを使用)。

まずはゲイン調整をすべく電源を入れると…。なんと、ボディの手前の最下段部分が鮮烈に赤く点灯した。このような遊び心も注入されていたとは…。価格を抑えようとすればもろもろが簡素化されて当然なのだが、流石は“ヴァイブオーディオ”だ。サービス精神に溢れている。

そしてテストトラックを流し始めてみると…。

ここでもまたもや驚かされた。想像していた以上のリアルなサウンドステージが目前に広がったのだ。

指摘したくなるような気になる部分は見当たらず、むしろなかなかにトルクフルで、かつ至ってクリアだ。ボリュームを上げても余裕があり、ダイナミックに音場を再現できている。外部パワーアンプを使うからこそのエネルギー感に満ちたサウンドを、十二分に堪能できた。

『ヴァイブオーディオ・POWERBOX 60.2-V7』のサイドパネル。『ヴァイブオーディオ・POWERBOX 60.4-V7』のサイドパネル。ヴァイブオーディオ・POWERBOX 500.1-V7

(写真左)『ヴァイブオーディオ・POWERBOX 60.2-V7』のサイドパネル。、(写真中)『ヴァイブオーディオ・POWERBOX 60.4-V7』のサイドパネル。、(写真右)ヴァイブオーディオ・POWERBOX 500.1-V7

音色は正確。かつ、帯域バランスも整っている。完成度は高い。


なお、サウンド傾向はどちらかと言えば明るめだ。中高域は特にエッジが立っていて、カラッとしている。そして案外にゴージャス感も高い。華やかさがあり、音楽を楽しく聴かせてくれる。

低音も良質だ。重く、太く、芯もある。切れ味が鋭いというタイプではないように思えたが、レンジ感、量感に不足はない。

そして音色も正確だ。かつ、帯域バランスも整っている。完成度の高い音だと思えた。コストパフォーマンスもすこぶる高い。

続いては2chモデルである『POWERBOX60.2-V7』をテストした。

1chあたりのコストが概ね倍となるだけあって、サウンドクオリティもそれに比例し、確実に1グレード上昇していた。

違いとして大きいと思えたのは低音だ。サウンドの方向性は同様ながらも、こちらではタイト感も高まっている。制動力も増し、切れ味も鋭くなっていた。

全体的な質感の向上も感じ取れた。より繊細できめ細やかだ。結果、ボーカルの生々しさも上がっていて、ハリとツヤも増している。

両機の音を聴いて、“ヴァイブオーディオ”が良心あるブランドであることを改めて実感した。この一貫したコストパフォーマンスを追求する姿勢には、頭が下がる思いだ。ここまでの廉価モデルでありながら、ルックス面でも音質面でも手抜きがない。総合力の高いパワーアンプにきっちりと仕上げられている。

AV一体型ナビ+エントリースピーカーというような初級システムを構築している方は、次なる音質向上策として『POWERBOXシリーズ』の導入を検討してみてはいかがだろうか。少ない投資で最大限の効果が得られることは間違いない。外部パワーアンプのメリットを手軽に体験してみたいと思ったら、『POWERBOXシリーズ』にご注目を♪

《太田祥三》

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