最新“プロセッサー”事情、全方位解説! Part 2「メインユニットの“内蔵DSP”って使える?」 | Push on! Mycar-life

最新“プロセッサー”事情、全方位解説! Part 2「メインユニットの“内蔵DSP”って使える?」

カーオーディオでは、音楽信号を制御するための装置である“プロセッサー”がさまざま用意されていて、いろいろな使われ方をしている。その現状を全方位的に解説する短期集中連載をお届けしている。今回は、メインユニットに内蔵されているタイプについて分析していく。

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カーオーディオでは、音楽信号を制御するための装置である“プロセッサー”がさまざま用意されていて、いろいろな使われ方をしている。その現状を全方位的に解説する短期集中連載をお届けしている。今回は、メインユニットに内蔵されているタイプについて分析していく。

メインユニットに内蔵されている“プロセッサー”は、2極化が進行!?

前回は、“プロセッサー”とは何なのかを解説した。その中で、“プロセッサー”にはアナログタイプとデジタルタイプがあることや、メインユニットに内蔵されているものや、単体タイプ等々があることを紹介した。

今回からは、各タイプについてそのトレンドをできる限り具体的に明らかにしていこうと思う。まずは、メインユニットに内蔵されている“プロセッサー”の現状を、詳しくリポートする。

ところで昨今、メインユニットを多彩にリリースしているブランドというと、主には“ケンウッド”と“カロッツェリア”、この2社に絞られる。純正、市販を問わずAV一体型ナビが普及し、さらには純正オーディオが取り換えられない車種が増加傾向にあることも手伝って、市販メインユニット市場は以前と比べると縮小している、という状況なのだ。

しかしながらここで挙げた2ブランドは、その中にあっても積極的に新製品をリリースし続けている。根強いニーズに応えるべく、新たな魅力を携えた新機軸モデルも生み出している。

さて、そんなメインユニットにおいての“プロセッサー”事情はどうなっているのだろうか。主に“ケンウッド”の製品について分析し、トレンドを明らかにしていこうと思う。最初は“1DINメインユニット”についてみていく。

“ケンウッド”は“1DINメインユニット”を多々擁しているのだが、搭載されている“プロセッサー”は大まかには、高機能タイプか簡易的なタイプかの2つに1つ、となっている。簡易的なタイプの方はまったくもってシンプルだ。3バンドの“イコライザー”が搭載されている程度という状況だ。一方、高機能タイプはなかなかに充実している。“イコライザー”は13バンド、さらには“タイムアライメント”と“クロスオーバー”も搭載されているのだ。

各機能は簡易的ながらも、あるとないとでは大違い。
実用性はなかなかに高い。

ただし、ハイエンドな“プロセッサー”と比べると、各機能の内容は簡素化されてはいる。“タイムアライメント”は、セパレート2ウェイスピーカーを搭載していてもツイーターとミッドウーファーを“1つ”のスピーカーとして扱う仕様となっているので、ざっくりとした調整しか行えない。とはいえ、搭載されていないモデルと比べたらアドバンテージは大きい。ばかにはできない。

また“クロスオーバー”もシンプルではある。フロントスピーカーとサブウーファー間の“クロスオーバー”は調整できるが、ツイーターとミッドウーファー間の“クロスオーバー”調整は不可だ。しかし、やはりこれも搭載されていることの意義は大きい。サブウーファーを導入した際に、実に便利に活躍してくれる。

“イコライザー”についても3バンドと13バンドとの違いはかなり大きい。ハイエンドシステムでは“31バンド”が一般的なのでそれとの差も大きいが、13バンドあればそれでもある程度は周波数特性の乱れを正せる。

もしもこれから“1DINメインユニット”を購入しようと思っているのなら、“ケンウッド”の場合には、高機能タイプの“プロセッサー”が搭載されているモデルがおすすめだ。

一方、“2DINメインユニット”の方には、さらに高機能な“プロセッサー”が搭載されているモデルもある。“ケンウッド”はフロントフェイスにモニターを装備した“2DINメインユニット”も多彩に展開しているのだが、このタイプはニーズの高まりを受けて開発が進み、さまざまな面で高機能なモデルも出現している。結果、“プロセッサー”部も充実傾向にある、というわけなのだ。

プロショップでないと扱い難い
高度な“イコライザー”も搭載!

特に高機能なのは『AVメインユニット』とカテゴライズされている2機種のうちの上位モデルである『DPV-7000』だ。当機は“ケンウッド”のAV一体型ナビ『彩速ナビ』シリーズの上級機からナビ機能を省いたようなモデルとなっていて、“ハイレゾ音源”の再生ができたり地デジが観れたりと機能が充実。さらには“Apple CarPlay”や“android auto”にも対応している。そして内蔵されている“プロセッサー”も優秀だ。“タイムアライメント”と“クロスオーバー”は同様ながら、“イコライザー”については“13バンドグラフィックイコライザー”に加えて“プロモードEQ”も搭載されている。これを使いこなすことで、より詳細に車内の周波数特性の乱れを解消することが可能となる。

“カロッツェリア”の製品についても解説しておこう。

“カロッツェリア”のメインユニットの多くにも、“ケンウッド”でいうところの高機能なDSPが搭載されている。さらには、“ネットワークモード”なるものも搭載されている機種もある。これを活用すると、リアスピーカーは鳴らせなくなるもののその代わりに、フロント2ウェイスピーカーのツイーターとミッドウーファーを個別にコントロールできるようになる。

また上級機、『DEH-P01』と『DEH-970』では、ハイエンド機並みのDSPが搭載されている。これらを導入すれば、本格的なカーオーディオシステムを組み上げることも可能となる。

今回はここまでとさせていただく。次回はAV一体型ナビに搭載されている“プロセッサー”のトレンドを分析していく。お楽しみに。

《太田祥三》

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