ポルシェ、カイエン クーペ を発表…SUVクーペ市場に参入 | Push on! Mycar-life

ポルシェ、カイエン クーペ を発表…SUVクーペ市場に参入

◆カイエンよりも全高を20mm抑えたスポーティなクーペシルエット ◆4シーターのインテリア。大型のパノラマガラスルーフを標準装備 ◆ターボは550ps。0~100km/h加速は3.9秒、最高速は286km/h

自動車 ニュース
ポルシェ・カイエン・クーペ
  • ポルシェ・カイエン・クーペ
  • ポルシェ・カイエン・クーペ
  • ポルシェ・カイエン・ターボ・クーペ
  • ポルシェ・カイエン・ターボ・クーペ
  • ポルシェ・カイエン・ターボ・クーペとポルシェ・カイエン・クーペ
  • ポルシェ・カイエン・クーペ
  • ポルシェ・カイエン・クーペ
  • ポルシェ・カイエン・クーペ

ポルシェは3月21日、『カイエン クーペ』(Porsche Cayenne Coupe)を欧州で発表した。

カイエン クーペは、ポルシェの主力SUV、『カイエン』から派生したモデルだ。競合プレミアムメーカーでは、すでにBMWがSUVの『X5』からクーペの『X6』、『X3』から『X4』、メルセデスベンツがSUVの『GLE』からクーペの『GLEクーペ』、『GLC』から『GLCクーペ』を派生させている。ポルシェもカイエン クーペで、SUVクーペ市場に参入する。

カイエンよりも全高を20mm抑えたスポーティなクーペシルエット

ポルシェ カイエン クーペも、BMW X6やメルセデスベンツGLEクーペと同様、ルーフの後部を傾斜させたクーペデザインを採用した。後部に行くほど傾斜したルーフラインは、カイエン クーペをダイナミックかつスポーティに演出する。また、クーペシルエットを強調するルーフスポイラーが装備される。フロントウインドスクリーンとAピラーは、カイエンよりも低く、全高は20mm低い。専用設計の後部ドアとフェンダーにより、カイエンよりも18mmワイド化。後部のナンバープレートは、カイエンはリアゲートにあるが、カイエン クーペではバンパーに配置される。

カイエン クーペは、「PAA」(ポルシェ・アクティブ・エアロダイナミクス)の一部として、新開発のアダプティブリアスポイラーを装備する。格納式のリアスポイラーは、90km/h以上で135mm上方にポップアップし、エアロダイナミクス性能を引き上げる。

カイエン クーペのボディサイズは、全長4931mm、全幅1983mm、全高1676mm、ホイールベース2895mm。ターボが全長4939mm、全幅1989mm、全高1653mm、ホイールベース2895mm。

4シーターのインテリア。大型のパノラマガラスルーフを標準装備

インテリアは、4つのスポーツシートを備える。前席は、ヘッドレスト一体の8ウェイスポーツシートを採用し、優れた快適さと最適なホールド性を追求する。後席は、では、独立2シーターが標準。ベンチシートは無償オプションで選択できる。全高はカイエンよりも20mm低いが、後席頭上には充分な空間を確保しているという。トランク容量は625リットル(ターボは600リットル)。後席を折り畳むと、最大1540リットル(ターボは1510リットル)に拡大する。ダッシュボードには、最新のデジタルディスプレイが装備される。

カイエン クーペには、大型のパノラマガラスルーフを標準装備する。ローラーブラインドが組み込まれており、日光を遮ることが可能だ。オプションで、カーボンルーフを用意する。カーボンルーフは3種類の軽量スポーツパッケージに設定される。軽量スポーツパッケージには、22インチのGTデザインホイール、クラシックチェックファブリックのシート、カーボン&アルカンターラのアクセントが含まれる。ターボには、スポーツエグゾーストシステムが装備される。

ターボは550ps。0~100km/h加速は3.9秒、最高速は286km/h

欧州市場では発売当初、2種類のエンジンを設定する。「カイエン クーペ」グレードには、3.0リットルV型6気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。最大出力は340ps/5300~6400rpm、最大トルクは45.9kgm/1340~5300rpmを引き出す。「スポーツクロノパッケージ」が標準となり、0~100km/h加速6.0秒の性能を備える。オプションの「軽量スポーツパッケージ」では、0~100km/h加速は5.9秒となる。最高速は243km/hだ。

「カイエン ターボ クーペ」グレードには、4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。最大出力は550ps/5750~6000rpm、最大トルクは78.5kgm/2000~4500rpmを引き出す。0~100km/h加速は3.9秒、最高速は286km/hのパフォーマンスを実現している。

《森脇稔》

特集

page top