最新のカーオーディオ市場のトレンドが分かる!? 『CAOTY2018』分析 Part4 | Push on! Mycar-life

最新のカーオーディオ市場のトレンドが分かる!? 『CAOTY2018』分析 Part4

“ロックフォード・フォズゲート”や“JLオーディオ”といった人気アメリカンブランド、さらには“グラウンドゼロ”や“ヴァイブオーディオ”等の実力欧州ブランドの製品を多数ディストリビュートしている“イースコーポレーション”。

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CAOTY2018
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  • ロックフォード・フォズゲート P2D(2/4)-12
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“ロックフォード・フォズゲート”や“JLオーディオ”といった人気アメリカンブランド、さらには“グラウンドゼロ”や“ヴァイブオーディオ”等の実力欧州ブランドの製品を多数ディストリビュートしている“イースコーポレーション”。

そんな同社から今年も、『CAOTY(カーオーディオ・オブ・ザ・イヤー)2018』が発表された。この、同社取り扱い製品のリアルな実売ランキングの結果を分析しながら、現在のカーオーディオ市場のトレンドをも読み解こうと試みている。第4回目となる今回は、パワーアンプの残りの4部門とユニットサブウーファーの5部門の中から、注目部門を4つピックアップし解析していく。

【CAOTY(カーオーディオ・オブ・ザ・イヤー) 2018】
http://www.escorp.jp/special/caoty2018

中級~上級機の健闘が光った『多チャンネルパワーアンプ部門』。


ロックフォード・フォズゲート T1000X5ad

最初に『多チャンネルパワーアンプ部門』から見ていこう。ここで言う“多チャンネルパワーアンプ”とは、5ch以上のモデルのことを指している。より高度なシステムを合理的に構築しようとするときに用いられるこれら“多チャンネルパワーアンプ”は、どのようなモデルが人気となっているのだろうか。

第1位に輝いたのは、“ロックフォード・フォズゲート”の『パワーコンパクトシリーズ』の5chモデル『T1000X5ad』(税込価格:24万9480円)。なんと前回の第8位から7ランクの大ジャンプアップが果たされた。そしてそれに続いたのは前回も同様の第2位の地位を得ていた“JLオーディオ”の『XD600/6v2』(税込価格:13万6080円)。さらに第3位には、同じく“JLオーディオ”の『XD700/5v2』(税込価格:14万7960円)が食い込んだ。

なお、前回第1位を獲得していた“ロックフォード”の『R600X5』(税込価格:8万7480円)は第4位に、そして前回第3位だった“ヴァイブオーディオ”の『BLACKAIRCH5-V1』(税込価格:7万2360円)は、第5位へとそれぞれ順位を落とした。

ロックフォード R600X5

この2台はともに、リーズナブルであることも特長の1つとしているモデルだが、こういったタイプのモデルを抑え、中級以上のモデルに人気が集まる結果となった。高度なシステムをより合理的にかつより高音質に完成させたい、そう考えるユーザーが増えたということなのだろうか。税込価格が24万9480円という高額モデルである『T1000X5ad』が第1位に輝いたことなどは特に、その傾向を象徴していると言えそうだ。

ちなみに第6位以下はすべて“JLオーディオ”のモデルで占められている。同社は、ch数違いのパワーアンプを多彩に用意しているブランドとしても知られている。システムを1台のパワーアンプだけで完結させたいと考えたときには“JLオーディオ”のラインナップを見てみると、用途や予算に合わせてベストなモデルを選択できる。要チェック。

比較的に大きなランキング変動が見られた『1chパワーアンプ6万円以上10万円未満部門』。


ロックフォード P500X1bd

続いては、3部門に分かれている“1chパワーアンプ”の各部門の中から、『1chパワーアンプ6万円以上10万円未満部門』を取り上げ、その結果を分析していく。『1chパワーアンプ6万円未満部門』では順位の変動が少なかったのだが、当部門では比較的に大きくランキングが変化した。

ただし、第1位の座を得たのは前回と同様に、“ロックフォード”の『P500X1bd』(税込価格:8万9640円)。その地位を5年連続でキープして見せた。ここでも“ロックフォード”人気の盤石ぶりがしかと確認できた。

しかしながら第2位には、2018年から発売が開始された“グラウンドゼロ”の『GZHA MINI ONE』(税込価格:6万4800円)が躍り出て、第3位には“MTXオーディオ”の『THUNDER1000.1』(税込価格:9万7200円)がつけた(前回は第5位)。

グラウンドゼロ GZHA MINI ONE

この2台の躍進もあり順位を下げてしまったのが“JLオーディオ”の2台。『XD300/1v2』が第2位から第4位へと、『JX500/1D』が第3位から第6位へとそれぞれダウンを喫している。これにより第5位までのランキングが、異なるブランドのモデルで形成されることと相成った。人気の分散化が見て取れた。

なお同部門では前回、超小型パワーアンプが2台ランクインしていたのだが(“グラウンドゼロ”の『GZRA Micro One』が第4位、“JLオーディオ”の『MX300/1』が第6位)、今回は『GZRA Micro One』が第7位へと順位を落とし、『MX300/1』がランク外へと消えている。他部門では超小型アンプが健闘していたが、当部門では苦戦した。

ちなみに『1chパワーアンプ10万円以上部門』では、“ロックフォード”の『パワーコンパクトシリーズ』のモデル2台が、ランク外から第4位と第6位に顔を出した。ここでは超小型アンプの善戦が光ったわけだが、これは、『パワーコンパクトシリーズ』が見直されている、ということでもあるように思う。同シリーズの各モデルは、それぞれの部門で健闘を見せている。2019年、この傾向がさらに強まるのか否か、注目して見守りたい。

第1位は盤石ながら、以下のランキングが大きく動いた『サブウーファー3万円以上4万円未満部門』。


ロックフォード・フォズゲート P2D(2/4)-12

次いでここからは、単体ユニットサブウーファーのランキングをチェックしていく。単体サブウーファーの部門数は計5つ。その中からまずは、価格的に下から2つ目の部門となる『サブウーファー3万円以上4万円未満部門』にフォーカスしてみたい。手頃な価格ながら実力機が揃う激戦の部門だけに、ランキングにも動きがあった。

ただし第1位に輝いたのは定番モデル。“ロックフォード・フォズゲート”の『P2D(2/4)-12』(税込価格:3万6720円)がなんと、7年連続でその座を守った。やはりサブウーファーにおいても“ロックフォード”が無類の強さを発揮している。

それに続く第2位の地位を得たのは、“JLオーディオ”の『6W3v3-4』(税込価格:3万8880円)。前回の第3位から1ランク順位を上げた。2018年春に同社から新たなフラッグシップスピーカーが発売開始となり、その勢いがサブウーファーにも波及したという部分もあるのだろう。同『12W0v3-4』も、前回の第9位からの3ランクアップを果たしている。

JLオーディオ 6W3v3-4

逆に、前回第2位に食い込んでいた“グラウンドゼロ”の『GZRW 30XSPL-D2』(税込価格:3万2400円)が、第7位まで大きく順位を下げている。しかしながら“グラウンドゼロ”がブランドとしてのシェアを落としたのかというと、そうではない。前回の第8位から第4位へと順位を上げた『GZHW 20X』を筆頭に、今回も計4モデルをベストテンへと送り込んでいる。ちなみに“ロックフォード”でも計3モデル。当部門では“グラウンドゼロ”が最多だ。

サブウーファーにおいても“スーパーハイエンド”モデルの躍進が顕著。


ロックフォード T1S(1/2)-12

最後は、サブウーファーの最高峰部門、『サブウーファー10万円以上部門』の分析をお届けする。

早速順位を見ていこう。第1位の称号を手にしたのは“ロックフォード”の『T1S(1/2)-12』(税込価格:12万4200円)。前回第1位を獲得した同・『T1S(1/2)-10』(税込価格:11万2320円)とその順位を入れ替えての戴冠となった。ともに薄型であることをアイデンティティとする『T1Sシリーズ』に属するモデルであるのだが、今回は大口径モデルの方が人気を博す結果となった。

それらに続く第3位に名を刻んだのは“JLオーディオ”の『10W6v3-D4』(税込価格:11万8800円)。前回は同じく“JLオーディオ”の薄型モデル『13TW5v2-(2/4)』(税込価格:14万2560円)が第3位を獲得していたのだが、今回は薄型ではない通常モデルがその位置に滑り込んだ。薄型モデルに占拠されていた当部門のベスト3の一角を、通常モデルが切り崩す形となっている。

グラウンドゼロ GZPW REFERENCE 250

第4位以降では、“スーパーハイエンド”ブランドのモデルの健闘が目立っている。第4位には前回同様、“グラウンドゼロ”のトップエンド機『GZPW REFERENCE 250』(税込価格:31万3200円)が続き、第5位には“RSオーディオ”の『RS Master 12』(税込価格:60万4800円)が、そして第8位には“マイクロプレシジョン”の『Z-Studio 245』(税込価格:49万6800円)が、第10位には“ZRスピーカーラボ”の『ZR Prestige 18SW -brushed-』(税込価格:35万6400円)が顔を並べた。他部門でもスーパーハイエンドブランドの躍進が目立っていたが、当部門でもその傾向は変わらなかった。

返す返すも“スーパーハイエンド”の人気ぶりには目を見張らされる。2019年もますます浸透力を強めるに違いない。

今回はここまでとさせていただく。次回は残りの各部門についての分析をお届けする。次回の当記事もお読み逃しなく。

《太田祥三》

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