『DIATONEメーカーデモカー』の音を、サウンドコンペティターがCheck! Part1 | Push on! Mycar-life

『DIATONEメーカーデモカー』の音を、サウンドコンペティターがCheck! Part1

国産ハイエンドカーオーディオブランド"DIATONE"。同社はデモカーを計6台用意し、自社製品の性能の高さをアピールすべく、それらを各地のイベント会場や店頭試聴会に出動させている。ここまで多彩にデモカーを用意しているブランドは、他を見渡しても"DIATONE"だけだ。

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国産ハイエンドカーオーディオブランド"DIATONE"。同社はデモカーを計6台用意し、自社製品の性能の高さをアピールすべく、それらを各地のイベント会場や店頭試聴会に出動させている。ここまで多彩にデモカーを用意しているブランドは、他を見渡しても"DIATONE"だけだ。

さて、それらには実際どれほどの実力が備えられているのだろうか。そこのところを調査すべく、以下のような取材を実行した。耳の肥えた"サウンドコンペティター"たちに直撃し、彼らがその音をどう評価するのかを聞いてきた。

向かった先は、数あるサウンドコンペの中でも特にハイレベルな車両が集うことで知られている『まいど大阪!!秋の車音祭2018』が開催された大阪府「南港ATC」。同会場内に持ち込まれていた"DIATONE"メーカーデモカー『SUBARU・LEGACY OUTBACK』の音を聴いた"強者"たちに、率直な感想を語ってもらった。

■『DIATONE SOUND.NAVI』を核にハイエンドシステムを構成。

最初に、今回の取材ターゲットとなった"DIATONE"メーカーデモカー『SUBARU・LEGACY OUTBACK』のシステムを紹介しておこう。当車は、"DIATONE"製品によって紡ぎ出される最高峰の音を聴かせることが目指されているクルマである。システムレイアウトは以下のとおりだ。メインユニット兼プロセッサーとして『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ300PREMI』が使われ、パワーアンプにはカロッツェリアXの最上位モデル『RS-A09X』が計3台採用されている。そしてスピーカー群がフル"DIATONE"。フロントスピーカーとしてフラッグシップ『DS-SA1000』が搭載され、サブウーファーには『SW-G50』が使用されている。ちなみに『DS-SA1000』の希望小売価格は67万円(税抜)。ここまで値が張る2ウェイスピーカーはそうそうない。サウンドコンペティターたちにも寵愛されている名機の1つだ。

正真正銘にハイエンドなシステムが構築されているこの『SUBARU・LEGACY OUTBACK』。そのサウンドは、『まいど大阪!!秋の車音祭2018』にトライした気鋭のコンペティターたちの耳に、どのように響いたのだろうか…。

■「数年前に聴いた"DIATONE"デモカーと比べて音が進化。スピーカーも流石のサウンドでした」

まずは、30代男性の声から紹介しよう。なおこの方の愛車には以下のようなシステムが搭載されているという。ソースユニットにハイエンドDAPを使い、プロセッサーにも"ハイレゾ音源"に対応した高級機が採用されている。それ以外にはトップエンドとはいかないまでも上級機をおごり、フロント2ウェイ+サブウーファーを2台の4chパワーアンプで鳴らしているとのことだ。じっくりと試聴したその後で、次のように話してくれた。

「『DIATONE SOUND.NAVI』の音はここ数年聴いていなかったので、今はどんな感じなのか気になって試聴の列に並びました。新機種が出るごとに音が進化しているとは聞いてましたが、確かに4、5年前に聴いた当時のデモカーの音よりも、今回の方が印象度が高いです。噂どおりの音だと思いました。

ところで自分も2ウェイにこだわって音作りをしています。このクルマも、2ウェイでありながら3ウェイに迫るポテンシャルが発揮されていたと思います。完成度が高いですね。『DS-SA1000』の実力の高さを実感できました。

そして『DIATONE SOUND.NAVI』は、これからカーオーディオを始めてみたいと思っている方々にとって特に魅力的な製品ですよね。モニターもキレイですし、音楽ソースも多彩に楽しめますし。ナビヘッドとして最上位クラスの製品であることは間違いないです。進化していることもよく分かりました。確認できて良かったです」

■「真摯に音と向き合う優良なブランド。これ以上のクオリティも期待できる」

次に、コントロールユニットにカロッツェリアXのモデルを使い、スピーカー群(フロント3ウェイ+サブウーファー)とパワーアンプに欧州ブランドのトップエンドモデルを使っているという40代の男性は、『SUBARU・LEGACY OUTBACK』の音を以下のように評した。

「ゆったりしたサウンドで聴き心地も良いですし、高解像度でハイレベルな音だと思いました。電源強化とかケーブルとか、さらに突き詰める余地がありそうなので、これ以上のクオリティも十分達成できるポテンシャルを秘めているとも感じました。

"DIATONE"に対しては悪いイメージは持っていないです。どちらかといえばマニアックなブランドという印象はあるのですが、真摯に音と向き合っているというイメージを持っています。

このクルマの音を聴いても、その印象どおりでしたね。丁寧に原音をそのまま再現していると思います。製品の実力が高いことは疑いようはないですね」

■「これまで国産ブランドはノーマークでした。"DIATONE"、良いですね」

大絶賛するコメントも聞くことができた。DAP+ハイエンドプロセッサーを核に、欧州ブランドのミドルグレードモデルでフロント3ウェイ+サブウーファーシステムを構築しているという20代男性は、次のように感想を聞かせてくれた。

「驚きました。めちゃくちゃ良かった。自分のクルマにもそれなりのシステムを搭載しているのですが、このクルマの音の方が良かったです。リアリティがもの凄く高くて。

やっぱり、スピーカーの性能でしょうか。自分が使っているモデルとは価格差も大きいですからね。しかしこちらは2ウェイなんですよね。その点では、自分のシステムの方がハイレベルだとは思うのですが…。2ウェイでもここまでのサウンドが聴けるんですね。

これまで海外ブランドの製品ばかりに目が行っていて、国産ブランドはあまり気にしていなかったんです。なので正直"DIATONE"はノーマークでした。時間があったのでふらりと試聴の列に並んでみたのですが、聴いて良かったです。"DIATONE"、良いですね(笑)。

愛車のシステムを変更する予定は今のところありませんが、将来的にクルマを買い替えるときがきたら、システムも刷新しようと思うかもしれません。そのときには、"DIATONE"も選択肢に入れたいですね」

■「音が進化するのを看過できずに、納得して歴代の『DIATONE SOUND.NAVI』を使ってきました」

熱烈な"DIATONE"愛好家からも話を聞けた。愛車にも『DIATONE SOUND.NAVI』を搭載しているという40代半ばの男性は、『SUBARU・LEGACY OUTBACK』の音をこう分析した。

「自分と同じユニットが使われているので、愛車との音の違いを確認したくて試聴の列に並びました。聴いて『DS-SA1000』のポテンシャルの高さを再認識しました。2ウェイでこれだけの音が聴けるのですから、このスピーカーは優秀だと思います。ただし、愛車の音も負けていませんよ。コンペで鍛え上げていますからね(笑)」

こう話すこの方は、愛車に以下のようなシステムを搭載しているという。『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ300PREMI』をソースユニットとして使用し、単体DSPをシステムにアドオン。そしてフロント3ウェイ+サブウーファーに欧州ブランドのモデルを、パワーアンプには北米ブランドのモデルを使っているとのことだ(すべて各社のトップエンドモデル)。

「ところでサウンドコンペでは、ソースユニットとしてDAPが使われることが多いのですが、私は操作性の良さを重視してそれを導入せず『DIATONE SOUND.NAVI』を使っています。"DIATONE"が好きだから、ということもあるのですが。『DIATONE SOUND.NAVI』は2代目モデルから現行の6代目モデルまで、すべてを使ってきました。毎年新作に載せ替えるのは大変でしたが、サウンドコンペティターとしては音質性能が向上しているのを看過できませんでした。毎回進化が感じられ、納得して使ってきました。

"ハイレゾ音源"をネイティブ再生できるDAPの良さは認めるのですが、『DIATONE SOUND.NAVI』をソースユニットとして使ってなんとか勝負に持ち込もうと、そこをテーマにコンテストに臨んでいます。

デモカーの音を聴いて改めて、『DIATONE SOUND.NAVI』の良さも再確認できました。私はやっぱり、これからもこれを使い続けたいですね。

カーオーディオを始めていない人たちに、"DIATONE"をもっと広めきたいと思っています。これを導入するだけでもガラっと音が変わりますからね。仲間を増やしたいですね(笑)」

■"DIATONE"で実現される最高峰サウンドを、『SUBARU・LEGACY OUTBACK』でご確認あれ。

『SUBARU・LEGACY OUTBACK』の音には、違いの分かる愛好家たちを納得させるだけの実力が備えられていることは確かのようだ。評価に多少の温度差はあったものの、総じて良い部分が指摘され、中には大絶賛する声も聞けた。

計6台ある"DIATONE"メーカーデモカーの中でフラッグシップスピーカー『DS-SA1000』が搭載されているのはこの『SUBARU・LEGACY OUTBACK』と、あともう1台、『Mercedes-Benz A180 Sports』の計2台だ。これらをどこかのイベント会場等で見かけたら、"DIATONE"で実現される最高峰のサウンドがどれほどのものなのか、ご自身の耳でもぜひ、ジャッジメントしてほしい。

なお、このレポートには続きがある。ここで紹介した方々とは少々タイプの異なるコンペティターたちの声も集められているので、それについては次回のリポートで紹介する。それらをお伝えしながら、『SUBARU・LEGACY OUTBACK』の実力分析を一層深めていこうと考えている。続編もお読み逃しなきように。

《太田祥三》

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