ブームの兆し!? 外向きオーディオカーの音質コンペ『ESQL』とは何だ!? <前編> | Push on! Mycar-life

ブームの兆し!? 外向きオーディオカーの音質コンペ『ESQL』とは何だ!? <前編>

『ACG2018』内で行われている『EMMA ESQL』(主催:JCACA<一般社団法人日本カーオーディオ競技協会>)が今、ブームの兆しを見せている。これは一体何なのか、面白さのポイントはどこにあるのかを、2週にわたり緊急リポートする。

カーオーディオ 特集記事
9月16日に開催された『ACG2018 in 中部』での『ESQL』の開催風景。
  • 9月16日に開催された『ACG2018 in 中部』での『ESQL』の開催風景。
  • 7月29日に開催された『ACG2018 in 九州』での『ESQL』の開催風景。
  • 6月10日に開催された『ACG2018 in 東北』での『ESQL』の開催風景。
  • 10月14日に開催された『ACG2018 in 中四国』での『ESQL』の開催風景。
『ACG2018』内で行われている『EMMA ESQL』(主催:JCACA<一般社団法人日本カーオーディオ競技協会>)が今、ブームの兆しを見せている。これは一体何なのか、面白さのポイントはどこにあるのかを、2週にわたり緊急リポートする。

新たな試みが多々盛り込まれた『ACG2018』。ステージ前コンテンツがさらに充実!


日本全国を転戦する国内最大規模のオーディオカーイベント『ACG2018』。今年も計6戦が予定され、すでに第5戦の『ACG2018 in 中四国』までが終了した。残るは11月25日に東京・お台場で開催される『ACG2018 WORLD FINAL』1戦のみ、となっている。

ところで、今年の『ACG2018』ではさまざまな新しい試みが実行されている。参加者にとってもギャラリーにとっても、新鮮な“楽しさ”が追加されているのだ。変化点はいくつかあるが、エントラントにとっての最大の改良ポイントは、「複数クラスへのエントリーが可能となったこと」である。実はこれまで『ACG』ではダブル、トリプルエントリーは不可能だった(“日音協”を除く)。しかし今年からは、9つの“メインカテゴリークラス”のどこか1つにエントリーしていれば、9つ用意されている“アドオン(サブ)クラス”にもエントリーが可能となった(エントリー条件を満たしていれば、複数エントリーもOK)。

そしてギャラリーにとっては、ステージ前で行われるコンテンツが増えたことが大きな変更点。今年から加わったステージ前コンテンツは2つある。1つが『ステージパフォーマンス』、そしてもう1つが、『EMMA ESQL』だ。特にこの『EMMA ESQL』は、各会場で大いに盛り上がっている。

7月29日に開催された『ACG2018 in 九州』での『ESQL』の開催風景。

『EMMA』公認ジャッジが、ルールにのっとって外向きオーディオの音質を審査!


さて、『EMMA ESQL』とは何なのか…。

ひと言でいえば、タイトルに記したように“外向きオーディオカーの音質コンペティション”である。外向き用に組んだサウンドシステムから音楽を流し、その音質の良し悪しが『EMMA(エマ)』公認ジャッジにより、ルールに基づいてシビアに審査される、というものである。

ところでこの機会に、そもそも『EMMA』とは何か、を簡単に解説しておこう。まず『EMMA』とは、“European Mobile Media Association”の略であり、カーオーディオの音質コンテストのルール等を統括する団体の名称である。名前のとおり発祥はヨーロッパで、設立されたのは2000年。この『EMMA』が定めたルールで行われるサウンドコンペは今やヨーロッパにとどまらず、世界各国で開催されている。

ちなみに、世界的なカーオーディオの音質コンペといえば、もう1つ『IASCA(アイアスカ)』が有名だ。こちらはアメリカ合衆国が発祥で、設立は1989年。90年代の中頃から終盤にかけては国内でも相当な盛り上がりを見せ、日本においてのカーオーディオ文化の発展に大きく寄与した。

そして現在、この2つの世界的なカーオーディオの音質コンペティションはともに、全国を転戦する『ACG』の各会場内で熱く開催されている。その日本においての実施や審査員の養成、派遣を行っているのが、『JCACA(一般社団法人日本カーオーディオ競技協会)』である。

そうしてその『EMMA』の中の1競技(今の所はエキシビション)として、『ESQL』が実施されている、というわけなのだ。

6月10日に開催された『ACG2018 in 東北』での『ESQL』の開催風景。

外向きサウンドシステム搭載車ならばすべての車両がエントリー可能!


続いて、『ESQL』とは何かをさらに詳しく解説していこう。まず『ESQL』とは、『EMMA Sound Quality League』の略である。これが行われるようになったのは今から4年前(2014年)で、発祥は東南アジアだ。

そしてこれはたちまちのうちに世界に伝播。分かりやすさや面白さが話題となり、すぐさまルールも整備され、アジア中で、そしてヨーロッパ各国でも行われるようになったという。つまり、ごくごく最近になって始まったまったく新しい競技であり、かつ、もっともホットな『EMMA』の新カテゴリークラスの1つ、なのである。

日本においても、2016年からエキシビションとしての実施がスタートされている。

ただ昨年まではこの『ESQL』も他の『EMMA』、および『IASCA』の各クラスの審査と同様に、『ACG』会場の奥のほうで、純粋に競技として粛々と行われていた。

それが今年からは、アトラクションとしてステージ前で実施され…。結果今や『ACG2018』の各会場で、ギャラリーの目を釘付けにするキラーコンテンツとなっている、というわけなのだ。

なお現状は、参加車両のオーディオシステムについての細かな規定は設けられてはいない。外向きスピーカーは、ラゲッジに壁になって組まれていても、トランクリッドに装着されていても、ドアに設定されていてもOKだ。ユニットの数、口径、システム金額についても無制限。実は、すべての外向き車両がエントリー可能なのである。

10月14日に開催された『ACG2018 in 中四国』での『ESQL』の開催風景。

実は、『EMMA ESQL』への門戸は開け放たれていた…!


ただ、今のところ『ACG2018』の中で行われている『ESQL』については、これのみにエントリーすることは不可だ。『EMMA』自体は『ACG2018』においての『メインカテゴリークラス』の1つだが、『ESQL』はその中のエキシビションであるので、あくまでも『アドオン(サブ)クラス』扱い。『メインカテゴリークラス』には含まれていないのだ。

しかしながら逆に言いうと、「『ACG2018』に参加しているすべてのクルマが参加可能」だ。どの『メインカテゴリークラス』にエントリーしていても『ESQL』にダブルエントリーできるのだ。『EMMA』車両として作られていなくても出場可能、というわけだ。

であるので実は、『ACG2018』会場内には、『EMMA ESQL』に参加できる車両がひしめきあっている。今年のこの盛り上がりを受けて、来シーズンは出場するクルマが増えるであろうことは必至だ。激戦クラスになり得る可能性を秘めている。

ただ、ステージ前アトラクションとしては参加台数には限りはありそうだ。そしてルールやレギュレーションの変更もあり得るのでなんとも言えない部分はありつつ、しかし予選を行う等のやり方もあるかもしれないし、とにもかくにも、来シーズンのさらなるブレイクは間違いない。

さて次週は、『ESQL』がどのようなルールで行われているのか、そして見どころはどこなのか、さらには勝つためのポイントはどこにあるのか等々について詳しく解説する。お読み逃しなく!
《太田祥三》

特集

page top