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【CAOTY 2017】2017年のカーオーディオ市場で人気を集めた製品は、どれ!? Part.5

「ロックフォード」や「グラウンドゼロ」等々の、欧米の人気カーオーディオブランドの製品を正規輸入販売しているイース・コーポレーションが、2017年末に『CAOTY(カーオーディオ・オブ・ザ・イヤー)2017』を発表した。その結果を分析する週刊特集をお届けしている。

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【CAOTY 2017】2017年のカーオーディオ市場で人気を集めた製品は、どれ!? Part.5
  • 【CAOTY 2017】2017年のカーオーディオ市場で人気を集めた製品は、どれ!? Part.5
  • グラウンドゼロ GZRW 38XSPL-D2
  • クラリオン Z25W
  • ロックフォード・フォズゲート T1S(1/2)-10
  • ロックフォード・フォズゲート JPS-100-8
  • ロックフォード・フォズゲート R1-1X10
  • クラリオン Z3
  • ロックフォード・フォズゲート DSR1

「ロックフォード」や「グラウンドゼロ」等々の、欧米の人気カーオーディオブランドの製品を正規輸入販売しているイース・コーポレーションが、2017年末に『CAOTY(カーオーディオ・オブ・ザ・イヤー)2017』を発表した。その結果を分析する週刊特集をお届けしている。

今週はその最終回として、サブウーファーの3部門から『シグナルプロセッサー部門』までの計6部門について、じっくりとお伝えしていく。

【CAOTY(カーオーディオ・オブ・ザ・イヤー) 2017】
http://www.escorp.jp/special/caoty2017

サブウーファー各部門で強さを発揮した“ビッグ3”とは…。


グラウンドゼロ GZRW 38XSPL-D2

早速ランキング分析に入っていこう。製品数が豊富にあり5部門に細分化された中での“ミドルクラス”となった『サブウーファー4万円以上6万円未満部門』から見ていく。

当部門で第1位をゲットしたのは…。「グラウンドゼロ」の『GZRW 38XSPL-D2』だ。『CAOTY2016』での第3位から2ランクアップを果たしての栄冠となっている。なお「グラウンドゼロ」は、『CAOTY2016』の当部門には2製品しかランクインさせられなかったのだが、『CAOTY2017』では4モデルをベスト10に送り込んだ。ブランドに対する支持率の底上げがなされていることを、この結果からひしひしと感じ取れる。

そして、ランクインしたその他のブランドは「ロックフォード・フォズゲート」と「JLオーディオ」。それ以外にもサブウーファーを擁するブランドは多々あるが、当部門では“ビッグ3”の人気が目立つ結果となった。

クラリオン Z25W

続いては、『サブウーファー6万円以上10万円未満部門』をチェックしていこう。ここで強さを発揮したのは「クラリオン」の『Z25W』。2016年に新登場して話題をさらった『フルデジタルサウンド』だが、その勢いは2017年になっても衰えることなく、ますます愛用者を増やしていった。この快進撃が2018年も継続できるのか否か、興味深く見守りたい。

『サブウーファー6万円以上10万円未満部門』では「ロックフォード」が苦戦!?


それ以外では、ランキングを構成する顔ぶれに大きな変動はないのだが、「ロックフォード・フォズゲート」の『P3D(2/4)-15』が『CAOTY2016』の第2位から第9位まで大きく順位を落としたのは気になるところ。代わりに第2位に入ったのが同社の『T1D(2/4)12』であるので、ブランドとしては順位をキープしているのだが。ただしランクインしたモデル数は1つ減っている。「ロックフォード」は当部門においては、やや苦戦を強いられた格好となっている。

代わってランクインするモデル数を増やしたのは、「JLオーディオ」。老舗アメリカンブランドとしての面目躍如、と言ったところか。

ロックフォード・フォズゲート T1S(1/2)-10

『サブウーファー10万円以上部門』でも、「ロックフォード・フォズゲート」と「JLオーディオ」の闘いが白熱した。ここでは、ワンツーを「ロックフォード」が決め、『CAOTY2016』では第2位に入っていた「JLオーディオ」の『13TW5v2-(2/4)』は第3位に後退。しかしながら「JLオーディオ」はランキングに、最多となる5モデルを送り込んでいる。『CAOTY2016』でランクインした製品数は“2”だったことと比べると、この結果は“躍進”と言っていい。

逆に、「グラウンドゼロ」が2製品から1製品へとランクインさせるモデルを減らし、「MTXオーディオ」は1製品からゼロとなってしまった。『CAOTY2018』の当部門での、両ブランドの巻き返しに期待したい。

『パワードサブウーファー部門』では、人気機種が順当に上位を形成。


ロックフォード・フォズゲート JPS-100-8

続いては、『パワードサブウーファー部門』の分析を進めていこう。当部門は比較的に順位の変動が少ない。2017年も、人気モデルが順当に売れ行きを伸ばした。

全体的な傾向としては、人気が高いのはやはり、薄型・小型モデルだ。第1位から第4位までを薄型・小型モデルで独占している。その中で第1位に輝いたのは、「ロックフォード・フォズゲート」の『JPS-100-8』。当機は『CAOTY』がスタートしてから6年連続でその地位を守っている。

ところで当機は、「ロックフォード・フォズゲート」ブランドの製品であるが、企画・開発を手掛けたのはイース・コーポレーションだ。77mmという超薄型化を実現した筐体はアルミダイキャストで作られていて、剛性の確保に抜かりがない。取り付け性と音質性能を高次元でバランスさせてある。さらには、ウーファーグリルの内側に青色LEDを、センターのロゴバッジ周りには白色のLEDを仕込み、ルックスの良さも担保。製品としての完成度が実に高い。人気になるのもうなづける。

ロックフォード・フォズゲート R1-1X10

サブウーファー関連ではもう1部門がある。『コンプリートウーファーボックス部門』がそれだ。当部門も比較的に順位の変動が少なかった。第1位から第4位までに『CAOTY2016』と同じ製品が顔を並べ、その次以下も、小幅な変動にとどまっている。

なお、その第4位までが「ロックフォード・フォズゲート」。同ブランドが無類の強さを発揮した。

ちなみに、第1位が『R1-1X10』でその税込価格が2万8080円、そして第2位が『P1-1×12』でこちらの税込価格は4万8600円。エントリーモデルを欲する層にはほど良いサイズ感の10インチモデルが人気を博し、ミドルグレードモデルを欲するユーザーからは、より本格的なサウンドが期待できる12インチモデルが支持された、という図式となっている。

『クラリオン・フルデジタルサウンド』が、堂々、三冠達成!


クラリオン Z3

いよいよ、最後の1部門、『シグナルプロセッサー部門』を見ていこう。当部門の第1位をゲットしたのは…。

昨年に引き続き、『クラリオン・フルデジタルサウンド』の『Z3』が、その栄誉に輝いている。なおこれにて『フルデジタルサウンド』の製品は、『ツィーターユニット部門』、『サブウーファー6万円以上10万円未満部門』、そして当部門の三冠を達成した。フルデジタルスピーカー『Z7』だけがランクインしていないが、それは単品のミッドウーファーで争われる部門がないからだ。対象となる部門すべてで、『フルデジタルサウンド』は優勝をさらった、というわけなのだ。

2018年は現行の『フルデジタルサウンド』が世に出てから3年目を迎える。いよいよ新ラインナップの登場があるのか、ないのか…。今年はそのあたりにも大いに注目していよう。

そしてそれに続いたのが、「グラウンドゼロ」の『GZDSP 6-8X』だ。2016年から発売されていた当機だが、ここに来てとうとうブレイクした。何せ当機は、チューニング機能が高性能であり、かつ『ハイレゾ音源』にも対応し、その上で税込価格が8万1000円。このリーズナブルさも大きな魅力だ。2018年もさらに売れて行くことは確実だ。

ロックフォード・フォズゲート DSR1

2018年のシグナルプロセッサー市場の台風の目となりそうな機種がもう1つある。それは「ロックフォード・フォズゲート」の『DSR1』。当機は、発売開始が2017年の11月であり販売期間がわずか1か月足らずだったにもかかわらず、第4位に食い込んでみせた。超小型、高性能、そしてリーズナブル。さらにはチューニングはスマホやタブレットでワイヤレスで行えるという使い勝手の良さも利点である当機。目新しいプロセッサーを探していた方は、当機に大注目すべし。

さて、計5回にわたってお贈りしてきた『CAOTY2017』分析はいかがだったろうか。購入予定のユニットがあるならば、当ランキングを参考にすると、気になるモデルに出会えるはずだ。各ジャンルとも、価格帯ごとで見比べられるのも便利だ。チェックして損がない。

なお、次週からは、当ランキングで存在感を示したパワーアンプの注目モデルについての試聴記をお贈りしていく。それぞれのサウンド傾向から、人気となっている理由までをじっくりと解説していく予定だ。乞うご期待。

《太田祥三》

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