【カーオーディオ】製品選びの“傾向と対策” Part.1「スピーカー編」その4“エントリーグレードの価格分析” | Push on! Mycar-life

【カーオーディオ】製品選びの“傾向と対策” Part.1「スピーカー編」その4“エントリーグレードの価格分析”

カーオーディオに興味をお持ちの方々すべてに向けて、カーオーディオ製品の選び方の傾向と対策をご紹介している。まずは「スピーカー編」と題し、エントリースピーカーについて多角的に検証している。今週は、“価格分析”に踏み込んでいく。

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ダイヤトーン・DS-G20

カーオーディオに興味をお持ちの方々すべてに向けて、カーオーディオ製品の選び方の傾向と対策をご紹介している。まずは「スピーカー編」と題し、エントリースピーカーについて多角的に検証している。今週は、“価格分析”に踏み込んでいく。

スピーカーにおいては、大体、6万円台までの製品がエントリーグレードに位置付けられていると、以前に説明させていただいた。国産モデルでいえば、カロッツェリアの「カスタムフィットスピーカー」の『Vシリーズ』(税抜価格:6万円)や、ダイヤトーンの『DS-G20』(税抜価格:6万円)あたりがその最上位機種、というイメージだ。

逆に、エントリーグレード中のもっとも廉価なタイプとなると、1万円を切るモデルから存在している。しかしながら、1万円以下のモデルの場合、そのほとんどが「フルレンジ・タイプ」だ。「セパレート・タイプ」が良いとなると、1万円を超えるモデルの中から探さないとならないだろう。

ちなみに、もしも愛車の純正スピーカーがセパレートタイプであったとしたら、交換するスピーカーも「セパレート・タイプ」の中から選ぶことをお薦めしたい。トゥイーターが高い位置にあることの利点は大きく、敢えて「フルレンジ・タイプ」を選んだ場合には、音が足元に溜まりがちになる。市販スピーカーに換えて音の質は良くなるけれど、音場が低くなることをつまらなく思えてしまうケースも少なくない。

もちろん以前にご説明したとおり、「フルレンジ・タイプ」にもメリットはあるので、何がなんでも「セパレート・タイプ」でなければダメということではない。1つの考え方としてご参考にしていただけたら幸いだ。

さて、6万円台までのスピーカーは、輸入モデルも含めると種類が相当に豊富だ。そして、このあたりまでの製品では、価格差に対しての性能差も結構大きい。15万円のモデルと16万円のモデルとの1万円の差と、1万円のモデルと2万円のモデルとの1万円の差は、後者のほうが格段に大きいことをすんなりご理解いただけると思う。であるので、予算が許すのであれば、少しでも高額なスピーカーを買っておいたほうが安心感は高い。ただし音の好みはいろいろなので、価格がすべてを決定するわけではないのだが、価格差が倍ともなれば、別モノというほどの違いを生む可能性は大いにある。そこのところは頭に入れておくべきだろう。

ちなみに、カーオーディオ・プロショップでは、3万円前後のスピーカーが最エントリー品と位置付けられることが多いように見受けられる。逆に言うと、このクラスともなれば、ハイエンド品を扱うプロの目から見ても、納得できるサウンドを奏でられるモデルが多くなる、ということでもあるのではないだろうか。

さて、今週はここまでとさせていただく。次週も引き続き、スピーカーについての傾向分析を行っていく。お楽しみに。

《太田祥三》

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