【トヨタ ハリアー ハイブリッド 試乗】ターボ登場で、利点は経済性と乗り心地に絞られた…諸星陽一 | Push on! Mycar-life

【トヨタ ハリアー ハイブリッド 試乗】ターボ登場で、利点は経済性と乗り心地に絞られた…諸星陽一

自動車 試乗記

トヨタ ハリアー プログレス ハイブリッド
  • トヨタ ハリアー プログレス ハイブリッド
  • トヨタ ハリアー プログレス ハイブリッド
  • トヨタ ハリアー プログレス ハイブリッド
  • トヨタ ハリアー プログレス ハイブリッド
  • トヨタ ハリアー プログレス ハイブリッド
  • トヨタ ハリアー プログレス ハイブリッド
  • トヨタ ハリアー プログレス ハイブリッド
  • トヨタ ハリアー プログレス ハイブリッド
2017年6月のマイナーチェンジ以前の『ハリアー』は2リットルNAガソリンと、2.5リットルNAガソリン+モーターのハイブリッドの2種のパワートレインが用意されていた。

マイナーチェンジによって2リットルターボモデルが追加され、各パワーユニットごとのターゲットユーザーが大きく変わりそうだ。2リットルNAとハイブリッド時代は、パワー不足を感じるユーザーと燃費重視、エコ重視のユーザーがハイブリッドをチョイスしていたが、ターボの登場でパワー重視のユーザーはターボに移行するだろう。

あらためてハイブリッドに乗ってみると、モーター走行からエンジンが始動した際にちょっとした段差を感じたりすることがあった。この段差を感じたのは、同時にターボモデルに乗り、また完成度の高いカムリ(ハイブリッド)に乗ったからからだろうが、ハリアーを買おうというユーザーだって、様々なクルマに乗って比較をするだろうから、この感覚は同じはずだ。

とはいえ、ハイブリッドモデルの魅力がないわけではない。なによりも魅力的なのがEV走行だろう。こればかりはガソリンエンジン車にはまねできない。バッテリーさえ充電されていれば、EVモードのスイッチをオンにすることで、静かな走行が可能だ。また、ハイブリッドはモーター出力を調整することでピッチングを抑制する機構も装備している。乗り心地という面ではターボよりもハイブリッドのほうに分がある。

価格を見てみよう。ハイブリッドはそのシステムの都合上、全車が4WDとなる。試乗した「プログレス」だとハイブリッドが460万4040万円、ターボが424万4400円で、その差は35万9640円。ただし税金面ではハイブリッドが有利で、購入時の減税額が14万5100円(オプション、アクセサリーなし、トヨタwebサイトにて見積もり)となるので、約20万円の差とみてとれる。

JC08モード燃費はターボ4WDが12.8km/リットル、ハイブリッドが21.4km/リットル。JC08モード燃費を尊重し年間1万2000km走行するとして、ターボ4WDの必要燃料量は937.5リットル、ハイブリッドは561リットル。その差は376.5リットルとなる。1リットルを120円で計算すると約4万5000円で約4年でその差が埋まる…いやいやターボはハイオク仕様なので131円で計算して年間ガソリン代が約12万2800円、ハイブリッドは約6万7300円。その差は約5万5500円で、4年を待たずに価格差は埋まる。さらにターボ車のほうがエンジンオイルの指定グレードが高く、指定量も多いなどメンテナンス費用も異なり、経済面ではハイブリッドのほうが勝ると言える。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。
《諸星陽一》

特集

page top