“BMW/MINI”オーナー注目! ドイツの実力ブランド「グラウンドゼロ」の車種専用スピーカー搭載デモカーを、徹底チェック! | Push on! Mycar-life

“BMW/MINI”オーナー注目! ドイツの実力ブランド「グラウンドゼロ」の車種専用スピーカー搭載デモカーを、徹底チェック!

ドイツ発の実力カーオーディオブランドである「グラウンドゼロ」から、“BMW/MINI”専用の『オーディオアップグレードキット』が発売されている。さて、その実力はいかほどのものなのか…。それを探るべく、搭載デモカーをじっくりと取材してきた。

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グラウンドゼロ オーディオアップグレードキット デモカー
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ドイツ発の実力カーオーディオブランドである「グラウンドゼロ」から、“BMW/MINI”専用の『オーディオアップグレードキット』が発売されている。さて、その実力はいかほどのものなのか…。それを探るべく、搭載デモカーをじっくりと取材してきた。

GZCS 100BMW-A
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“BMW/MINI”オーナーの中には、純正オーディオに不満を持っている人が多い!?


ところで、“BMW/MINI”用のトレードインスピーカーは、種類が実に豊富だ。各社からリリースされていて、市場は活況を呈している。このような状況を生んでいる理由は、“BMW”および“MINI”が人気ブランドだから、なのだが、実をいうと理由は他にもあるようだ。“BMW/MINI”オーナーの中には、純正オーディオの音に不満を抱いている人が多い、という話が各所から聞こえてくるのである。つまり、音を良くしたい、というニーズが比較的に大きい、というわけなのだ。

そのような状況の中、ドイツ発の実力ブランドである「グラウンドゼロ」も、“BMW/MINI”用のトレードインスピーカーをリリースしている。この激戦の市場の中で、同社の製品はどのような特色を持っているのだろうか…。

なお、同社の“BMW/MINI”用のトレードインスピーカーは、対応がきめ細かいことも特長だ。フロントスピーカーに関しては、“BMW”用で4タイプ、“MINI”用で1タイプの、計5製品が用意されている(すべて、税抜価格は5万円)。その上でさらに、トレードイン・サブウーファーも1タイプある。こちらは、8インチ(20cm)サブウーファーであり、税抜価格は6万8000円(ペア)だ。

グラウンドゼロ オーディオアップグレードキット デモカー
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『グラウンドゼロ BMWサウンドアップグレードプラン』の全ユニットを搭載。


では、デモカーの詳細をご紹介していこう。製作したのは、「グラウンドゼロ」の正規輸入代理店である「イース・コーポレーション」。搭載されているシステムは、以下のとおりだ。

メインユニットは純正オーディオで、そのスピーカー出力を、「グラウンドゼロ」のプロセッサー『GZDSP 6-8X』(税抜価格:7万5000円)で受け、制御している。

フロントスピーカーには『GZCS 100BMW-A』が採用され、トレードインタイプのシートサブウーファーである『GZCS 200BMW-SW』も搭載されている。そしてそれらをドライブするための外部パワーアンプも「グラウンドゼロ」の製品だ。超小型モデルである『GZRA MICRO FOUR』(税抜価格:6万円)を2台用意し、それぞれでフロントスピーカーとシートサブウーファーを鳴らしている。

ちなみにここまでの製品は、『グラウンドゼロ BMWサウンドアップグレードプラン』としてセット販売もされている(税抜価格:31万3000円)。“BMW/MINI”のサウンドを一気に向上させようと思うならば、当デモカーと同じように、セットで導入するのもアリだ。

もちろん、一気にはいかずに、段階を経てこれらを追加してもいい。そうすると、都度、音の進化を楽しめる。最初はフロントスピーカーだけ、次にはシートサブウーファーを、そしてそのあとに、プロセッサー+パワーアンプを、というようにシステムアップしていくのもお薦めだ。

なお、当デモカーには、さらなる追加ユニットも投入されている。ユニットサブウーファーがトランクに搭載されているのだ。使用ユニットは、「JLオーディオ」の『6W3v3-4』(税抜価格:3万6000円)だ。これをシートサブウーファー用のパワーアンプの2ch分を使ってドライブしている。

グラウンドゼロ オーディオアップグレードキット デモカー
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質感の良さは「グラウンドゼロ」ならでは。プロセッサー & アンプの存在も効いている。


さて、このようなシステムを搭載しているデモカー「MINI」のサウンドはどのようなものだったのかと言うと…。

試聴して真っ先に感じたのは、質感の滑らかさだった。きめが細かくスムーズ。その上で適度に温かみもあり、至って聴き心地が良好だ。この感じは、スピーカーユニットの素性の良さからくるものだろう。「グラウンドゼロ」らしい、充実感に満ちた音が楽しめる。

低域に関しては、ユニットサブウーファーを追加した効果であろう、タイトでレスポンスの良い低音を、体で感じることができた。ちなみにこのユニットサブウーファーには、シートサブウーファーよりもさらに下の帯域を担当させている、とのことだった。つまり、ある程度の低音までは、シートサブウーファーが担当しているわけで、この部分の音質に関しても「グラウンドゼロ」らしい良さが表れていた。シートサブウーファーだけでも、低音の量感は十分に確保できそうな印象だ。

そして、プロセッサー+パワーアンプの存在も、完成度の高さに大きく効いている。詳細なサウンドチューニングが行えていることで、ステレオイメージが、実に正確に再現されている。スピーカーから音が聴こえてくるのではなく、ただリアルなサウンドステージが目の前に広がっている。そしてさらには、外部パワーアンプの効果であろう、サウンドに“腰”がある。ハイエンドシステムに肉迫する、手応えある音を満喫できた。

ハイエンドモデルの性能を、確実に継承。


ところで、“BMW/MINI”の純正スピーカーの多くは、特別な仕様を除いて、トゥイーターが設定されていない。その場合、ドアに装着されている10cmユニットで、低・中域から高域までをカバーしているわけだが、トレードインスピーカーに替えると音が良くなる理由は、実はここにもある。

多くの“BMW/MINI”用トレードインスピーカーには、高音再生のスペシャリストであるトゥイーターがセットされている。それが加わることの効果は、相当に大きいのだ。であるので、当デモカーのようにプロセッサーやパワーアンプを使わずに、フロントスピーカーを換えただけでも、サウンドを著しく向上させることが可能なのだ。

というわけで、“BMW/MINI”では、市販スピーカーに交換する効果が、他の車種以上に大きい。スピーカー交換を検討する価値は、非常に高いのだ。

結果、対象製品も多々あるわけなのだが、その中にあって「グラウンドゼロ」のスピーカーは、キラリと光る特長を持っていることが確認できた。同社のハイエンドモデルの性能を継承した実力機であることは確かだ。比較的にリーズナブルな価格設定でありながら、良さをしっかりと携えている。

どれを選ぶべきか迷ったら、「グラウンドゼロ」があることを思い出そう。これを選んで後悔することは、まず、ないはずだ。

《太田祥三》

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