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「車のフリーマーケット×車乗り放題」…車のCtoCサービスを体感

個人間売買プラットフォームの「Ancar」と個人間カーシェアサービスの「Anyca」が、「車のフリーマーケット×車乗り放題」を共同開催した。

自動車 ニュース
Ancarの車両(車のフリーマーケット×車乗り放題)
  • Ancarの車両(車のフリーマーケット×車乗り放題)
  • Anycaの車両(車のフリーマーケット×車乗り放題)
  • 査定・整備(車のフリーマーケット×車乗り放題)
  • 査定・整備(車のフリーマーケット×車乗り放題)
  • コーティングデモ(車のフリーマーケット×車乗り放題)
  • 試乗車両(車のフリーマーケット×車乗り放題)

個人間売買プラットフォームの「Ancar」と個人間カーシェアサービスの「Anyca」が、「車のフリーマーケット×車乗り放題」を共同開催した。

車のCtoCサービスを運営している両者を体験することで、車を「所有する」ことの喜びと、それがコストを抑えて実現できることを体感できるイベントだ。

ネットを通じた個人間売買サービスが多く登場している。AirbnbやUberなど、個人間で売買やシェアを完結することで中間マージンを削減し、売り手・買い手双方にメリットを創出している。

国内でもメルカリを始め数多くの個人間売買サービスが登場しているが、その中で単価の高い車に特化したサービスを展開しているのが「Ancar」だ。Ancarは実家が整備工場を営んでいるCEOの城一紘氏とIT企業を経営していたCOOの越島悠介氏の2人が創業し、2015年10月にサービスインした。約1年半で、毎日新しい車が出品されるまでに成長を遂げている。

Ancarでは、個人売買ならではの「中間マージンの大幅カットと消費税がかからない」というメリットを活かしつつ、個人売買につきまとう安全面に対する不安を、全国にある提携整備工場にて購入前点検を実施することで払拭している。

いっぽうポータルサイトやSNS運営の大手でプロ野球球団でも有名なDeNAが手がける個人間カーシェアリングサービスが「Anyca」だ。2016年9月のサービス開始から1年半の間に登録台数3000台、会員数5万人を集めている。

Ancarが出品車両を展示即売するイベントを企画していたところに、以前から試乗イベントを開催していたAnycaから共催の打診があったことから、今回の開催になった。

「車のフリーマーケット×車乗り放題」は15日、千葉県茂原サーキットで開催された。Anycaから車が約40台並べられ、乗ってみたかった車に乗ってサーキット内を走行できる。また、Ancarからは出品されている車が10台近く並び、その場で試乗・購入することができる。

さらに、当日はAncar提携の整備士・査定士が無料で査定・点検を行ない、車の売却を検討している人はその場でAncarに出品することもできた。「車のフリーマーケット」というタイトルは伊達ではなく、魅力的な車が見つかれば今乗ってきた車との差額がどれほどかその場でわかり、購入を決めることまでできてしまう。

筆者も1台を選び乗ってみることにした。この日一番目立っていた黒いポルシェ『ボクスターS』だ。貸し切りのサーキットを5ラップするのだが、あくまでも試乗イベントということで、スキール音を鳴らすような激しい走行はNG。

この車両は、Ancarの出品車両で、4月からの転職で急に香港に移住となったオーナーが友人に出品を委託したものだ。購入から1年程度で距離も1万kmしか走行していない。1年前の購入時にはオプションを含めて総額1000万円を弱支払っている。そんな車がAncarでは、650万円で売り出されているとのこと。

確かにこの辺りのポルシェは、オプション商売のため中古車価格には中々反映されない。買い手からみれば破格の安さだし、売り手としても他社の買取に比べれば十分納得のいく価格設定と言える。当日試乗した人の中には、その場で購入検討登録する方がいたのにも頷ける。

《山里真元》

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