【イクリプス「録ナビ」】ドライブの思い出も、万一のアクシデントも記録…ドラレコ機能内蔵AVN | Push on! Mycar-life

【イクリプス「録ナビ」】ドライブの思い出も、万一のアクシデントも記録…ドラレコ機能内蔵AVN

イクリプスから登場したドラレコ機能付きナビ「AVN-D7W」のインプレッション

自動車 ニュース
デモカーに装着されていた『録ナビDシリーズ』AVN-D7W
  • デモカーに装着されていた『録ナビDシリーズ』AVN-D7W
  • 保存データの再生画面。先行車のナンバーを鮮明に記録し、歩行者の様子も国名に把握できている
  • デモカーにフロントウインドウに装着されていた付属の200万画素CMOSカメラ
  • オプションで組み合わせ可能なバックアイカメラ「BEC113(ECLIPSE専用」
  • ドライブレコーダーの記録用マイクロSDカードは、「録ナビ」本体内にセットする
  • 「録ナビ」に同梱されるメモリーカードは、地図データ用SDカード(左)とドラレコ用マイクロSDカードの2枚
  • 記録した映像は「画像」「地図」「リスト」の中から簡単に探し出せる
  • 「リスト」で一覧表示。時間軸で探すのに便利だ
ドライブレコーダー(ドラレコ)が急速に普及している中で、それをカーナビゲーションに内蔵したカーナビゲーションがついに登場した。それがイクリプス『録ナビDシリーズ』だ。あるようでなかったイクリプスのドラレコ内蔵ナビを実走検証した。

『録ナビDシリーズ』のラインナップは、ワイド2DINのワイド2DIN(幅200mm)「AVN-D7W」と2DIN(幅180mm)「AVN-D7」の2モデルのみというシンプルさだ。共に7型ワイドWVGA液晶モニターを備え、ドラレコ用カメラには1/2.7型200万画素CMOSイメージセンサーを採用。明るさの変化が激しい運転環境でも高い視認性を実現させる「HDR(high dynamic range imaging)合成技術」を組み込み、急激な輝度の変化にも柔軟に対応できるメリットを備えた。

内蔵したドラレコ機能は付属した8GBマイクロSDカードに標準モードで約120分の記録が可能。記録容量が上限に達すると自動的に古いデータから順に上書きされていく。衝撃を感知すると自動的に前後20秒(前12秒/後8秒)を最大10件まで記録保護。任意記録する場合は最大5件まで20秒間のデータが保存される。データはカーナビ本体に保存されるわけではないので、その意味ではカーナビ本体にドラレコ機能がそのまま組み込まんだ仕様と考えていいだろう。

また、このドラレコ機能には前方だけでなく後方も同時記録できる新機能も装備。ナビゲーション側に二つのカメラ入力を備えたことで実現できたわけだが、最近は一般的なドラレコでも前/後方を撮影できるものも増えている。その意味では決して珍しい機能ではないのだが、本機ではバックカメラ用として使っているカメラを流用できる。しかも、操作はすべてナビ側から行え、位置情報の記録もナビ側のGPSを使うことができるため、カメラ部のコンパクト化というメリットも生み出している。

実際に取り付けた状況を見ても確かに目立たない。これなら防犯上の効果も大きいはずだ。特にリアについては後方用にカメラが付いているとはちょっと思えない。もちろん、前方カメラと同様に、バックカメラに対しても「常時記録」「イベント記録」「手動記録」の3つの記録モードを用意する。これにより、前方/後方共に万一のアクシデントにもしっかりと対応できるというものだ。

ここで疑問が一つ湧いた。「バックカメラはすでに車両側に装着済みのカメラは使えないのか」ということだ。イクリプスに問い合わせると、「イクリプス製品のみ対応」との回答。しかし、最近は純正ナビ用として最初からバックカメラが取り付けられている例も少なくない。前のナビを使っていたときに、既にバックカメラを使っていたという人もいるはずだ。結論から言えば、市販のアダプターを介することで取り付けは可能だ。ただし、この組み合わせで使った場合は“保証外”とはなる。この辺は自己責任でということだ。

さて、記録はエンジンの始動と同時に自動的に始まる。デモカーには前後にイクリプス純正カメラが備わっており、ナビ画面上でリストを表示するとこのデータが自動的に記録されていることがわかる。撮影した画像は、「リスト」「画像」「地図」の各選択から多元的に探し出せるのはカーナビゲーションとの連携ができている本機ならでは。

ドライブレコーダーとしての画質はかなりハイレベルだ。7型モニターに鮮明に映し出し、車両のナンバーはもちろん、歩行者の表情までもきちんと捉えている。明るさが変化するシーンでも白飛びが確かに少なく、カメラのコントロールは上手にできているようだ。夜間でのノイズも少ないのも好印象。また、映像フレーム数も28フレーム/秒となっているので、西日本地区でのLED信号に対する記録も問題ないはずだ。総じて映像クォリティとしては満足できるレベルにあると言っていいだろう。

Wi-Fiとの連携も注目だが、できるのは保存したデータを選んでスマホに転送できるのみにとどまる。アクシデントが起きた際に指定した先に自動転送するといった機能は備えていない。とはいえ、一度スマホとの連携設定さえしておけば、欲しいデータを簡単に探し出せ、「スマートフォンへ転送」→「OK」を押すだけの簡単操作で済む。“連携”が誰にでも簡単にできるところにこの機能の良さがあるのだ。

PCで保存したデータを展開する場合は、付属マイクロSDカードに収録されている専用のビューアーソフトをPCにインストールして使う(ネット上でのダウンロードも可能)。このソフトには多彩な機能が含まれていて、マルチウインドウで一覧しながら様々な状況を把握できるメリットを持つ。PCにバックアップとして保存するのも簡単だし、静止画としてJPEGデータでキャプチャーするのもこの画面上でできてしまう。PCを持っているならぜひ試したい。
《会田肇》

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