【トヨタ C-HR】他とは違う独特なプロポーションで犠牲になった荷室にもこだわり | Push on! Mycar-life

【トヨタ C-HR】他とは違う独特なプロポーションで犠牲になった荷室にもこだわり

トヨタ自動車が12月14日に発売した新型コンパクトクロスオーバー『C-HR』の開発担当主査を務めるミッドサイズビークルカンパニーの古場博之MS製品企画ZE主査は「他とは違う独特なプロポーションを狙って開発した」と語る。

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トヨタ自動車が12月14日に発売した新型コンパクトクロスオーバー『C-HR』の開発担当主査を務めるミッドサイズビークルカンパニーの古場博之MS製品企画ZE主査は「他とは違う独特なプロポーションを狙って開発した」と語る。

具体的には「C-HRの全高は1550mmでタイヤサイズは690mmと、比率にすると44.5%で、全高に対して非常にタイヤを大きくするという形になる。他のコンパクトSUV、クロスオーバーの中でもタイヤの大きさはダントツの比率になる。これにより力強いアンダーボディーのイメージを造り出した」と古場主査は解説。

またアッパーボディーは「バックウィンドウの傾斜角を思い切り25度まで伸ばしていくことでスピード感のあるスタイルを狙っている。『ハリアー』の傾斜角は34度だが、そこからさらに寝かすことでスピード感をしっかり醸し出した」という。

ただその一方で「C-HRは格好を突きつめるために後席のスペースや荷室は少し割り切っている」とも古場主査は明かす。

このうちC-HRの荷室容量は318リットルで、「通常のSUVと比べると荷室の容量も狭い。Cセグメントハッチバックと同等くらいにすれば良いという前提で造っている。お客様がこのクラスに求められるものが他と違う格好良さ、ここが無くてならない。そのためにはどうしたら良いか考えた結論が荷室を割り切ってでも格好に振った」と古場主査は語る。

しかも、その荷室も「格好良くしたいからフラットにした。落とし底にすると格好良くない。また普通なら少しでも容量を稼ぐためにホイールハウス上の部分は開けているが、そういうことはしないで逆にすっきりとスクエアにするためにカバー部品をつけている」という徹底ぶりだ。

《小松哲也》

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