【ホンダ アコードハイブリッド】世界初、信号情報活用運転支援システムを標準搭載 | Push on! Mycar-life

【ホンダ アコードハイブリッド】世界初、信号情報活用運転支援システムを標準搭載

ホンダは5月26日、上級セダンの『アコードハイブリッド』を一部改良して同日に発売すると発表した。注目の新機能として、世界初となる「信号情報活用運転支援システム」が全グレードに標準搭載された。

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「信号情報活用運転支援システム」を搭載するホンダ アコードハイブリッド 改良新型
  • 「信号情報活用運転支援システム」を搭載するホンダ アコードハイブリッド 改良新型
  • ホンダ アコードハイブリッドに搭載の「信号情報活用運転支援システム」
  • 「信号情報活用運転支援システム」を搭載するホンダ アコードハイブリッド 改良新型
  • ホンダ アコードハイブリッドに搭載の「信号情報活用運転支援システム」
  • 「高度化光ビーコン」の設置計画
  • ホンダ アコードハイブリッド 改良新型

ホンダは5月26日、上級セダンの『アコードハイブリッド』を一部改良して同日に発売すると発表した。注目の新機能として、世界初となる「信号情報活用運転支援システム」が全グレードに標準搭載された。

一般道を走行する際、刻々と変わる信号からの情報を得て、安全運転や実用燃費の向上をサポートするシステムだ。機能は「信号通過支援」「赤信号減速支援」「発進遅れ防止支援」―の3つがある。「信号通過支援」は、前方の交差点を青信号で通過できる時に、推奨の速度範囲をメーター内に表示する。ドライバーは推奨速度で走れば次の信号を通過可能なので、無理な加減速をせずにゆとりをもって運転できる。

「赤信号減速支援」は次の信号の到達時には赤に変わるので、アクセルをオフにするよう表示する。また「発進遅れ防止支援」は、赤から青に変わるタイミングをグラフ状に示す。これらの情報はいずれもスピードメーターの中央部にカラー液晶で表示される。

システムは新しい交通インフラである「高度化光ビーコン」から信号情報を受信する「路車間」通信となる。クルマ側のシステムは受信機、情報処理のプロセッサー、液晶表示装置、さらにカーナビで構成される。開発担当メンバーである本田技術研究所の角谷健太・四輪R&Dセンター研究員によると、同社の実験データでは「黄色信号への進入が15%減少し、燃費は5%向上した」という。

ただ、このシステムは「高度化光ビーコン」が設置された道路でないと機能しない。角谷氏によると2016年3月末時点では、首都圏など25都道府県の約5700か所の交差点に設置されており、国は19年度までに全都道府県に配置させる計画という。

《池原照雄》

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