スーパーサブウーファー「ロックフォード・フォズゲート」の『T3』。その圧倒的なパワーをデモカーで体感! | Push on! Mycar-life

スーパーサブウーファー「ロックフォード・フォズゲート」の『T3』。その圧倒的なパワーをデモカーで体感!

2014年1月に米・ラスベガスで開催されたCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)の期間中に「ロックフォード・フォズゲート」が発表し、世界中のカーオーディオファナティックたちを驚愕させたスーパーサブウーファー『T3』。

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ロックフォード・フォズゲート『T3S1-19』デモカー、トヨタ・ハイエース
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2014年1月に米・ラスベガスで開催されたCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)の期間中に「ロックフォード・フォズゲート」が発表し、世界中のカーオーディオファナティックたちを驚愕させたスーパーサブウーファー『T3』。

ただし、このときに姿を見せたのは開発過程のモックアップサンプル。以来、実機の登場が今か今かと待望され続け、遂に日本上陸を果たしたのは2015年10月のことだった。

その後すかさずそれを装着したクルマが『ACG2015ファイナル』でデビューし、『T3』は大きな話題を集めた。19インチ(48cm)という大口径にして、最大入力はなんと6000W…。その噂のモンスターユニットの凄さを改めて検証すべく、搭載デモカーを取材した。

その再生能力やいかに…。
ロックフォード・フォズゲート『T3S1-19』
ロックフォード・フォズゲート『T3S1-19』ロックフォード・フォズゲート『T3S1-19』ロックフォード・フォズゲート『T3S1-19』

スペックも価格も、正真正銘に“スペシャル”な逸品


まずは、概要からご紹介していこう。ラインナップは2機種。1Ωシングルボイスコイルのモデルと、2Ωシングルボイスコイルのモデルとがある。ともに、受注発注品である。主要スペックは以下のとおりだ。
『T3S1-19』(税抜価格:45万円
●仕様:19inch(48cm)1ΩSVCサブウーファー ●最大入力:6000W ●定格入力:3000W ●能率:91dB ●Fs:27.1Hz ●Xmax:34mm ●外形寸法:533mm ●取付穴直径:450mm ●取付深さ:398mm ●推奨エンクロージャー容量:バスレフ/226.5L
『T3S2-19』(税抜価格:45万円)
●仕様:19inch(48cm)2ΩSVCサブウーファー ●最大入力:6000W ●定格入力:3000W ●能率:90dB ●Fs:27.5Hz ●Xmax:34mm ●外形寸法:533mm ●取付穴直径:450mm ●取付深さ:398mm ●推奨エンクロージャー容量:バスレフ/226.5L

スペックにあるXmaxとは、“最大振幅値”のことを指す。なんと、34mmものディープストロークが実現されているのだ。そして、定格入力が3000Wというのは、返す返すも圧倒的なスペックだ。通常のサブウーファーと比べたらひとケタ違う。世の中にはこのクラスのスペシャルなモンスターサブウーファーがいくつかあるが、当機もそれらと同様に、本当の意味での“特別”な逸品だ。ちなみに、価格も飛び抜けている。現状の、日本で販売されているすべての「ロックフォード」製品の中での、最高額ユニットとなっている(これに続く高額ユニットは、3ウェイコンポーネントスピーカーの『J5653-S』、税抜価格は34万円)。
ロックフォード・フォズゲート『T3S1-19』デモカー、トヨタ・ハイエース

とにかく大きく、そして屈強なウーファーボックスに、セット!


さて、この超弩級サブウーファーを搭載したデモカーとは、写真のハイエースである。システムは、フロントスピーカーのみ「ボストンアコースティクス」の往年の名機『Z5』を使っているが、それ以外はメインユニットも含めてすべて「ロックフォード・フォズゲート」で統一されている。プロセッサーは『3SIXTY.3』、パワーアンプはフロントスピーカー用に『T400-4』、サブウーファー用に『T1500-1bdCP』。そしてサブウーファーが、『T3S2-19』という陣容だ。

ウーファーボックスは、ご覧のようなマッシブな風貌。形としてはシンプルな立方体スタイルだが、なんとも大きく、そして重厚な雰囲気だ。バスレフタイプとなっていて、容量は推奨よりも約30リットル大きく作ってあるとのことだ。大きくしたほうがDSPでのコントロールもしやすく、かつパワーも稼げる、という理由からだという。

使用しているボードは18mm厚で、天板と底板、さらには奥側の計3面は、それを2枚重ねしてある。両サイドには同様の厚さのMDFで製作した化粧板を装着し、見た目のアクセントを効かせつつ、補強的な効果も発揮させている。内部もがっつりと補強されていて、多数のリブが入れられ、さらには樹脂も流し込まれている。ボックスが巨大化する分、面が大きくなるので、補強も通常以上に行う必要があった、とのことだ。

なお、バスレフ型ウーファーボックスのチューニング周波数は28Hzに設定してあるとのことだった。ローエンドまで伸ばしきるための設定と言っていいだろう。サブウーファーの能力を最大限引き出そうとするアプローチである。
ロックフォード・フォズゲート『T3S1-19』デモカー、トヨタ・ハイエース

重さ、太さ、密度の濃さが圧倒的。かつ、レスポンスの速さも最上レベル。


かくして、注目のその音とは…。

運転席に乗り込み、まずは、アコースティックギターを中心とした少人数編成のバンドの演奏を聴いてみた。低音も録音されているが強調されている楽曲ではない。普通のポップスがどのように再生されるのかを試してみたかったのだ。

聴こえる音は、至ってHi-Fiだ。全体のバランスはニュートラルで、上から下までスムーズに繋がっている。ミッドウーファーが13cmで、サブウーファーが48cm。これだけの口径差がありながら、その2つのユニット間の音が自然な繋がりをみせているのには、正直驚かされた。ミッドウーファーの能力の高さと、チューニングの的確さ、その両方が発揮されてのことだろう。

しかし、バランスはあくまでナチュラルでありながら、重低音の質感は、通常のシステムでは到底味わえない、独特なものだった。重さと太さが尋常でないのだ。音量的にはフラットなのだが、エネルギー感がすさまじく大きい。

次に、弦楽4重奏を聴いてみた。いやはや、低域がすこぶる伸びる。そして厚い。なんともリッチな弦楽4重奏サウンドが楽しめた。
ロックフォード・フォズゲート『T3S1-19』デモカー、トヨタ・ハイエース
そして、低音成分ががっつりと入っているR & B系の楽曲を聴いてみると…。

重く、固く、そして密度の濃い低音が、次から次へと体にぶつかってくる。体の芯に響く、という次元を超えていて、その波動の大きさに、ただただ息を呑むばかりだった。

さらに、お薦め音源を聴いてみると…。
低音が怒濤のように押し寄せてくるダンスミュージックでは、地鳴りのような低音に、体がシートに押さえつけられるような感覚を味わった。圧倒的なパワー感だ。

ただし、そのようなサウンドでありながらもキレ味はあくまでもシャープ。レスポンスが速く、制動力も高い。にじみやゆがみは一切なく、素早く音が立ち上がり、ピタリと止まる。あり得ないほどの重い低音が、いとも快活に連続するのだ。この、重さと速さの両立に、『T3』の凄さの神髄があるのだと思う。その激しい音源を聴きながら、つくづくとそれを実感した。

このユニットをコントロール下に置くことは、簡単なことではないはずだ。一筋縄では、このモンスターサブウーファーを操れそうにはない。しかしそれが実現されれば、これでしか味わうことができない、禁断の重低音を得ることができる。『ロックフォード・フォズゲート T3』…。 いやはや、とんでもないサブウーファーが登場したものだ。

《太田祥三》

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