【スピーカー交換のススメ】ロングラン人気の秘訣とは? DIATONE DS-G-20 | Push on! Mycar-life

【スピーカー交換のススメ】ロングラン人気の秘訣とは? DIATONE DS-G-20

ホームやプロの分野で長い歴史を持ち数多くの銘機を世に送り出した名門ブランド、ダイヤトーン。
'05年ホーム用超弩級スピーカーで復活。'06年に車載用高級スピーカーの登場と独自の技術力と思想から生まれた製品は世界に誇れる端正なものである。

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DIATONE DS-G20 ¥64,800

ホームやプロの分野で長い歴史を持ち数多くの銘機を世に送り出した名門ブランド、ダイヤトーン。
'05年ホーム用超弩級スピーカーで復活。'06年に車載用高級スピーカーの登場と独自の技術力と思想から生まれた製品は世界に誇れる端正なものである。

B4Cピュアボロンを振動板に採用したDS-SA1。SRチタンを使ったDS-SA3。そして後継機のDS-G50では、新開発NCV素材を振動板に採用。NCVとはナノカーボナイズド・ハイベェロシティの略である。特徴はフルレンジスピーカーのように全周波数帯域において統一されたナチュラルでしなやかな表情とマルチウェィスピーカーならではの低域から超広域までワイドレンジ再生を両立。取り付けや調整で苦労を重ねることなく、音とクルマとの難題にチャレンジしたという。そして長年の研究の結果、革新的ともいえる振動板の開発に成功。ナノカーボンチューブと数種類の樹脂を配合することでチタンに匹敵する5,000m/秒以上と高い伝搬速度と紙と同等の適度な内部損失を持ち合わせているという。

超広帯域とハイスピードを実現したDS-G50の技術を継承し、多くのユーザーにダイヤトーンサウンドを聴いてもらいたいという願いからDS-20が'発売される。DS-G50が15万円というプライスに対し、DS-G20は6万3000円と半分以下の価格で、DS-G50との違いはミッドバスをネオジウムマグネットからフェライトに変えたり、フレームに樹脂製のHDフレームを使ったりと合理的な改良が施されている。そのほか省略されているいくつかの部分があるものの、低磁気歪み大型フェライトマグネットの使用。トゥイーターは超高域60kHzまでリニアに伸びる特性と優れ、価格からは信じられないほど優秀なパーツを惜しみなく投入されている。

発売から5年経ち、カーオーディオマニアや音楽ファンから親しまれ、高い評価を得ていることは誠に喜ばしい。ダイヤトーン・サウンドナビと一緒に購入する人が多いという。上級機、DS-G500は、一昨年に発売され、DS-G50から大幅に性能向上を達成。さらに高音質再生を実現。16万円というプライスであるが気になるのは価格ではなく、確かなサウンド創りではないだろうか。話は前後してしまったが、DS-G20のパフォーマンスは価格以上のものと断言したい。

《永松巌》

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