【VW ゴルフトゥーラン 試乗】走りへのこだわりにドイツらしさを感じる…諸星陽一 | Push on! Mycar-life

【VW ゴルフトゥーラン 試乗】走りへのこだわりにドイツらしさを感じる…諸星陽一

輸入車に乗りたい。でも、家族構成やライフスタイルから考えてミニバンしか選択肢がない。そこで候補となりうる1台が、フォルクスワーゲンの『ゴルフトゥーラン』だ。

自動車 試乗記
VW ゴルフトゥーラン
  • VW ゴルフトゥーラン
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輸入車に乗りたい。でも、家族構成やライフスタイルから考えてミニバンしか選択肢がない。そこで候補となりうる1台が、フォルクスワーゲンの『ゴルフトゥーラン』だ。

ボディサイズは全長が4353mm、全幅が1830mm、全高が1640mm。トヨタの『アイシス』と全高はほぼ同じ、全長はアイシスより100mm短いという寸法。全幅は1830mmは幅広だが、乗車時のヒップポイントが低めなので、クルマの大きさをさほど感じることなく取り回しもいい。ただ、1800mmを超える全幅は、マンションなどの駐車場では制限を受けることが多い。左右で15mmずつどうにかならなかったのかな? と感じてしまう。

搭載されるエンジンは1.4リットルの直4ターボ。最高出力は150馬力で、じつにリッターあたり100馬力を超える高性能さを誇る。このエンジンに組み合わされるミッションは7速デュアルクラッチ式ミッションのDSG。エンジンは低速からしっかりとトルクがあるタイプのセッティング。アクセルを踏み込むとトルクがググッと盛り上がり、ダイレクトな加速感が味わえる。しかもDSGはシームレスな変速をまるでディーゼルエンジンにCVTを組み合わせたかのようだ。

国産のミニバンはどちかというと柔らかい足まわりで、乗り心地を最重視しているようなセッティングだが、ゴルフトゥーランはとにかく走るということを最重視しているように感じるセッティング。積極的にタイヤを接地させていき、ゴルフと同じようなダイレクトでリニアはハンドリング特性を持っていて十分に走りを楽しむこともできる。

セカンドシートは3名分が用意されるが、ベンチタイプではなくそれぞれが独立したタイプ。折り畳むことを前提としているだけに、シートはクッション、シートバックともに平板。国産車のようにゆったりと長距離を楽しむというタイプではないが、けっして疲れてしまうというものでもない。

試乗車にはオプションのインテグレーテッドチャイルドシートも装着されていた。サイドプロテクションもしっかりとしていて、安全性は高そうだ。サードシートは意外なほど座れる。セカンドシートをちょっと前よりにしてもらえればけっこうイケる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

《諸星陽一》

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