【アウディ RS3 試乗】豪快そのもの、本格スポーツハッチ…松下宏 | Push on! Mycar-life

【アウディ RS3 試乗】豪快そのもの、本格スポーツハッチ…松下宏

アウディ『RS3スポーツバック』は、本国では先代モデルから設定されていたが、日本では今回の2代目モデルが初登場。アウディのスポーツ部門を受け持つクワトロ社が開発から生産までを手がけたモデルだけに、走りのパフォーマンスは極めて高いレベルにある。

自動車 試乗記
アウディRS3スポーツバック
  • アウディRS3スポーツバック
  • アウディRS3スポーツバック
  • アウディRS3スポーツバック
  • アウディRS3スポーツバック
  • アウディRS3スポーツバック
  • アウディRS3スポーツバック
  • アウディRS3スポーツバック
  • アウディRS3スポーツバック

アウディ『RS3スポーツバック』は、本国では先代モデルから設定されていたが、日本では今回の2代目モデルが初登場。アウディのスポーツ部門を受け持つクワトロ社が開発から生産までを手がけたモデルだけに、走りのパフォーマンスは極めて高いレベルにある。

横置きに搭載されるエンジンはかつてのアウディ・クワトロを想起させるような直列5気筒で、2.5リットルの直噴+インタークーラー付きターボ仕様。動力性能は270kW/465Nmを発生する。リッター当たりのパワーで計算すると150psに近い実力である。『A3』はもちろん『S3』とも全く違うクルマであることが分かる。

コンソールのボタンを押してエンジンを始動すると、ブフォンと空吹かしが入ってドライバーの気分を高ぶらせる。最大トルクを発生する回転数は1625~5500回転と幅広く、低速域から十分なトルクを発生するので、1560kgの重量を苦にすることなくぐいぐいとボディを押し出していく。

アクセルを踏み込んでターボが本格的に効き出してからの加速感は豪快そのものだ。日本の交通環境ではあっという間に上限に達する。ちなみに専用のメーターは300km/hまで刻まれていて、最高速は250km/hでリミッターが作動するという。

25mmローダウンされた専用の足回りはかなり硬めの味付けだ。それでも街中での乗り心地をスポイルしておらず、硬すぎるような味付けではない。相当に引き締まった足回りで、ドライブセレクトでモードを選択することで、味付けを変えることもできる。

753万円の価格は相当に高めの印象だが、専用の仕様をふんだんに盛り込んだ本格的なスポーツモデルを手に入れるには、これくらいの予算が必要ということでもある。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★

松下宏|自動車評論家
1951年群馬県前橋市生まれ。自動車業界誌記者、クルマ雑誌編集者を経てフリーランサーに。税金、保険、諸費用など、クルマとお金に関係する経済的な話に強いことで知られる。ほぼ毎日、ネット上に日記を執筆中。

《松下宏》

特集

page top