【トヨタ プリウス プロトタイプ 試乗】全てに磨きがかかり、全てが洗練された…津々見友彦 | Push on! Mycar-life

【トヨタ プリウス プロトタイプ 試乗】全てに磨きがかかり、全てが洗練された…津々見友彦

目標燃費を40km/リットル(JC08モード、一部グレード)と驚くべき数値を引っ提げて登場予定の4代目となる次期『プリウス』のプロトタイプを試乗した。一言で言えば全てに磨きがかかり、全てが“洗練”されている。

自動車 試乗記
トヨタ プリウス プロトタイプ
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目標燃費を40km/リットル(JC08モード、一部グレード)と驚くべき数値を引っ提げて登場予定の4代目となる次期『プリウス』のプロトタイプを試乗した。一言で言えば全てに磨きがかかり、全てが“洗練”されている。

Cd値0.24のそのエクステリアは3代目のコンセプトを更に進化させたもの。更に『MIRAI(ミライ)』に見られるエコデザインコンセプトが反映された?…と感じさせる、トヨタ独特の未来的なルックスでシャープかつ魅力的に仕上げられている。

室内もすっきりと美しい。宇宙船のような室内はヨーロッパ車に負けないデザインセンスの良さだ。センターメーターは2枚の液晶パネルで見やすい。メーターナセルの縁のラインはドライビングの状態でカラーリングが変わり知らせてくれる。フロントシートも居心地が良く、大きく進化し落ち着くシートも褒めたい。

走りだすと静粛性が高くストレスがない。更に乗り心地が飛躍的に向上。走りの質感が大きく向上している。パワステの質感も高く、心地の良いハンドリング。シャシー剛性が高くそのためレスポンスも向上し、気持ちよく狙い通りのラインに乗せられる。低重心化したため、ロールの小さなコーナリングは素晴らしい。ブレーキもよりナチュラルとなりこれも安心感が高い。

ボディ、エンジン、ミッションと低燃費化には細かく配慮された。ラジエーターマスクにもシャッターを与え、熱管理と空力も向上。EVから1.8リットルエンジンが回るとそのつながりもスムーズ。もっとも、動力性能は現行モデルより1馬力低くなり車重も10kg増えたことから0-400m加速は17秒台にギリギリ入る様子。大人しくなったか。

「トヨタセーフティセンスP」は歩行者検知機能付衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、全車速追従機能付レーダークルーズコントロールを備えるなど、安全性は非常に高く、評価したい。

■5つ星評価
パッケージング :★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

津々見 友彦│モータージャーナリスト
第1回日本GPに出場し、その後日産、トヨタ、いすゞのワークスドライバーとして活躍。現在は自動車雑誌、ラジオ、Car Worldなどに試乗記を書く。サーキット走りとパソコン大好き。今は自転車に凝る。

《津々見友彦》

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